DIYでヘアピンレッグテーブルを
スタッフ
スタッフ

vanillaの村上です。
今回、DIYで男前でヴィンテージライクなローテーブルづくりに挑戦しました!
テーブルの脚はヘアピンレッグと呼ばれるパーツを採用します。今回使うのは826STANDARD UNITのヘアピンレッグと、ホームセンターで購入した木材だけを使った超簡単なテーブルづくりをご紹介します。

簡単とはいえ、インダストリアルかつヴィンテージライクなデザインに仕上げています!
DIY初心者でもできると思います!なんせ僕も初心者です!

今回は「簡単でカッコ良くて安い」がテーマです。

そのため、DIYに慣れている方から見ればかなり荒っぽい作業かもしれませんが、インダストリアルなアジのあるモノとして見てください。

図面はこんな感じです!

hairpinlegs

ヘアピンレッグDIYの図面

決め手はやっぱりヘアピンレッグ
木だけで作ったテーブルよりも異素材を組み合わせることで一気にインダストリアル感が出ます。また、実は脚がキモです。脚次第でカッコ良くも悪くもなります!ファッションと同じです。

ということで作り方をご紹介していきましょう!

また、斜めのラインやヘアピンカーブもコレにしかない特徴で、ヴィンテージライクに仕上がります。

簡単に安くということで、SPF材、通称2×4と1×4(ツーバイフォーとワンバイフォー)という木材だけを使いました。

ホームセンターならどこにでも売っているはずの木材です。
柔らかくて軽く、加工しやすくことからDIYでよく使われる材料です。

なるべく曲がっていないものを選ぶ

なるべく曲がっていないものを選ぶ

また、カットもホームセンターでお願いしました。

有料のカット作業 できるだけ正確にと無理を言う

有料のカット作業 できるだけ正確にとお願いしてみました

寸法どおりにカットしてもらうため、わかりやすい図面を持って行くのがポイントです。

揃えた材料はコレだけ!

ヘアピンレッグDIYの材料

ヘアピンレッグDIYの材料とつなぎ姿のムダな笑顔

テーブルのサイズは、SPF材の規格サイズをそのまま使うことにしたため、加工は極力少なくしています。
テーブルの高さと奥行きは必然的に決まり、幅だけは自由に設定できますが、今回は5:8(概算)という黄金比を採用!
×4を5枚並べた奥行き445mmに対応して、幅は712mmに決定。

寸法どおりにカットしてもらったので、塗装して図面どおりに組立てるだけです。

早速、オイルステインを使って塗装します。
と、その前に、今回のDIYで最も汗をかく作業があります!
紙ヤスリ研磨です!

余った端材に紙ヤスリを巻き付けて

余った端材に紙ヤスリを巻き付けて

カット後の端材に240番の紙ヤスリを巻きつけ、塗装する面を研磨します!

ひたすら表面の研磨

ひたすら表面の研磨 木口面も忘れずに

これをしないと塗料を吸わない部分が出てしまいます(汗)
いきなり山場を迎えますが、音楽を聞きながら焦らずに続ければ乗り切れます♪
もちろん、電動で研磨できる工具「サンダー」をお持ちの方はアっという間に終わります。あっけないくらい。

チーク色の水性オイルステインを塗る

チーク色の水性オイルステインを塗る

今回はツートンカラーでメリハリをつけるため、チークとブラックという塗料を選びました。
×4はチークで、2×4はブラックで塗装します。

ツーバイフォーはブラックで塗装

ツーバイフォーはブラックで塗装

臭いもほとんどなく、すぐに乾くのでとても扱いやすいです。
また、ハケで塗って拭き取るので、塗りムラも起きにくい優れもの。

塗布後は乾いた柔らかい布でしっかり拭き取りましょう!
ただ、木材は部分によって塗料の吸込み方が異なるため、かなりワイルドな表情が出てきます。
DIYの醍醐味とも言えるでしょう!

そして塗装は2度塗りします。

2度塗りで深みを出す

2度塗りで深みを出す 右が1度塗り、左が2度塗り後

面倒くさいと思うかもしれませんが、1度より2度の方が色に深みが出ていいアジになります。
乾いた物から2度目に入りましょう!

ここでポイント!

