モンステラの増やし方
インテリアにぜひ取り入れたいのが観葉植物、グリーンです。人工物が多い空間で植物は非常によく栄えます。中でもモンステラはイームズハウスにもあるほどとてもメジャーな品種。ザ ミッドセンチュリー グリーンです!
vanilla koriyamaにも大きなモンステラがあるので、今回は増やし方をご紹介しようと思います。
いきなり切った後の写真ですみません!
直後の写真をなくしてしまいました。
どこをカットするかというと、写真のように気根(きこん)と呼ばれる突起を含めることがポイントです。既婚じゃないですよ!
いや、僕は既婚ですが(笑)
この気根は、空気中にあると下に伸びる茶色の枝のような物ですが、土や水に入ると根になります!スゴいですよね。
そのまま10日ほど水に入れておくと気根が伸びてきました。先の方が白く、根っこになる準備をしているようです。
そして一ヶ月後。
もうすでに一人前の根っこです。新たにちょっと上の方からも気根が出てきて、瓶の中が狭いとばかりに上に伸びています。
すごい生命力。
モンステラは繊細な植物ではなく、とても強い植物です。
鉢植えに使う土はホームセンターに売っている観葉植物用なら何でも大丈夫です!
鉢はグリーンと対照的な素焼きのレンガ色にしてみました。
鉢の底には穴があります。余分な水を出したり、通気性を良くするためです。でも、穴が大きいので土がこぼれたり、虫が侵入することもあります。そのため、市販の鉢底用ネットを置く必要があります。
次はネットの上に石を敷きます。
これもホームセンターで売っています。鉢底に石があると空気の層ができるので、より通気性が良くなります!
通気性はとても大切です。
観葉植物を枯らしてしまう最も多い原因は「可愛がり過ぎ」です。カワイイからと水をあげすぎると根っこが腐ってしまいます。いくらモンステラといえど、根っこを腐らすと葉が黄色くなって最後は枯れてしまいます。
なので、ぜひ石を敷いてください。
次はようやく土です。
植えるグリーンをどのくらいの位置に植えるか、高さを見ながら土の量を調整しましょう。底上げですね。
根っこを折らないように瓶から取出していよいよ鉢へ引越しです。
上にの伸びた気根は要らないと思い、折ってしまおうと思ったら、意外に柔らかくて強制的に下に向けさせられました。
ただ、もう片方がメインなので、これは折れても大丈夫です。
とりあえず鉢に入れた土の上に置いてみます。
土を鉢の八分目まで入れたいので、ちょっと土が足りず、もう少し加えました。
モンステラが鉢の中心に立つように幹を持ちながら土を均等に入れます。この時、細いシャベルを使うと狙ったところに土を流し込めるので便利です。
ある程度自立するようになったら土を手で押します。
中にできた空間を埋め、根がしっかり土をとらえるようにします。締まりがユルいと大きくなった時にモンステラが傾いてしまいます。
次は水。
「雨降って地固まる」と言いますが、水をたっぷり入れることで、土の中の空気が抜けて締まります。
先ほど水のあげ過ぎで根腐れの話しをしましたが、最初はこれが必要です。頻繁に水をあげるが良くないのです。
鉢底から水が漏れてきたらOKです。
これ以上水を入れると土の養分まで流れ出てしまいそうなのでこの辺にしましょう。
水受けに溜まった水は捨てましょう!そのままにするとせっかくの通気口が水で塞がれた状態となり根っこが腐ってしまいます。
これで完成です。
これを直射日光には当たらない、でもできるだけ明るい場所に置きましょう!
日照不足になるとヒョロヒョロとした頼りない間延びした幹になり、割れ目のない葉ばかりが出てきてモンステラの魅力が半減してしまいます。
また、葉の数と根のボリュームは自分でバランスをとるようです。
葉を根本から切り落とすと、根に対して葉が足りないと判断して新しい葉が出やすくなります。
まだ植えたばかりで土と根が馴染んでいないので、しばらくはこのままにします。
夏場の水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から漏れない程度に水をあげます。
春や秋は土の中まで乾いたくらいに、頻度を落としましょう。
冬は完全に水やりを止める方もいるようです。間違っても冬場にたっぷり水をあげないようにしましょう!
ただ、たまに霧吹きで葉水はあげた方がいいですね。害虫予防にもなります。
モンステラは春先からホームセンターに並び始めます。上の写真はそんなホームセンターで買った我が家のモンステラ。
2株入っていたし、鉢がイマイチだったので、上記と同じように素焼きのものに株分けして植えました!
かわいいですがあまり水はあげず、ツンデレな感じで育ててます♪ 甘やかしたらダメになりますよ!
こっちは我が家の幹上り(みきあがり)モンステラ。
根上り(ねあがり)と呼ぶこともあります。
この、観葉植物と聞いて想像する爽やかなイメージとは異なるエキゾチックな風貌が、空間に大人な印象を与えてくれます。イームズとの相性もバッチリですね! 壁が板壁なら尚良しです。
幹上がりとは、写真の通り幹がぐんぐん伸びて上の方だけ葉がある状態です。これは古い葉をドンドン切って育てます。
切る →新しい葉が出る →切る →新しい葉が出る、、、
何ともスパルタな育て方。
もちろん、何年もかかってこうなります。
ちょっと葉が多くてアンバランスですが、葉を落とすにはなかなか勇気が要るものです。かわいいから(笑)
九州や沖縄などのあたたかい地域では、こんな幹上がりモンステラを育てて出荷する方が多いようです。
そう、僕もこれはこの状態で購入しました。
当然、それなりのお値段です(笑)
気根が伸びて土に刺さり、支えとなっていますが、やや不安定なので、黒く焼いた焼竹でも刺そうかなと考え中です。
その時できればカッコいい鉢に替えたい!
kat and rogerのような。
和と洋のテイストのあるモンステラ、良くないですか?