僕がインテリアにハマったのはイームズチェアに一目惚れしてからです。それまでは洋服ばかりにお金を使ってました。
イームズチェアに出会ったきっかけはというと。。。
簡単に言うとモテたい！という欲望からですね 笑
洋服がどんなにオシャレでも部屋がイマイチだと、それを知られた瞬間にダサい人になってしまうと思ったんです。
外でデートしてればいいじゃん！とか思っていましたが、でもいつかお部屋にお招きするじゃないですか！
その〜、あれですよ。
もっと親密になるために。。。笑
でも部屋がイマイチだからお招きできないとは言いづらく、なんとなく誤魔化して避けてばかりいたら、何か隠してるとか思われても仕方ありません。
交際し始めってそういうことにシビアですよね。
オシャレな服着てカッコつけてやっとカノジョができても、部屋がイマイチだとあまり見せたくないですよ。
で、ちょっとはインテリアにも気を遣わないとと思い、地元で知る人ぞ知るvanillaに走ったわけです。
今ではそのvanillaで働いているという、ハマったどころじゃなく、人生を賭けている状態です 笑
かといって、２０代の当時は服にもインテリアにもお金をかけることはできません。
他にも車やカラオケ代、スノボに合コンに飲み代に、、、
無理ですよ。
結局インテリアの優先順位はかなり低くなるんです。家を建てる時もそうですが、家具の予算はドンドン減っていくんですよね汗
そこで何をしたのか。
洋服を減らしました。正確には売りました。
当時はポールスミスとかキャサリンハムネットとかヘルムートラングとか、そんなブランド物ばかりを選んでました。それがステータスでした。
素材にもこだわるタチなので困ったものです。まぁ、それはそれで当時は満足していましたね。ロマンですから。
でもインテリアをどうにかしなければならないので、思い切って無駄に高い洋服や靴を売りまくりました。
洋服も靴も実は、その価値や素材は自分にしかわからないんです。
特にそれに興味のない異性には全くその価値は伝わりません。
パッと見、トータルで平均以上にオシャレならそれでいいと判断しました。
いわゆるファッションマニアを唸らせるなんて考えず、女性ウケするギリギリのラインを目指したのです。
その分、インテリアにちょっとこだわれるユトリができました。
しかも、洋服を減らしたことで部屋がかなり広くなりました！
これは予想外の結果ですが、実はインテリアにはとても大切な余白を生み出すことにも繋がったんです。
ゴチャゴチャのギュウギュウではいくらカッコいい家具があっても台無しです。
まずはやっぱりイームズです。一目惚れですから。
イームズと言えばこのシェルチェア
当時はヴィンテージの方が多いくらいだったので、今ほど選択肢はありませんでした。１５、６年前です。
イームズが１脚あるだけで部屋はガラリと変わりました。
本当に信じられないくらい。
遊びに来た友達も（男女問わず）なんか部屋がオシャレになったよね！と。
この時の変化は、服が減ってスッキリしたことと、イームズチェアが入ったこと。
そして、天井の丸い蛍光灯を外して電球色のペンダント（天井からぶら下げるように取り付ける照明）に変えただけ。
たったこれだけでかなりの変化が出ました。
照明は白い蛍光灯の光よりも電球色の暖かい光の方が雰囲気が出ます。akari 37D
照明は昼間と同じくらいぜーんぶ満遍なく明るくするのではなく、最低限の明るさをベースに、部分的に明るくするのがポイントです。太陽ではなく星と考えます。
本を読むならその手元だけ明るくすればいいんです。
全体的に薄暗い方がリラックスもできるしオシャレに見えるんです。なぜなら陰ができてメリハリが出るからです。昔は居酒屋効果と呼んでました！
照明によるインテリアの変化についてはまた今度じっくりと。
もしこの時にカリモク６０Ｋチェアを知っていたら、絶対に買っていたと思います。
だって、完璧じゃないですか！
イームズとカリモク６０Ｋチェアなら間違いなくオシャレ
上の写真は当店のスタジオで簡単にレイアウトしたものです。
イームズチェアは展示品の在庫の関係でFRPを使っていますが、ポリプロピレンタイプでもぜんぜんアリです。
これで総額16万円くらいです。
洋服代が月に１万円だとしたら１年と４ヶ月分です。