この時点で、完成した時に上になる面(天井を向く面)を決めてしまいましょう!
そして、上になる面だけを2度塗りするとかなり作業が減ります。

それなら下側は1度も塗らなくてもと思うかもしれませんが、あまりにも色に差があるのもちょっと。。。

2度塗りを終え、30分もするとほぼ乾きます。
次はいよいよ組立。

ここでもちょっとした一手間が必要です。

SPF材にはコーススレッドというネジ山が粗い木ネジを使いますが、ねじ込み時に材が割れてしまうことがあります。
そのため、1×4材には下穴を空けておく必要があります。

ちなみに、下穴はネジの芯(ネジ山を除く部分)と同じくらいの太さのドリルを使います。

ドリルとコーススレッド(木ネジ)

ドリルとコーススレッド(木ネジ)

×4をきれいに並べたら、マスキングテープでネジ位置を決めてしまいましょう!
今回は端から20mmの位置に揃えていますが、ネジ同士の間隔は勘です!(笑)

マスキングテープでネジ位置を揃える

マスキングテープでネジ位置を揃える

ちょっとぐらい間隔がズレても影響がないので、ここは楽をしましょう!
また、貫通した時に下に木材があると穴がきれいに空きます。ここでも端材を使います。

プラスのビットに変更してネジ止め

プラスのビットに変更してネジ止め

合計、60本のコーススレッドをネジ込めば終了です!
そうです、電動のドライバドリルは必須です(笑)

ただ、1つ失敗したのが、ドリルのトルク(回す力)の設定が強すぎて板にめり込むシーンが何度かありました。→アジとします!
ドリルのトルクは最弱にし、ちょっと浮いているくらいで止め、残りは手で揉む(=ドライバーで締める)のがオススメです。

いよいよ最後はヘアピンレッグの取付け。

ヘアピンレッグのオフセット

ヘアピンレッグのオフセット

実はヘアピンレッグを付ける位置によってもかなり印象が変わってきます!
角いっぱいに取付けると斜めのラインが活かされずアンバランスになりますし、座金が見えて格好悪いです。

今回は各辺から30mmずつ内側に入れて設置しました!

Hairpinlegs Coffee Table 完成!

Hairpinlegs Coffee Table 完成!

カリモク60Kチェアと

カリモク60Kチェアと

完成!
着陸したUFOのような立ち姿!

肉厚でたくましい黒い柱に、荒々しい木目のブラウンの板が並んだ、収納もできるコーヒーテーブルです!

ネジの頭を隠してきれいに仕上げる方法もありますが、ヘアピンレッグを使ったインダストリアルなデザインなので、ネジは露出でもOKとしました。

どうでしょう。
創作意欲が湧いてきませんか?

気なる材料費ですが、、、、

826STANDARD UNIT ヘアピンレッグ4本セット17,205

●SPF 1× F 5本→1,040

●SPF 2×4 6F 1本→298

●アサヒペン 水性オイルステイン300ml 2色→1,676

●ネジ類→641

合計 20,860 工具類は含まず

となりました!

オイルステインは半分以上余っているので、正確に計算すると2万円を切る計算になります!
ほとんどが脚の値段ですね。高いですが、DIYにおいてはどの脚より仕上がりに差がでます!飽きたら他にも使えますし!
ジャーナルスタンダードファニチャーのようなインダストリアル系のデザインがお好きなら安い!と感じるかもしれません。

インスタグラムで「hairpinlegs」とうハッシュタグを検索すると参考になる海外の写真がたくさん出てきますよ!
早速これもアップしました!

いかがでしょう。

今回は「簡単でカッコ良くて安い」がテーマなので、材料も加工も限定した初級編と言えるでしょう。
腕に覚えのある方はもっとカッコいい物が作れそうですね!

ぜひ!


実は、続きがあります!
オイルステインは光沢がなくマットな仕上がりです。
ナチュラル系の家具ならマットでもいいかもしれませんが、このデザインならちょっとツヤも欲しいところ。

でもニスやウレタンでテッカテカになるのもキツい、、、

そこでオススメなのが家具用のワックスです!
今回は日本製のアンティークワックスというワックスを使いました!

アンティークワックス試し塗り 手前がワックス塗布済み

アンティークワックス試し塗り 手前がワックス塗布済み

違いが歴然

違いが歴然 というか色が変わっている!?

塗布前と塗布後でこんなに変ります。
というか、クリアのワックスを買ったつもりがウォルナット色だったのです。。。(汗) →アジとします!

しかし、テッカテカにならず鈍く光る程度のツヤが出ます。

本当はあの有名なブライワックスを使ってみたかったのですが、近隣では見つからず、ちょっと高いので今回はこちらで。

チークのステインで着色したのにウォールナット色のワックスを使うというミスをしましたが、このツヤ感には満足です。

ワックス塗布完了

ワックス塗布完了 よりワイルドに

乾いた布でよく伸ばし、同じく拭き取るだけでOKです!
ただし、撥水性は弱く時間と共にツヤもなくなるので、時々塗り足しする必要があります。

20160504diy18

次は何を作ろうかな。。。

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