ルイスポールセン(Louis Poulsen)社員邸訪問
ニイツマ
ニイツマ

vanillaのニイツマです。

6月15日〜20日で訪れたデンマークはコペンハーゲン。社長とニイツマの二人での海外出張の様子をご紹介していきます。今回のブログではルイスポールセン(Louis Poulsen)について、社員邸訪問の様子をお伝えしていきますね。

海外出張の目的となった、「3days of design」についてはこちらのブログもご覧ください。

130年の歴史を照らすルイスポールセンの灯り

訪れたのはコペンハーゲンの中心地からタクシーで15〜20分離れたエリア。デンマークに到着してから2日目、市街地の賑やかさがまだまだ新鮮な頃でしたが、そんな中心地の喧騒から離れて少し穏やかさを感じる街並み。

穏やかな住宅街

昔は小さな農村だったというエリアは産業革命後に工業化が進み、世界的にも有名なビールブランド「カールスバーグ」の本拠地にもなった場所だったそう。その後は再開発があり、今では歴史的な建築と新しい都市文化が融合するスポットとして注目されています。

街を歩けばルイスポールセンの照明が

今回お世話になった社員の方のご自宅は、そんな歴史ある街の一角に建っています。かつてはカールスバーグの労働者向けに建てられたという煉瓦造の住宅で、なんと築130年以上。周囲にも同じデザインの家々が並び、街全体にどこか懐かしく温かみのある趣が漂っていました。

窓際にはPHのテーブルランプがちらり

訪問させていただいたご自宅は、丁寧に手入れが施されており、長い歴史を感じさせながらも、古さをまったく感じさせない心地よい空間でした。


一室多灯。暮らしを豊かにする照明選びのコツ

ここからはお写真多めのご紹介ですが、どのお部屋も本当に素敵にコーディネートされており、まるで映画の世界を体験しているようでした。

ダイニングでは2灯吊り(サイズはPH3/3※過去の限定品)

今回お世話になった社員の方はご夫婦でルイスポールセンにお勤めということもあり、室内の照明のほとんどがルイスポールセン。

リビングでは多灯使いでコーディネート

日本の住宅で多くみられる埋め込みのダウンライトなどはなく、ペンダントライトやテーブルライト、フロアライトなどの照明器具を組み合わせる、一室多灯でコーディネートされていました。

ルイスポールセンのペンダントライトにはコードハンガーが付属されていますが、吊るしたい場所に電源がない場合は天井にコードハンガーを打ち込んで取り付けを行います。ピンと張るよりは写真のように少し余裕を持たせてあげるとバランスが良くなります。

吊るす場所に応じて位置を調整(通称:ジャンピング)
小ぶりなペンダントを高く吊るした廊下(パークフース※廃盤品)

一室の中でも、1スペースに1つ照明が置いてあることが多く、自分たちの暮らしの動線を意識した「必要な場所に必要な灯り」という考え方が伝わってきました。

一室多灯にすると自然とお部屋の中に陰影が生まれます。陰影が生まれることで、空間にメリハリができるだけでなく、暗さがあることによって明るさが際立ちます。程よい陰影は落ち着きも与えてくれるので、リラックスするのにもピッタリですよね。

テーブルランプが置けない場所にはウォールランプを
お気にりのアートを引き立てるPHテーブルランプ

暮らしの中で輝く名作

ルイスポールセンの照明は決して安価なものではないからこそ、購入後はつい丁寧に、大切に扱ってしまいますよね。実際、ニイツマ自身も自宅では「これ以上ないくらい大事に」使っているわけですが…。

そんな中、今回の訪問で印象的だったのは、ルイスポールセンの照明が過剰に構えず、自然体で暮らしに溶け込んでいたこと。

作業をするときに手元を照らす灯りは欠かせません

まるで美術品やアートのように特別扱いされるのではなく、日常の光として当たり前に使いこなされている姿がとても素敵でした。

丁寧に、でも過保護にはしすぎず。暮らしを照らす道具として、名作たちがちゃんと”働いている”姿に、リアルな北欧の使い方を感じました。

そしてご主人は技術者ということもあり、ご自身でお手入れしながら長く使えるのは羨ましい限り。ただ、特別な技術がなくともルイスポールセンでは保証サービスや万が一に備えてのパーツなども各種ご用意があるのでご安心ください。

ご主人の秘密の作業場
修理待ちのPHペンダントランプ

また、色の使い方も勉強になるポイントばかり。日本と違い夏が終われば長い冬がやってくるデンマークなので、その長い冬を快適に過ごすために室内での過ごし方には、とりわけこだわりがあります。この辺りは日本との気候の違い文化の違いが見えるところではありますが、インテリアコーディネーターの方ですか?と思ってしまうくらいインテリアセンスの高さが伺えました。

ブルーを基調にコーディネートされた寝室

内と外を繋ぐルイスポールセンの灯り

屋外の壁面にもウォールランプが設置され、銅素材のシェードは経年変化が進んで古美とも言える緑青色に。130年の建物にふさわしい、時の流れを感じさせるウォールランプのセレクトはさすがだなと思いました。

歴史を感じさせるPHウォール
素敵なおもてなし

庭先にある納屋の壁面にもウォールランプが見えます。庭の中にも屋外用のボラード照明が設置され、室内だけでなく屋外も素敵に照明コーディネートがされていました。

トルボーウォール
ビュステッド ボラード(日本では取り扱いなし)

あいにくこの日は見ることができませんでしたが、もう少し暗くなれば、照明とブルーアワーが作る美しい時間が楽しめそうです。庭先で飲むワインは格別なものでしょう。

お手入れされた庭先

今回の社員邸訪問はデンマーク出張の中でも特に楽しみにしていた時間でもあります。隅々まで見学させていただき本当に感謝しかありません。Ullaさん本当にありがとうございました!

ささやかながら、日本からのお土産としてバニべこをプレゼント。日本がお好きと伺っていたので、ジャパニーズフォークアート気に入っていただけたら嬉しいです。

海を超えたバニべこ

Tak, Ulla, for at vise mig dit vidunderlige hjem. Det var den del af mit besøg i Danmark, jeg havde glædet mig mest til. Jeg bruger også Louis Poulsen-belysning i mit hjem, og nu elsker jeg det endnu mere! Jeg håber, du også kan lide “Vanibeko”-souveniren.


あっという間に時間が過ぎ気づけば夜に。夜といっても日本の夕方前くらいの明るさはありましたが(笑)、最後は場所を移してお世話になった社員さんを囲んでディナータイム。美味しい料理に舌鼓を打ちながらヒュッゲな一日が終わりました。

今回のブログではルイスポールセンの社員邸訪問の様子をご紹介しました。次回は名作が生まれる、ルイスポールセンの工場見学の様子を更新しますのでそちらも楽しみにお待ちください。



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