vanillaのムラカミです。
今日(6/17)は故チャールズ・イームズ氏の109歳の誕生日です。僕が1歳の時に他界されてしまいましたが、1年でも同じ時代を生きれたことを誇らしく思っています。
唐突ですが、みなさんは夢をお持ちでしょう。
今日はクサいことを書きますので覚悟してください(笑)
「頑張る」という言葉をよく聞きますが、そのエネルギーは何から来るのか、考えたことありますか?
夢があるからではないでしょうか。
僕はイームズのラウンジチェアを自宅のリビングの置くことが夢です。簡単には叶わなそうだからこそ夢見るんでしょうね。
僕の息子はスイミングに通っており、クラブ記録を更新するために毎日キツい練習を頑張っています。
その先に何があるわけでもなく、なんの計算もなく、ただ成し得たいと思ったことがあるから夢中になっています。余計なことは考えず、ただただ描いた夢だけを追っています。
その姿を見て、いつも息子に大切なことを教えられていると思っています。
なぜ自分はイームズのラウンジチェアが欲しいのか。
どこに魅力を感じているのか。
ずっと考えていました。
今年(2016年)でラウンジチェアは誕生してちょうど60年になります。60年前にこんなデザインが生まれ、今でも存在しているばかりか、これに憧れる人が増え続けているという事実にとてつもなく感動しています。
当時はもちろん、インターネットなんてものもなく、雑誌もやっとカラーになったくらいでしょうか。
何かを見て参考にするということ自体難しい時代です。
ゼロから何かを生み出すというのは、想像以上の創造力が必要だったはずです。
そんな時代にこのデザインが誕生したことがどれだけスゴいことか。生きていれば109歳のチャールズ氏に思いを馳せるばかりです。
自宅に帰ってこの豊満なクッションに身を預け、一日の疲れを癒してもらえば、同じ「時間」でも随分と長く感じるはず。
惹かれる理由をデザイン面でも座り心地の面でも語ろうと思えば語れますが、実はそんな理屈はあまり重要ではなく、毎日これに座っている自分が幸せだと感じたなら、それが1番大切だったりします。
細かいことはさておき、黙ってこれに座りながら思うわけです。
50年後も愛されるモノづくりがしたいと。
存在しない新しい物を作るのが目的ではなく、名作をそっくりにコピーすることでもなく、永く愛されるモノを生み出したいと。
そのためには、まずは自分が夢を叶えなくてはなりません!
どんな感動やロマンが待っているのかを体感し、表現できるように。
そう家族を説得しようかと。。。
想像してみてください。
このイスに座っている自分を。客観的に。
もし僕より先に僕と同じ夢を叶えた方、先輩としてぜひそのロマンを伝えてください。何が待っているのかを教えください!