vanillaのニイツマです。

今日は5月1日から販売がスタートするルイスポールセンの新作をご紹介します。前回は2月にVL45ラジオハウスシリーズに新しいカラーが加わっていますので、ぜひそちらもご覧になってみてください。

真鍮をまとったヤコブセンの名作

まず初めにご紹介するのはAJシリーズ。AJシリーズは1957年にコペンハーゲンのSASホテル（現：ラディソンコレクション）のために、アルネ・ヤコブセンによってデザインされました。当時は建築と合わせて照明や椅子もデザインされることは珍しくなく、SASホテルにおいても今回ご紹介するAJシリーズだけでなくエッグチェアなどの名作椅子、カトラリーなどの細部にわたるユーティリティアイテムのデザインを手掛けています。

当時のAJランプは、テーブル、フロア、ウォールランプの他、小型のテーブルランプ、デスク取付用のテーブルランプなどのバリエーションでラインナップされていました。今回新作として登場するのはミニテーブル、ウォール、フロアの3モデルになります。

従来のラインナップとサイズや機能面での違いはありませんが、今回の新作ではシェードとベースを繋ぐステム（支柱）部分が無塗装の真鍮仕上げとなります。今まではステンレスのポリッシュ仕上げや、色に応じた塗装仕上げでしたが、無塗装の真鍮を採用することで経年変化を楽しむことができます。

シェードのカラーはブラックとウォーム・グレーの2色で従来のラインナップと同じカラーです。

ステム部分が真鍮になることでクラシックな雰囲気がありますね。元々AJシリーズは建築的な佇まいが魅力的ですが、その魅力がさらに深まったように思います。

落ち着きあるPHスノーボール

次にご紹介するのは、ポール・ヘニングセンがデザインを手掛けたPHスノーボールの新色。PHスノーボールはPH5と同時期にデザインが発表されましたが、実は当時は大きな注目を集められず実質的な製品化は1983年になってからでした。

今では8枚のシェードが作る完全なグレアフリーの光とその美しいフォルムで、ダイニング・リビング問わず幅広く取り入れられています。今回登場する新作ではシェードカラーがソフトホワイト、ダスティー・ブルー、ダスティー・グリーンの3色、さらにはフレーム部分も真鍮メタライズドまたはシルヴァー・クロームから選べるようになりました。

従来のPHスノーボールもホワイトですが、今回のソフトホワイトとの違いとしてシェード表面の艶感に差があります。従来のPHスノーボールはグロス値95ですが、ソフトホワイトではグロス値40とマットな仕上がりになります。

これまでは光源の違い（E26とLED）はありましたがシェードはホワイトのみでしたので、ホワイト以外の選択肢が増えることでご提案できる幅が広がりました。（新色は全てE26タイプになります）

人気のパンテラポータブルに新色

最後にご紹介するのはポータブルランプの王道パンテラ160ポーラブルの新色です。パンテラシリーズはヴァーナー・パントンによってデザインされ、豊富なサイズのテーブルタイプやフロアタイプがラインナップされています。時代の流れと技術の進化によって登場したポータブルタイプは絶大な人気を誇ります。

今回新しく追加になるのは160ポータブルのモデルで、オペーク・モスグリーンとオペーク・バーガンディの2色が追加になります。

今回加わる2色はどちらもシェードがオペークタイプで、光が透過しないタイプになります。空間全体というよりは下方向を照らしますので、どんな雰囲気で使いたいかを購入前にご検討ください。

当店でパンテラ160ポータブルをご購入の方にはオリジナルのウッドベースをプレゼント中です。今回登場する2色ももちろんプレゼント対象となりますので、ぜひご検討ください。ウッドベースの詳細は下記ブログをご覧ください。

今回ご紹介したラインナップは、2024年に販売されていたルイスポールセン150周年アニバーサリーエディションでも特別仕様が生産されるなど、ルイスポールセンの中でも特に人気の高いアイテムです。ウォールランプは電気工事が必要となりますが、照明を変えてあげるだけでお部屋の雰囲気はガラッと変わりますので、この機会に照明の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

展示状況について

ご紹介したルイスポールセンの新製品はキナルバニラにて下記商品の展示を予定しております。納期は5月1日時点で入荷待ちとなっておりますので、詳しい展示状況は店舗までお問い合わせください。
・AJフロア ウォームグレー
・PHスノーボール ソフトホワイト
・パンテラ160ポータブル オペーク・バーガンディ
まずは店頭で実物をご覧いただけたらと思います。照明なので夕方くらいのご来店がおすすめです！