カリモク60風ソファとKチェアの耐久性実験
ヨシタ
ヨシタ

以前ご紹介した「Kチェア風ソファ」とカリモク60 Kチェアとの比較。

さて今回は実際に耐久性はどうなっているのかを検証してみました。

まず前置きとしてカリモク60 Kチェアは耐久試験として60kgのおもりを6万回落下させ、外観と内部の変化を測定しています。

カリモク60 Kチェアのメーカーによる耐久試験の様子

カリモク60 Kチェアのメーカーによる耐久試験の様子

ソファと聞くとふわふわの座り心地をイメージされる方も多いのですが、実際は柔らか過ぎるソファは疲れやすく腰痛の原因にもなることが分かっています。

またヘタりが早くなってしまうと言うデメリットもあります。

Kチェアもヘタらないわけではありませんが相当ヘタりにくいとは言えます。

今回の実験ではおもりを10日間乗せたままにしてどういった変化が現れてくるのかを検証してみます。

使用するおもりはホームセンターなどで販売されている川砂20kg ×2個=40kgを使ってみます。

カリモク60風ソファとKチェアの耐久性実験で使う重し40kg

カリモク60風ソファとKチェアの耐久性実験で使う重し40kg

通常ソファに座るのは、お仕事をされている方なら平日であれば1日で合計しても2時間程度でしょうか。

もし24時間10日間も40kgのおもりがソファに乗ったままになっていたらどうなるでしょうか?

通常使用が1日に合計しても2時間程度と仮定した場合、24時間10日間もおもりが乗ったままの状態と言うことになると単純計算でも84日間の通常使用とほぼ変わらない負荷が掛かることになります。

そんな使い方は普通ありえませんが、カリモク60 Kチェアの耐久試験も60kgのおもりを短期間に6万回も落下させて試験を行っていることから考えると少し簡単な実験の様にも感じます。

それでは早速実験を開始してみます。

ソファの上におもり40kgを置いてみました。

カリモク60風ソファとKチェアの耐久性実験で使う重し40kgを乗せてみました

カリモク60風ソファとKチェアの耐久性実験で使う重し40kgを乗せてみました

人が座ったときと同様な形になるようにおもりを乗せてみました。

人が座った時に最もソファへの負荷が掛かるのはお尻に当たる部分ですので、今回の実験でも人が座ったときとほぼ同等の場所に負荷が掛かるようにしています。

乗せたばかりでは乗せる前とさほど変化は見受けられませんね。

10日間後が経過したところで重しを外して見てみます。

カリモク60風ソファに乗せていた重し40kgを取り除いた直後

カリモク60風ソファに乗せていた重し40kgを取り除いた直後

 

カリモク60風ソファに40kgの重しを乗せる前と乗せた後

カリモク60風ソファに40kgの重しを乗せる前と乗せた後

元々フラットな座面なので変化が顕著に現れています。

重しを乗せていた所だけへこみが確認出来ました。

座ったときの感覚も若干ではありますが、底につく感じが増した感じがします。

表面の合成皮革もシワが寄ってしまっています。

一方カリモク60 Kチェアはどうでしょうか。

カリモク60 Kチェアに40kgの重しを乗せる前と乗せた後

カリモク60 Kチェアに40kgの重しを乗せる前と乗せた後

Kチェアもやはり変化が見受けられます。

座ったときの感覚はソファAほど大きな差は感じられませんでした。

ですがKチェアもやはり表面の合成皮革がシワがより、変形しているのが見受けられます。

ソファAもKチェアも座り心地に関しては大きな異常はありませんでしたが、強いて言えばソファAの方がKチェアよりも少しヘタり感が強く感じられました。

そしてここで気になったのが、元の形に戻るのかどうかです。

Kチェアは撮影をしている段階で徐々にもとの形状に戻りつつありましたが、ソファAの方はあまり戻ってきていませんでした。

これもKチェアに使われているウレタンやSバネの強さによって回復する力が強いからこそだと言えます。

ソファは購入してから壊れたりしない限りは買い替えることもあまり無いかと思います。

ソファを選ぶなら座り心地が良いものを選ぶのはもちろんのことですが、出来る限り耐久性を持ったものであることも重要なポイントとして検討材料にしていただければと思います。

普通であれば購入する時に壊れたときのことなどあまり考えることもありません。

ですが場合によっては修理が高額になってしまったり、ソファ自体が廃盤になりパーツが無かったりなど長く使うことが困難になってしまうことも充分あり得ます。

Kチェアは万が一壊れてしまったとしてもパーツが交換出来ますし、1960年代の誕生から現在に至るまで長く愛されてきたことからも安心してお使いいただけると思います。

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