２０代でイームズとカリモク６０を持っていたら最強ですよ！当面はインテリアへの投資は必要ないくらいです。
（vanillaのムラカミとしてはこれでOKではなくドンドン進化して欲しいというのが本音ですが 笑）
Ｋチェアのボタンとステッチは陰影が強く出ていい雰囲気
あとはグリーン（植物）をいくつか置けば間違いなくオシャレな人です。今ならどこででも多肉系やサボテン、モンステラなどが手に入るので羨ましいです。
一方、ファッションですが、ベーシックなアイテムを残しました。白シャツとジーパンを３、４本、チノパン、カーゴパンツ。スウェットにパーカーにオールスターとスーパースターなどなど。
どれをどう合わせてもそんなにダサくはならない定番中の定番ばかりです。
後に３０歳を過ぎ、結婚し、インテリアもそこそこになってからはトリッカーズやオールデンに手を出し始めましたが…。
それよりも、イームズが部屋にあることにテンションが上がりました！
カノジョはできたけど部屋に招くのはちょっと…
と思っているなら、こんな感じでインテリアとファッションのバランスを考え直してみはどうでしょう！
洋服には月に１、２万円使っているけどインテリアにはほとんど使っていないという方、絶対にそのバランスは見直した方がいいと思います！
結果、もっとオシャレな人になります！
まずはイームズかカリモク６０のＫチェアがオススメです。
似て非なるモノでは逆に自分の価値がマイナスになってしまうかもしれません。今はそういうのがすぐに見分けられる時代ですので。
思い切って本物を手にいれてみてください。絶対に格が上がります。そして、自分に自信が持てるようになります。
自信のある人の言動は他人に魅力を感じさせるものです。
結果、モテます。（これはちょっと強引ですね 笑）
でもだいたい想像はつくと思います。
猫背で小声で目が泳いで話す自信なさそうな人と、笑顔で堂々と声を張って話す自信ありそうな人。どっちが魅力的でしょうか。
異性にだけではなく、同性からも一目置かれるようになります。
でも、グーグル先生に教わり、知っただけではそこまでの自信にはなりません。体験することが最も大切で、その事実が大きな自信になります！
これは４０歳になった僕が２０代の自分に言って聞かせたいことです。
かといって、若いうちから高価なモノばかり揃えてしまったら、違うところにシワ寄せがいきます。１脚数十万円の椅子が必要なわけではありません。ほどほどでいいんです。
インテリアはファッションと違って毎日変えることではなく、季節で変えることさえも稀な分野です。
つまり、壊れない限りかなり長期間共に過ごすことになるはず。ということは、そのセレクトが長い年月をかけて自分のセンスや人間性に少なからず影響を与えることになります。
センスは生まれ持っているものではなく、自分で育てるものです。（ちょっとウザいと思われそう 汗）
イームズやカリモク６０は、インテリアのビギナーから上級者までおすすめできます。ゼロから生み出されたちゃんとしたプロダクトです。
イームズとカリモク６０、グリーンにちょっと小洒落た照明
２０代の一人暮らしのインテリアとしては最強と言えるインテリアアイテムです！間違いありません！
価格は安くはありません。
でも、僕たちプロから見たら高くもありません。正直、コスパの高さはバケモノ級です。
クドいですがこれだけでかなりオシャレと言える空間です。
品質や機能といったウンチクも大切ですが、客観的にオシャレだと感じさせる、目で見てわかるデザインも大切です。これはファッションと同じですね。
ロングセラーという結果がそれを裏付けています。
どんなに高機能でもダサかったら選ばれないことが多く、逆に、すごく安いとオシャレでもちょっと心配です。
不満、不足、不備を解消するための買い物は安いほどありがたいですが、快楽や欲望を満たすための買い物は価格よりもその効果が重要です。
インテリアもファッション間違いなく後者でしょう。
バランス良く、自信を身につけながら成長していく。
vanillaではインテリアの面でいろんなご提案をすることができます。
無理はさせません。
等身大からちょっと背伸びしたい方までをサポートします。
逆に、メッチャ見栄を張りたいという場合、当店ではお力になれないかもしれません。
