カリモク60 Kチェアの座面の中身にあるSバネ

カリモク60風ソファとKチェアの違いを比較してみました−第3弾

前回から引き続き「Kチェア風のソファ」と本物のKチェアの比較第3弾です!

第1弾の比較は梱包状態や実際のサイズ感をご紹介し第2弾では細かなディテールを見てきました。

 さていよいよ座り心地などを詳しく見て行きたいと思います!

Kチェアの快適性のヒミツなども踏まえて「Kチェア風ソファ」との比較をしてみます。

【座り心地が快適なのはどっち?】

ではいよいよクッション性を比較してみます。

カリモク60風ソファとKチェアに膝をついてクッション性を比較
カリモク60風ソファとKチェアに膝をついてクッション性を比較

画像ではあまり分からないのですが、実際に座ってみた感覚ではKチェアは弾むような弾力性がありますがソファAは底づき感がありました。

個人的な意見とはなりますが、例えて言うならKチェアはトランポリンのような弾む感覚、ソファAは体育館にあった体操マットのような硬い感覚です。

ソファAにもKチェアと同様にSバネが使われているそうです。

カリモク60 Kチェアの座面の中身にあるSバネ
カリモク60 Kチェアの座面の中身にあるSバネ

シートの形状から見ると底づき感の原因が分かると思います。

カリモク60風ソファとKチェアの座面の形を比較
カリモク60風ソファとKチェアの座面の形を比較

Kチェアは座面がふっくら弧を描いています。

これは中のSバネをわざと膨らませて取り付けられているので、このSバネを曲げることで弾むような弾力感が生まれるのです。

座ると曲げられたSバネが荷重に対して最大限反発力を発揮することで、クッション性が向上しています。

これに対してソファAは完全に座面がフラットです。

これではせっかくSバネを使っていても、座ってしまえばSバネに荷重が掛かることでバネが下に伸びきってしまい、弾力が出ずにむしろ伸びきったバネにお尻が当たり底づき感を感じてしまいます。

さらに、着座した状態で脚を前に伸ばして座ってみると、太ももの裏の部分がソファの縁に当たるのですが、この縁に当たった感覚が大きく異なります。

カリモク60風ソファとKチェアに座ったときの快適性の比較
カリモク60風ソファとKチェアに座ったときの快適性の比較

Kチェアは緩やかに先端に向かってカーブしているのでソファの縁が当たってもSバネと中のウレタンのおかげで柔らかく脚を受け止めてくれますが、ソファAの方は座面が先端に向かって上向きになっているのでソファのフレームが膝裏に強く当たり堅いものが当たる感覚がありました。

今回検証した「Kチェア風のソファ」はカリモク60 Kチェアの人気が高まるにつれて多数のメーカーからリリースされていたようです。

ですが2016年10月現在ではその数も少なくなってきています。

実際に調べてみると「Kチェア風のソファ」で過去に販売されていたソファが生産終了となっているのも確認できました。

これも本物が選ばれてきているからこそ、自然と淘汰されその数が減少しているのだと思います。

中には今回の検証したソファよりも露骨に「カリモク60 Kチェア風レプリカ」や「昭和レトロスタイル」「北欧」「カフェスタイル」「モダンスタイル」など商品名に紛らわしい言葉を使っているお店もあるようです。

もしカリモク60のKチェアを探している方が気がつかずにKチェアに似ているソファを購入してしまったら、想像もできないほどにがっかりされてしまうことでしょう。

いずれこうした紛らわしい商品も姿を消すかもしれませんが、手を替え品を替え今後も途絶えること無く人気のものに便乗した商品が新たに産まれてくることも予想されます。

人によっては必ずしも本物でなければならないと言う価値観の方もいらっしゃるかもしれません。

ですがこうしてカリモク60 Kチェアが多くの方から指示を受け、レプリカが姿を消してきていることからも本当に望まれているのは何なのかと想像しやすいかと思います。

【本物を所有するステータス】

最後になりますが、Kチェアはほぼ全ての製造工程において職人の手が加えられています。

座面や背もたれの張り込みとボタン留め、アームの面取り、サンディング、塗装など熟練の職人によるチェックと手作業によって丁寧に仕上げられています。

ですがソファAには所々に小さな傷や塗装溜まりなどが見受けられました。

カリモク60風ソファに見受けられた多数の傷
カリモク60風ソファに見受けられた多数の傷

機械化し製造コストを抑えたことでお客様が安く購入することが出来るのもメリットの一つではありますが、愛着を持って使うのであればやはり質の高いものをおすすめしたいと思います。

今回の検証の結果、精度に関してはやはり国産であるカリモク60が細かなディテールや座り心地で上回っていると感じました。

と言っても、価格ではソファAの方がはるかに安く値段相応で見れば妥当とも言えるクオリティにも感じました。

そしてディテール以外にも、カリモク60はアレルギーの原因にもなるホルムアルデヒド対策としての基準が設けられている中で、F4スターを獲得しているので安心感がありますが、ソファAは基準値を超えているのか不明です。

またカリモク60は3年間の保証がつくのに対し、ソファAは1年間の保証。

もちろん保証が必要となる前提で製品が作られている訳ではありませんが、家具に対して3年間の保証がつくと言うのは製品に対する絶対の自信の現れでもあり、毎日使うものだからこそ安心して使えるのだと思います。

今回の検証結果をご理解いただいた上でどちらを所有されるかは個人の自由ではありますが、いずれにせよ後悔の無い選択をされることが一番です。

たとえば、家族や友人が訪れた際に見た目がそっくりなソファAでもてなすのか、ごまかしの必要がない本物のソファで快適な空間でもてなすのか。

イームズシェルチェアのレプリカ同様、後々になって「やっぱり買うんじゃなかった、本物にしておけば良かった」と思う心配があるのであれば本物を購入されることをおすすめします。

Kチェアは元々1962年に原型が作られ、現在に至るまで細かな改良は加えられつつもデザインは変わらず定番として親しまれ続けてきました。

イームズのヴィンテージとまではいきませんが、カリモク時代に作られたKチェアがオールドカリモクと称され現存しておりファンに根強い人気もあるほどです。

こうした長年親しまれ続け、定番として根付いてきていることからも間違いの無いソファであることが伝わってきます。

ソファは何度も買い替えるようなものではなく、長く使うもの、できれば一生使うものであって欲しいものです。

カリモク60 Kチェアは耐久性もありますが、いざとなればパーツ交換も出来ます。

木のアームに刻まれた思い出はそのままに、古くなった座面を新しくすることも可能です。

毎日の寛ぎの時間を過ごすソファだからこそ愛着を持って長く使えるものを選択されることをおすすめします。

ですが実際の耐久性はどうなのか?

これも気になるポイントだと思います。

そちらも近々実験してみて「Kチェア風ソファ」の耐久性を検証してみたいと思います。


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