2021年3月3日（2022年8月11日更新）

イームズLARの販売がスタートしました

3月と聞くと例年であれば新生活の準備やらでバタバタとやることに追われている時期ですが、このコロナ禍で今年は少し違った動きになりそうですね。ただ、そんな中でもインテリアは新しい商品もどんどん出てきますので、在宅ワークやおうち時間の見直しは進めていきましょう。

今日はその新しい商品として、タイトルですでにネタバレしていますがイームズのLARのご紹介をしたいと思います。

イームズLARとは？

イームズのLAR。いわゆるローワイヤーベースでイームズチェアがデザインされた当時から存在していました。（イームズあるあるですが、LARも略語で元はLounge Armshell Rodwireです。）なので今回が初めての登場というわけではなく復刻ということになるんですね。今までは現行品にはなかったこともあり、この見た目はヴィンテージ好きの間では人気の組合せで、キャッツクレイドルの愛称でも親しまれています。実はニイツマもこのキャッツに憧れてヴィンテージのアームシェルを購入した思い出があります。

イームズは実は日本好き

ミッドセンチュリーを代表するデザイナーのイームズですが、実は日本好きだったことが伺えます。あいにくお写真のご用意ができませんが、イームズの自邸に茣蓙（ござ）を敷いて日本の畳のようなスタイルを楽しむ様子が見られたり、Akariで有名なイサム・ノグチを自邸に呼んですき焼きを振る舞った、というお話は有名です。

その日本好きはイームズ自身のデザインにも影響を与えています。今回のLARはいわゆる座椅子がルーツになっていることが伺えますし、ESUは和箪笥、LTRTはお膳がそのルーツに。また、世界旅行が好きだった夫妻は我らが福島県の民芸品の赤べこも所有していました。今年人気のバニべこもそんな裏話があると見え方が変わってきますよね。

そして日本のミッドセンチュリーといえばカリモク60。LARはKチェアと同じくらいの目線の高さで使うことができます。メインのソファはKチェアやロビーチェア、そこに一人がけとしてLARのコーディネートしてあげればミッドセンチュリー感たっぷりのお部屋が完成します。

どこにでもイームズを

今回このロータイプのLARが加わったことで、今まで以上にイームズチェアを楽しめるシーンが増えました。LARは比較的コンパクトなデザインなので、メインのリビングに一脚買い足すことはもちろん、セカンドリビングや寝室などちょっと寛ぎたい時に重宝します。そして脚の形状が前後の線状の接地になるので和室などでも使いやすいです。今までのDSRやDSWもいいのですが、寛ぐのとはちょっと違うんですよね。暖かくなったら、思い切ってキャンプなど外に持ち出すなんていうのも面白そうです。

すぐに買えるLAR

このイームズのLARですが通常は納期がかかります。しかも現在のコロナ禍の影響で、ご注文をいただいてからじゃないと詳細がわからない状況です。目安としては3〜4ヶ月くらいですがもっとかかる可能性も。そこでvanillaでは少量ですが在庫をご用意しています。といっても既に販売直後でSOLDになってしまった仕様もありますが…、まだすぐに買えるLARがいくつかありますのでご紹介します。

まずはイエローとブラックのエッジのコントラストが素敵なこちら。アプホルスターというウレタンとファブリックが張られた仕様で、シートパッドなどがなくとも快適な座り心地です。黄色と言うよりはややくすんだカラシ色。シェルはポリプロピレンのホワイトです。ウォールナット系の家具と合わせたいですね。

続いてアクセントにもおすすめなチェッカー柄。vanillaカラーのオレンジと、上品なエメラルドグリーン。チェックといっても細かいチェックなので、カジュアルさは抑えめです。シェルはFRPのパーチメントで座面の色を引き立ててくれますね。ナチュラルな空間でコーディネートがオススメ。ウォールナット系で合わせればミッドセンチュリー感が増しますね。