vanillaのニイツマです。
北欧の名作、ルイスポールセン(Louis Poulsen)PH5。vanillaでも好評で人気アイテムの一つですが、SNSでよく目にするおしゃれなダイニングのインテリアコーディネートでは、必ずと言っていいほどPH5が登場します。
お店でもSNSを見て現物を見にきました!という方も多く、皆さんPH5のおしゃれなデザインに憧れを持たれているようです。ですが、同じくらい、どのくらいのテーブルサイズに合わせられるのか迷われている方も多い印象です。
そこで今回のブログではルイスポールセンのPH5はどのサイズのテーブルと相性が良いのか実際に検証していきます。照明の明るさは感じ方に個人差もあるので、正直なところ一概に正解はありませんが…、ダイニングのコーディネートの参考になれば幸いです。
PH5をご検討中の方は、vanillaオンラインショップで特集ページもご用意しておりますので、合わせてご覧ください。
ダイニングテーブルとペンダントライトの関係性
実際の検証に入る前に、ダイニングテーブルとペンダントライトの関係性をおさらいです。
一般的にペンダントライトが1灯の場合は、テーブルの横幅(長辺)に対して約1/3程度の大きさを目安にペンダントライトを選びます。例えば、テーブルの横幅が150cmであれば、ペンダントライトの大きさは50cmが一つの目安ということですね。
選ぶペンダントの大きさが決まったら次は吊るす高さです。おそらくこの高さをどのくらいにするか迷う方が多いと思います。
高さは一般的に、テーブルの天板とペンダントライトの下端の間が約70〜80cmを目安に吊します。この高さについては、ペンダントライトのデザインや、お子さんが触れてしまうかどうかなどで変化しますが、吊るす位置が高すぎるとペンダントライトの灯りがテーブルに届かずに薄暗くなってしまいますので注意が必要です。
整理するとこちらになります。
・大きさの関係性:
→テーブルの横幅の約1/3がペンダントライトの大きさの目安
・高さの関係性:
→テーブル天板から70〜80cmの高さが吊るす目安
ルイスポールセンの推奨
そしてここからはルイスポールセンが推奨するPH5の使い方について。上記の通り一般的な考え方に基づいてPH5を使ってももちろん問題はなく、それが失敗ということもありません。
ですが、PH5のメーカーであるルイスポールセンは当然ながらPH5の特性・構造を熟知しています。さらにはPH5の製品としての特徴だけでなく、PH5が生まれた北欧デンマークの暮らしも知っているわけです。
だからこそ、ルイスポールセンが推奨する使い方を取り入れることで、PH5がもたらす快適な暮らしや居心地の良さを自分の部屋で実現できるようになります。
ルイスポールセンでは、PH5を1灯で使う際のダイニングテーブルの横幅は100〜180cmを推奨しています。100cmならお二人で使ってもゆったり目。180cmなら4人で余裕がありますし、合わせる椅子や使い方によっては6人以上で使えるサイズですね。
高さについては、ルイスポールセンでは一般的な高さよりも拳ひとつ分くらい低めの60cmを推奨としています。この60cmという高さは、座った際の座る人の表情やテーブルの上の食事を美しく照らしながらも、PH5本体を見ても眩しくない位置になります。
そして何よりもテーブル・椅子という平面的な要素に、適正な高さのペンダントライトが組み合わさることで、ダイニング空間が立体的になりインテリア性を高めてくれます。
ルイスポールセンの推奨(PH5を1灯の場合)
・テーブルの大きさ:横幅100〜180cm
・吊るす高さ:テーブル天板から60cmの位置
また、PH5は光が上方向や横方向も照らす全般照明ではありません。PH5はそのシェードによってテーブル面に光を集めることで、あくまでも下方向をメインに照らします。シェードの構造上、少しは上・横方向にも光が向かいますが、基本的に同じダイニングでも高すぎる位置や、リビングで高く吊してお部屋全体を照らしたいような使い方には不向きといえます。
照明は「お部屋全体を照らすもの」ではなく、「必要な場所を必要なだけ照らすもの」と考えてあげると、メリハリがついてより良い使い方ができます。PH5を購入して失敗した、というお声も耳にしますが、それはきっと正しい使い方ができていないからかもしれません。
vanillaのおすすめは150cm
じゃあ実際はどのくらいのテーブルがおすすめなのか。ということで、上記でお伝えした一般的な考え方とルイスポールセンが推奨する使い方を踏まえ、PH5に合わせるダイニングテーブルのサイズとして、vanillaでは横幅150cmのテーブルをおすすめします。(写真はカリモク60ダイニングテーブル1500ウォールナット)
ダイニングテーブルのサイズの中でも150cmは一般的で、さまざまなメーカーでもほぼ間違いなくラインナップされています。もちろん4人で使うにも十分なサイズな上に、150cmの1/3は50cmでPH5の直径50cmと同じ。まさにベストな組合わせと言えます。(写真はKNSキャストールテーブル 150)
ルイスポールセンが推奨する180cmの場合でも、4人で使うなら明るさは問題ありません。ただ、150cmと比べるとテーブルの両端の明るさが落ちますので、180cmの横幅をめいいっぱい使うことが多いのであれば、PH5をPH5ミニに変更して2灯吊りがおすすめです。(写真はKNSキャストールテーブル リノリウム 180)
いかがでしたでしょうか。今回のブログではルイスポールセンのPH5に合わせるテーブルについてご紹介しましたが、この内容もほんの一例で、使う方のライフスタイルによって最適な使い方は変わります。
vanillaオンラインショップでは、様々なメーカーのダイニングテーブルを使って、PH5とPH5ミニの明るさ比較を行なっておりますので、下記からぜひご覧になってみてくださいね。
この記事に登場した商品