カリモク60 ソファの中でも人気の高い布張りのKチェアモケットグリーン。
夏場はベタつくことも無く、冬場であれば暖かく感じる肌触りと光りによって表情が変わるのが魅力的な張り地です。
今回ご紹介するのはカリモク60 Kチェアシリーズに使われている生地に「カレーをこぼしてしまったら!?」です。
文字通りKチェアにカレーをこぼして2分ほど放置したものを拭き取るだけで元通りに戻るのかを実験します。
動画はこちらからご覧いただけます。
合わせて写真でも細かくご紹介していきます!
今回の実験では拭き取るのに特別なものは使いません。
ふと間違ってこぼしてしまった時に最も手近にあるであろうものを想定し「ティッシュ」で拭きます。
ウェットティッシュとかじゃありません。
普通のティッシュです。
実際Kチェアで食事をされている方も少なくないかと思います。
なぜカレーを選んだのかと言えば、白いシャツにカレーが付いたらと考えれば簡単です。
普通では落ちにくい汚れになりますし、油も含んでいるので乾いた後の変化もありえます。
モケットグリーン生地ではコーヒーをこぼしてみた実験はご紹介していますが、油分などを含んだものでは検証していませんでした。
そして今回検証に使用するのは・・・なんと生地サンプルではなく、本物のKチェアで実験しちゃいます!
やる前からドキドキです。
「マジ?本当にやる気?」
そんな声が聞こえてきそうですが、本当にやっちゃいます!
では実験開始です!
まずは実験前のKチェアです。
そこにカレーを!
ここで瞬間的にティッシュで拭ければ良いのですが、ティッシュが切れてしまっていたり手近に無かったりする最悪の場合を想定して2分間ほどこのままの状態で放置します。
2分が経過したのでティッシュを使って拭き取りを開始します。
表面のカレーを取り除いただけでは画像の用にどうしても残ってしまいます。
表面のカレーを取り除き、その後は軽く叩くようにしながら汚れを出来る限り取り除きます。
叩く際に角度を変えながら優しく叩くようにすることがポイントです。
強く叩き付け過ぎてしまうとモケットグリーンの生地を痛めかねないので気を付けてください。
また角度を変えながら吹き上げないとモケットの起毛部分にもカレーの成分がまとわりついている恐れもあり、染みが残ってしまったりします。
カレーには油分も含まれているのでティッシュに汚れが付かなくなってからも、出来るだけ念入りに作業を続けてみました。
拭き上げてからしばらくは取り除ききれていなかった水分のため、光の当たり方によっては黒く染みのような状態になっています。
このままの状態にして置いておくと水分が抜けて乾いた状態にはなりますが、拭き残しがあるとカピカピとしたものが浮き上がってきます。
触ってみるとカピカピした状態でモケットの優しい触れ心地はありません。
そのためにも拭き残し等に気をつけながら根気よく拭き上げる必要があります。
さらに乾いたティッシュで拭き上げる意外にも、水を含ませたティッシュで再度ティッシュで叩くようにしながら拭き上げます。
水に濡れたティッシュで叩いてみると、やはりティッシュにはカレーの色がつきました。
モケットの起毛部分にカレーの残りが付着して固まっていたようです。
そして濡れたティッシュにカレーが付着しなくなるまで根気よく同じ行程を繰り返します。
この際、とうしてもティッシュが破けてしまい細かなゴミとなってシートに付着してしまうかと思います。
ですがこのティッシュの残りかす等は、マスキングテープなどの粘着力の弱めのテープで取り除けます。
もしセロハンテープ等少し強めの粘着テープの場合は、そのまま使用するとモケット生地を痛めかねません。
洋服や関係ない布等に一度テープを貼付けて粘着力を弱らせた状態で取り除くようにしてください。
そして最終的にもう一度、水に濡れていないティッシュで同じようにある程度水分を取り除き乾かせばメンテナンスは完了です。
いかがでしょうか?
実験の結果ではカレーをこぼした後にティッシュで拭いただけではカレーが残ってしまい、乾いたカレーがカピカピの状態で浮かび上がってしまいました。
ですがその後、ぬるま湯に付けた濡れたティッシュで拭き上げれば残っていたカレーの汚れも取り除くことが出来ました。
布張りのソファではこうした汚れた際のメンテナンスを気にされる方も少なくないと思います。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭はもちろんですが、大人でもソファの上でお菓子を食べたり飲み物を飲んだりすることも少なくありません。
もしこぼしてしまったとしても手入れが簡単であれば不安もありませんね。
今回の実験でも綺麗に汚れを取り除くことが出来ました。
しかしながら、カレーの臭いは残ってしまいました(汗