vanillaのムラカミです。
9月17日、福島県郡山市にあるNitcho(ニッチョウ:日本調理技術専門学校)さんのフードフェスにて、イームズチェアやカリモク60を使ったミッドセンチュリーカフェをオープンしました!
vanillaのインスタグラムでも現場からアップしてましたが、改めて記事にしようと思います。
Nitchoさんは日本中の有名シェフ、料理人、パティシエ、菓子職人のサポートがある実践的な授業と実習が充実した調理の専門学校です。プロの現場に直結しており、就職の強いサポートにもなっています。
このフードフェスは毎年開催されているそうですが、地元の僕らも知らなかった隠れたグルメイベントになります。
それもそのはず、メインの来客は学生さんのご家族やお友達、高校生や周辺地域の方々。
それでもかなり大盛況で、駐車場に停めるために待ち時間が生じるくらい。
よって、当店では事前にお知らせできずスミマセン。
まさに知る人ぞ知るフェスです。
料理の学校だけに、目の前で作る料理はめちゃくちゃ美味いんです!
一味も二味も違い、とても得した気分になりました。
本物の良さを改めて感じました。
イベントに参加したキッカケは、この学校の総合的なデザイン、ブランディングを任されているSCOREの佐藤さんのオファーから始まります。
実際にオープンしたカフェはたった5時間弱。
vanilla koriyamaの8割の家具を持ち込み、vanilla utsunomiyaからもハイエースいっぱいの家具を搬入しました。
なぜそこまでして参加したのか。
「これから自分のお店を持ちたいと夢見る学生に、本当のカフェを知ってほしい」という佐藤さんの言葉が大きかったかもしれません。
毎年コンセプトが異なり、今年はカフェに決まったものの、実際に家具をどうやって準備しようと悩んでいたようです。
最終的には学生達が私物を持ち込んで、、、
という案もあったようですが、せっかく本格的な料理を提供しているのにそれではもったいないと。
人の感覚は時に鋭く、時にデタラメだったりします。
例えば、素材にこだわった一流の料理を、ゴミ屋敷のような空間で食べるとのオシャレな空間で食べるのでは全く違う味になるのではないでしょうか。機械で測定すれば味は同じはずです。
一番違うのは満足度でしょう。
また食べたいと思うかどうかの違いでしょう。
昔から百聞は一見い如かずと言うように、目から得る情報の影響力はとても大きく、時に答えを180°変えてしまうことさえあります。
何が正しいかよりも、どう感じるかの方が大切な時もあると思います。
このウェブマガジンも、写真があるとないとでは全く情報量が違うはずです。
文字だけだったらまた見たいなとは思われにくはず。
…とても困ります(汗)
ゆえに、今回頑張りました!
このイベントの準備設営の際、学生さんや講師の方に感想などを聞きましたが、正直ここまで変るとは思っていなかったようです。
また、イームズのチェアやカリモク60を知らない学生さんは、目をキラキラさせながら商品を見て座って撮っていました。
一脚ずつ座り心地を確かめるシェフの方もいれば、価格を聞かれるシーンもあったり。
僕らも初めての経験でした。しかも展示品だけでとなるため、全て違うイスになりました。
ここまでバラバラなカフェはあまりありませんね。
でも意外に、「どれに座ろっかな♪」と選ぶ楽しさもあったはずです。
当店は「こんなこともやりますよ」という体制ではありません。初めての試みです。
実は一度はオファーをお断りをしました。
ショップを臨時休業にする必要もあったため。
ただ、これからプロになろうと夢や希望を持った学生さんに、何か伝えられるならという思いから、今回は全力でご協力させていただきました。
慣れないことで段取りも悪くご迷惑をおかけしたシーンもありましたが、何かを感じてくれたと確信しています。
また、ハウスメーカーさんやビルダーさんなどのオープンハウスに数点だけ貸してほしいといった場合はショップにご相談ください。内容にもよりますが、ご協力できるかもしれません。