ダイニングテーブルを探している方にぜひ知っておいていただきたい無垢のダイニングテーブル。
以前「ウォールナットの無垢と突板を比較」した記事をご紹介しましたが、改めてその魅力を語りたいと思います。
無垢の魅力。
それは「育てられる家具」だと言うこと。
無垢は丸太を削り出した100%純粋な木材で同じ木目は2つとない、まさに唯一無二の天然素材です。
木をそのままに使っているので木目の入り方や色合いなど一つ一つが異なる表情を見せます。
そのぶん木の自然な質感が感じられ、長く使い込んで行く中で自分のものに育てる楽しみが味わえます。
では育てる楽しみとは何なのか。
ダイニングテーブルで想像してみてください。
ダイニングテーブルは食事をとるだけでなく食後に寛いだり、友人をもてなしたり、子供達が勉強をしたりと、そこには必ず人が集いライフスタイルに合わせて様々な使い方をする家具です。
だからこそ傷が付いてしまうことも多い家具。
お気に入りのダイニングテーブルに引っ掻き傷が出来てしまったり、飲み物をこぼして天板に染みが出来てしまったり。
少し想像しただけでもダイニングテーブルには傷や汚れがつきものであることが分かります。
普通であれば傷や汚れがお気に入りの家具についてしまったら、そのままがっかりしながら使い続けるか、修理するか、買い替えて別のものにするのかといった選択を迫られます。
がっかりしながら毎日使うのはとてもつらいですし、修理や買い替えも大きな費用が伴います。
ですがもし、その傷や汚れを楽しみながら綺麗に使い続けることが出来たら素敵だと思いませんか。
無垢材であれば少しの傷や汚れはヤスリで削り取ってしまい、オイルで拭き上げれば綺麗に使い続けることが出来ます。
こうしたメンテナンスを施すことで傷や汚れを綺麗に取り除いたり、わざと傷を残しながらメンテナンスをしたりと自分の思い通りのダイニングテーブルにすることができます。
深めの引っ掻き傷などは、突き板のダイニングテーブルの場合であれば突き板が剥がれたり、表面のと膜が剥がれてしまい汚くなってしまうこともあります。
傷が付いてしまったとしても思い出として楽しみながら少しの手入れでまた綺麗に使い続けることが出来る。
気がつけば10年、20年、子供が成長し家を出て結婚し孫を連れて返ってきた時に思い出のダイニングテーブルを家族で囲んで食事を楽しむ。
そして自分たちの子供が付けたダイニングテーブルの傷や染みを見て懐かしい思い出を語り合う。
夢のような理想の話ではありますが、無垢だからこそこんな夢のような理想の話が現実になります。
また無垢は経年変化により色合いも変化して行きます。
中でもウォールナット無垢は新品の時は濃いブラウンでも、時間と共に明るめになり、少し黄色味が出てきます。
これをウォールナットの黄変(おうへん)といいます。
特にウォールナット無垢のオイル仕上げによく見られる変化で、無垢を好まれる方の中にはこの経年変化を楽しみにされる方も多くいらっしゃいます。
黄変が嫌いな人でも表面を均一に研磨すると、新品のように蘇ります。
これは無垢だからこそできる大きなメリットと言えます。
この他にも語りきれない無垢ならではの魅力がありますが、それはまた後日改めてご紹介したいと思います。