コズムチェア ローンチ
スタッフ
スタッフ

vanillaの村上です。
先日、11/29、丸の内ハーマンミラーストアで開催された新しいワークチェア「コズムチェア」のローンチイベントに参加してきました。久しぶりのハーマンミラーの新しいワークチェア登場とあって、大勢の人が集まり、あまり良い写真は撮れませんでしたが、いち早くご紹介します。

コズムチェアのネオン

コズムチェアのネオン

赤いコズムはキャニオンというカラー名

赤いコズムはキャニオンというカラー名

いったいどんなチェアかと言いますと、ローバック、ミドルバック、ハイバックと、背もたれの高さが3タイプあるチェアです。
また、アーロンチェアのように手動で設定する機能は座面の昇降のみ。アーロンチェアをマニュアル車と例えるなら、コズムはオートマティック車です。見た目も軽快で、直感的にイイ!と感じました。デザイナーはスタジオ7.5。ミラ2チェアやセトゥチェアと同じデザインチームです。

背から座まで途切れることのない張り地

背から座まで途切れることのない張り地

このチェアのプロジェクトネームは「フライングカーペット」空飛ぶ魔法の絨毯。
背もたれからシートまでつなぎ目がなく一体となった張り地。体のラインにピッタリ沿うよう波打ったラインはまさに、風になびく絨毯。なんて印象的なプロジェクトネームなんでしょう!

また、軽快な見た目で、インターセプトサスペンションと名付けられた張り地が肩からモモまで広範囲にフィットします。
これ、驚くほど座り心地がいいです。体が軽くなったような気がしました。重力を忘れる座り心地 というのは大げさですが、近いです。

背もたれのトップが柔らかい

背もたれのトップが柔らかい ローバック

背もたれのトップもフレームで終わらずに背後に反り返るように張地があることで、肩に硬さを感じません。アーロンチェアはバドミントンのラケットのような張り方ですが、コズムはフレームが明らかに違います。

リボンのようなフレーム

リボンのようなフレーム

フレームは全体的にリボンのような形状です。単に折れ曲がる(ベンディング)だけではなく、ねじり(トーション)が加わる部分からは強く粘りのあるフレームに変わります。これ、秀逸ですね!
トーションはスノーボードのスペックにも使われる言葉。ねじれの強さを表す。

さらに、背もたれ自体がツイストするので、寄りかかったまま体を自由に動かすことができます。エンボディチェアのような自由度の高さを感じます。フレックスと表現するばいいのかな?

オートハーモニックチルト

オートハーモニックチルト

同じハーマンミラーのセトゥチェアと似た印象ですが、セトゥチェアはチルト機構がありません。リクライニングの硬さを調整する機能のことです。コズムにはアーロンチェアと同じチルト機構がありますが、違うのは自動なこと。座った人の体重に合わせて自動的チルトの強さが変わる仕組みだそうです!これをオートハーモニックチルトと言うそうです。

他の誰かが座っていたアーロンチェアは、自分に合わせて設定し直す必要がありますが、コズムは座った瞬間からすぐに自分にフィットしてくれる椅子。そのため、最近主流になってきたフリーアドレスのオフィススタイルにとても向いていますね。

フリーアドレスとは、自分の席が決まっていないオフィスのこと。出社したらどこに座っても良いというスタイル。いかにも欧米的な、自由な発想を重視する考え。日本ではまだまだ少ないですが、なんとな〜く定位置を作ってしまいそうですね。

カラーバリエーションは6色くらいありますが、特徴的なのはディップトインカラーと呼ばれる次の3色。

ディプトインカラー

ディップトインカラー 左からナイトフォール、キャニオン、グレイシャー

料理のディップと同じ意味です。
ドボンと塗料の海に浸したようなカラーリング。全て同じカラーで統一されているので、ツートンカラーなどに比べて主張が控えめで空間に溶け込みやすいようです。
ナイトフォールは少しグリーンが入ったようなネイビー、キャニオンは派手すぎない大人な赤、グレイシャーはイームズヴィンテージのシーフォームグリーンのような渋いライトブルー? といった感じです。

ナイトフォール、夕暮れ。
これ、オフィスチェアには珍しいカラーだと思いました。カッコいいです。自宅で仕事をされる方などにおすすめしたい感じですね。

アームはリーフアームが秀逸。

リーフアーム

リーフアーム

リーフアーム

リーフアーム

アームにも張り地がつき、斜めの角度は体型を選ばずに使え、デスクへの干渉も少ない。このアームは高さを調節できないタイプですが、深く座ることでちょうどいい高さに出会える気がします。

ハイバックはヘッドレストではなく、リクライニングしてカラダが伸びきった時のもの。

ハイバック

ハイバック

ハイバック

ハイバック

今までにないハイバック仕様ですが、これは決してヘッドレストの用途ではないとのこと。
ちょっと一息、伸びてもたれかかった時に頭を支えるためのもの。あくまでもオフの時のパーツとなります。

ハーマンミラーの人間工学では、オンの状態の時はヘッドレストは必要ないという考え。コズムもそれに基づいているそうです。

スタジオホワイトのローバック、固定アーム

スタジオホワイトのローバック、固定アーム

これは固定アーム。アームレスを覗くと最も安価なタイプとなります。税込で15万円台。
でも、同じ仕様でハイバックタイプでも税込約17万円。ハイバックの方がコスパが高い印象ですね!

コズムチェアに関しては今後も何かわかり次第記事にしようと思います。
参考までにオフィシャルサイトもぜひ!

ハーマンミラーの新しい最高責任者、アンディ・オーウェン

ハーマンミラーの新しい最高責任者、アンディ・オーウェン

この日は新しくハーマンミラーの社長となったアンディ・オーウェン氏も来日。黄色いネクタイの方ではなく、その後ろにいらっしゃる白髪の素敵な女性です!めっちゃカッコ良かったんです!

ハーマンマカロン

ハーマンマカロン

なんかかわいい!こういうところが好き!

丸の内のイルミネーション

丸の内のイルミネーション

そして、丸の内のイルミネーションを見ながら独り寂しく終電で帰りました。

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