vanillaのニイツマです。
今日は2026年4月1日から販売がスタートするルイスポールセンの新作コレクション「PHセンテナリー・コレクション」をご紹介します。今年の春前2月には人気のパンテラシリーズに「PANTHELLA THE ORIGINALS」が登場していますので、あわせてご覧ください。
PHランプのシンボル。3枚シェードシステムが100周年
ポール・ヘニングセンが考案したPHランプの象徴ともいえる「3枚シェードシステム」。ヘニングセンが”良質な光のための機能的デザイン”を求めてたどり着いたこの革新的な照明設計は、1926年に誕生して以来、まぶしさを抑えながら空間をやさしく照らす光を実現してきました。

元々は建築家としても活躍をしていたヘニングセン。人々の生活環境を提供する、良質な住宅をデザインするということを使命としていました。その中でルイスポールセンと協業が始まる前から自身で照明のデザインを手掛けていましたが、1923年頃からルイスポールセン社との取り組みがスタートします。

そんな中、ルイスポールセンとヘニングセンの共同開発で生まれた初めての製品がお披露目となったのが、1925年のパリ博覧会のデンマーク会場。それはパリランプと呼ばれる金属のシェードを6枚使ったペンダントランプでした。このパリランプは当時高い評価を得ることになりますが、ヘニングセン自身は光の効率や、グレアの観点から満足することなく、より良いものを求めて問題解決に挑みます。

そして1926年、フォーラム展示場の照明として採用されたPHランプが、3枚シェードシステムの原型となっています。当時は直径85cmと60cmのサイズが採用されていたそうです。

PHランプのシェードは対数螺旋に基づいたカーブで設計されており、光源を直接見せることなく、光を効率よく反射させながら拡散させる構造になっています。これにより、目に優しくテーブルや空間全体を柔らかく包み込む光が生まれます。

この画期的な構造が誕生してから100年。その節目を記念して、ルイスポールセン から発表されたのが「PH CENTENARY COLLECTION」です。
PH CENTENARY COLLECTIONのラインナップ
PH CENTENARY COLLECTIONのラインナップは、PH 1/1 シャンデリア、PH 3/2テーブルランプ、PH 3 1/2–2 1/2 フロアランプ。その中でもPH 1/1シャンデリアは存在感があり、3灯・6灯・9灯といったバリエーションが用意されています。あいにくvanillaではお取り扱いがないので、詳細はルイスポールセン公式サイトをご覧いただけたらと思います。

vanillaで取り扱いのあるモデルとしては、PH 3/2テーブルランプ、PH 3 1/2–2 1/2 フロアランプの2種類をご用意しています。
■PH 3/2 テーブルランプ
PHランプらしい柔らかな光を存分に楽しめるモデル。ペンダントランプではないので今あるお部屋にも取り入れやすく、リビングのサイドボードやベッドサイドなど、日常の空間に取り入れやすいサイズ感が魅力です。一回り小さいPH2/1テーブルも人気ですが、PH3/2が持つテーブルランプとしての存在感も楽しむことができます。


■PH 3 1/2–2 1/2 フロアランプ

お部屋の角に置いて空間全体の奥行き感の演出や、ソファやラウンジチェアの横などに置くことで落ち着いた時間を作ってくれます。フロアランプならではのスッと伸びた本体と3枚シェードのフォルムの対比がが美しく、昼間はオブジェのような存在感を放つのも特徴です。

記念モデルならではの特別仕様
PH CENTENARY COLLECTIONは、PHランプの100周年を記念して登場した特別なシリーズです。PHランプが持つ基本構造はそのままに、記念モデルならではの仕様を採用しています。
本体は落ち着いた雰囲気をもつ真鍮のエイジング加工仕上げ。新品ながらも経年変化したような美しさがあり、マットな仕上がりは定番のモデルにはない落ち着きを感じさせます。テーブルランプの場合は、限定品では定番となった本体下部につくスルー・スイッチのアナログ感がよりクラシックな佇まいです。フロアランプもフットスイッチは本体と同じ仕上げになっています。

シェードについては、ボトムシェードとミドルシェードは通常の乳白ガラスと同じですが、トップシェードに琥珀色のガラスシェードを採用しています。ただ、これまで過去に登場した琥珀色のシェードとは少し違いがあり、琥珀色と乳白色のガラスを合わせて、外側と内側に透明のガラスをあわせた四層構造になっています。


純粋な琥珀シェードよりも乳白ガラスが合わさることで、琥珀の奥行き感が抑えられ”色としての琥珀”が楽しめます。トップシェードだけ色が違うPHランプは当時も人気があったモデルのようで、この配色自体PHランプのオリジナルを彷彿させる仕上がりといえます。
名作PHランプが生み出す美しい光
PHランプが長く愛され続けている理由は、デザインの美しさだけではありません。最大の魅力は、やはり「光の質」にあります。3枚のシェードはそれぞれが光を反射しながら拡散する役割を持ち、光源を直接見せないことで眩しさを抑えます。そして、反射された光が穏やかに広がることで、空間に柔らかな陰影が生まれます。

これは単に部屋を明るくする照明ではなく、空間の雰囲気そのものを整える光と言えるでしょう。100年前に生まれたこの設計思想は、今もなお世界中で支持されています。PH CENTENARY COLLECTIONは、その普遍的な魅力を改めて感じさせてくれる記念シリーズです。

オンラインショップでご紹介している動画で「PHOREVER」の文字が登場しますが、 これは「PH FOR EVER」をあわせたルイスポールセンの造語だそうです。今までの歴史とこれからもずっと続いていく意味が込められています。
今回のブログはここまでのご紹介となりますが、PHセンテナリー・エディションはvanillaオンラインショップ、実店舗キナルバニラで販売が開始しておりますのでぜひご覧ください。
展示状況について
今回ご紹介したPHセンテナリー・エディションは、「PH 3 1/2-2 1/2 フロアランプ」をキナルバニラにて展示を予定しております。詳しい展示状況は店舗までお問い合わせください。まずは店頭で実物をご覧いただけたらと思います。

この記事に登場した商品


ルイスポールセン(Louis Poulsen) PH 3/2 テーブルランプ センテナリー・エディション(CENTENARY EDITION)
ルイスポールセン(Louis Poulsen) PH 3 1/2-2 1/2 フロアランプ センテナリー・エディション(CENTENARY EDITION)


