イームズ ファイバーシェル ダークシーフォーム
村上 博
村上 博

とうとうお披露目することができました、イームズのファイバーシェル「ダークシーフォーム」。出ますよ〜と発表を受けた時は「シーフォームのダーク?」、なぜダークにしたのか疑問でしたが、実物を見た時、久しぶりにブルブルっときました。めっちゃ良い色。
今回は、イームズのシーフォームについて綴ってみようと思います。

イームズダークシーフォームの裏側
イームズダークシーフォームの裏側

2001年。僕がイームズを知った年。
21世紀の始まりの年でもあります。
インターネットがまだまだ普及していない時代の情報源は雑誌。モテたい盛りの当時、毎月何冊のファッション雑誌を買ったことか。度々登場していたイームズチェアには目もくれず、もっぱらファッション情報に釘付けでした。

ある日、インテリアショップで働いている数少ないiモード友達からのお誘いで、人生初のインテリアショップに入店。

全身に電気が走りました。なんてオシャレな空間なんじゃい!と。
それがvanilla。そして、イームズチェアとの出会いでした。
(今となっては手前味噌。汗 すみません。)

スルーはしたものの、ユニークな形の椅子はしっかりと僕の脳に刻まれていました。
「イームズというデザイナーが50年前にデザインした椅子で・・・」
当時からのvanillaのオーナー田中から時間を忘れるほどいろいろ教えてもらい、帰って雑誌を何冊も見直し、イームズチェアを見つけては興奮したのを覚えています。

ヴィンテージイームズのファイバーが見えるあの面、ずっと頭の中に残りましたね〜。ついさっきまで液体だったかのようなあの感じ。ちょっとキラキラしたガラス繊維たちが頑張って強度を保とうとしている健気さとでもいうのでしょうか。

価格はカラーやコンディションによって様々。
とびきり高価なヴィンテージは程度も良く、数十年も経過しているとは思えない状態。ロマンを感じないわけがありません。
そして田中から「シーフォームグリーンという希少カラーがあるんだよ。あと、エレファントハイドグレーとか、パーチメントとか」と。初めて耳にしたカタカナ達。忘れそうだから頭の中で連呼連呼連呼。
当時始まったばかりのヤフオクで検索しても見つからず、悶々としましたね。

ヴィンテージのシーフォームグリーンとはこれです。↓

 
 
 
 
 
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波の花を意味するシーフォーム。綺麗な海でしか見ることができない珍しい現象だそうです。僕は日本海の波打ち際で1度だけ見たことがあります。思い返せばシーフォームグリーンを知って間もない頃。
道路に飛んでくる変な色の泡。その時はこれがシーフォームだと知らず、汚なっ!と思ってました。なんてバチ当たりな!あの時に戻って感動したい!

初めてイームズシーフォームグリーンの実物を目にしたのはそれから数年後。
想像よりもくすんでいたというか、ちょっと黄ばんでいたような気がします。何十年もいろんな人に、いろんな使われ方をしてやってきたわけですから。滲み出てくる数十年の歴史がこの色なのだと。ヴィンテージのリーバイス501みたなもの。

もちろん、20代半ばの僕に買えるはずもなく、憧れの頂点に君臨。
当時大流行していたスノボや、ビリヤードのキューを売って資金にしようかと散々悩みました。ぜんぜん足りませんが。
その時、転職も考えていたので尚更優先順位は上がらず。

僕の手が届くヴィンテージは結構ダメージ多めのものばかり。笑
できればちゃんと座りたいし、育てたいと思っていたので折り合いがつきませんでした。そうこうしているうちに価格はどんどん上がってしまいました。

ジーンズもそうですが、僕はユーズドよりも現行品を自分で育てるのが好き。
イームズのファイバーシェルも現行品があったらいいのにと、どれだけ思ったことでしょう。

ちなみに、家具の業界では製造から50年経過したものをヴィンテージと位置付けるようです。もちろん厳格なルールはありませんが、暗黙の了解というか。
100年経つとアンティーク、50年未満はユーズドなんて考え方もあるようです。

2014年、ついにハーマンミラーからファイバーシェルが復活。
ヴィンテージのFRP(ガラス繊維入りのプラスチック)はリサイクル時に環境に良くないからと、90年代に廃盤となったわけですが、20年かけて研究を重ねて帰ってきました!「マジかーーー!」と大興奮。

が、シーフォームグリーンが無い!
エレファントハイドグレーに関しては出る予定だったのに色合わせに難があるとかないとかで見送りに。

それから4年後、突然エレファントハイドグレーが登場!これにはびっくり。
ってことは次は・・・

2019年8月、ダークシーフォームとテラコッタの登場! キター!!?
ダーク? ダークって何?
当時と同じ色で来てよと思いながら見てきたお披露目会。シーフォームグリーンとは全く違う色ですが、ブルブルっときました。めちゃいい色じゃん!そしてファイバーがガッツリ見える。なんて育て甲斐のあるやつ。

イームズと聞くとポップなカラーを連想する方も多いと思いますが、実はヴィンテージで高値がつくのはアースカラーやほっこりカラー。人気だからです。
ダークシーフォームは当時からあった色ではないのに、あったんじゃないかと思わせるくらいしっくり。

そして、新色発表と同時に下記の4カラーは廃盤が決定。割とポップなカラーが多いですね。やはり需要のせいなのか・・・

2019年8月、廃盤が決定したファイバーグラスシェルのカラー

満を辞して復活したファイバーシェルですが、実は今では受注生産品。ご注文いただいてから入荷まで3、4ヵ月お待ちいただくアイテムに。

いやいやいや。これですよ。この背中を見てください。↓ 欲しいと思った方にはなる早でお届けしたいじゃないですか!

イームズ ファイバーシェル ダークシーフォーム
イームズ ファイバーシェル ダークシーフォーム

という訳で、当店ではダークシーフォームとエレファントハイドグレーのみ在庫を持つことにしました!今ならすぐにお届け可能です。
さらに、グライズキャップをプレゼントします。

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