イームズのLARがついに復活
村上 博

リビングは、ソファとラグとテーブルが揃えば十分快適に過ごせますが、テレビを見るだけ、横になるだけではもったいない空間。

家の中で最もリラックスできる空間だからこそ、家族や友人と向かいあって他愛もない話題でお酒やコーヒーを愉しむ、最高じゃないですか!

そんな時におすすめなのが、座椅子より高くてソファより低いイームズチェアLARです。

しかも、家具は使っていない時にどんな存在感になるかがとてもとても重要です。単なる道具に見えてしまっては、目や心が潤いません。何を選ぶ時も僕は必ずそれを考えます。

通称キャッツクレイドル。ヴィンテージでも大人気
ヴィンテージでも大人気な通称キャッツクレイドル(=あやとり)

昔、あやとりってやりましたか?
女子の遊びといったイメージがあるかもしれませんが、僕は結構やった方です。ばあちゃんと。
実は女子と仲良くなれるという最強のメリットに気づいたのは大人になってからでした。笑

そんな素晴らしい遊びであるあやとりの名を持つイームズチェアがついに登場します。これまで何度リクエストしてきたことか。

ベースの形があやとり(=cat’s cradle キャッツクレイドル)をしているような形から通称となったラウンジタイプのイームズシェルチェア。

ハーマンミラーでは、Low Wire Base(ロウワイヤーベース)を正式名としていますが、僕らは品番の一部を使ってLAR(エルエーアール)と呼びます。
いや、キャッツと呼んじゃうかも。

ヴィンテージのイームズキャッツクレイドル

上の画像はヴィンテージ。ベースの線がかなり細いですね。
現存するヴィンテージは玉数が少なく、溶接部分の破損も多いようです。
また、シェルの幅に比べてベースがかなり小さめ。見た目のバランスはとても素晴らしいと思います。完璧なかわいさ。
でも、座って腕を横に伸ばしたり体重を左右に移動をするだけでベースの片方が浮いてしまいそう。

イームズのLARがついに復活
ベースがかなりガッチリしたようです。

新たに登場するものはベース幅広でどっしりしています。見た目はかわいいよりちょっとカッコいいに振れたかも。時代の変化に合わせ、想定できるリスクは解消しなければならないのでしょう。

LARのグライズを真上から見ると
LARのグライズを真上から見ると

線も太くなり、床との設置面にはグライズも付いているようです。
ただ、このグライズの付き方はちょっと気になりますね…。接着?

もしかしたら、筋金入りのヴィンテージファンから見ると、あまり評判は良くないかも。
でも僕は好きですね。かなり好き。筋金は結構前に引っこ抜いちゃいましたから。笑 現行品を気兼ねなく使って自分でアジを出すのが大好き。

ソファはみんなで座るもので、時には家族の誰かが横になって占有していることも多々。そんな時、自分専用の1人掛けが欲しいなと思っていたので、今はLARが最有力候補!ずっとずっと待ってました。

雨の中、ポケベルもない時代、来るか来ないかわからない恋人を待っている昭和のトレンディドラマのシーンのように。 けなげでしょ?笑

本当はもっと早く登場する予定でしたが、あのウイルスのせいでかなり伸び伸びに。vanillaでは2021年の1月下旬〜2月中旬くらいの販売になると思います。

生地が張り込まれものをアプホルスターと言います
生地が張り込まれものをアプホルスタータイプと呼びます

このタイプのヴィンテージは張り物も人気があります。
シェルの内側にウレタンを仕込み、ファブリックで覆ってしまう仕様。これをアプホルスターと呼びます。

座り心地が良く、冬場でも冷たくないという機能的なメリットもありますが、プラスチックの無機質さにあたたかみが加わるという見た目のメリットもあります。
ただし、汚れるのが気になる方には不向きかもしれません。

お尻が冷たいのはイヤ。お腹こわしちゃう。
でも汚れるのもイヤ。洗濯機に入れたくなっちゃう。

そんな方には、vanillaオリジナルのイームズシェルチェア用シートパッドがおすすめ。実はシートパッドが固定してあるタイプもあるのですが、別に買って置くだけの方が何かとメリットが多いかと。

家具のカテゴリとしては日本ではまだまだ普及していないアイテムとなりますが、所有してみるときっと好きになると思います。自分専用の椅子のつもりが家族で取り合いになってしまうかも。
それはそれで、素敵な家具を持っているということで。

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