ニイツマ
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vanillaのニイツマです。

北欧の照明を調べると必ず名前が挙がると言っても過言ではないのが、ルイスポールセンのVL45ラジオハウスペンダントシリーズです。ルイスポールセンといえばPH5シリーズが象徴的なデザインですが、VL45ラジオハウスペンダントシリーズのシンプルなフォルムが持つ普遍性、初めて見るのにどこか懐かしさを感じさせる親しみあるデザインは人気が高く、”これぞ北欧の名作”と呼べる存在です。

今回のブログでは、そのシンプルさに隠されたVL45ラジオハウスペンダントの魅力をご紹介していきます。サイズ紹介やカラー紹介もありますので、ラジオハウスペンダントの選び方の参考になれば嬉しいです。

暮らしに溶け込むVL45ラジオハウスペンダント

VL45ラジオハウスペンダントってどんな照明?

VL45が誕生したのは1945年。デザイナー、ヴィルヘルム・ラウリッツェンがデンマーク国営放送局”ラジオハウス”のために設計した照明です。当時の北欧建築は「光をデザインする」ことが重視されており、ラウリッツェンも例外ではありません。彼が大切にしたのは、「必要な場所だけを、美しく、やさしく照らすこと」という根本的な照明哲学。その思想が形になったのが、VL45のガラスシェードでした。

ルイスポールセン(Louis Poulsen)VL45ラジオハウスペンダントがある暮らし

光源となる電球をすっぽりと包みながらもシェードの下部には開口部が設けられているので、光源の光がそのままスーッと真下を照らします。それでいて周囲にはガラスを透過した柔らかい光を広げてくれるので、アンビエントライトとして活躍します。

美しい光の広がり方

実はこのVL45ラジオハウスペンダントは、当時生産が一時終了となっていました。長年ヴィンテージ市場でも人気がありましたが、幻の照明とまで言われるほどの希少性から高値で取引されることもしばしば。そんな中、2016年に北欧好き待望の復刻を果たします。

北欧クラシックの象徴的存在

復刻当初は乳白ガラスのΦ250とΦ370の2サイズ展開。その後Φ175が追加になり、カラーモデルもラインナップに加わり、より幅広いシーンで取り入れやすくなりました。また、この2016年の復刻の際に名前もラジオハウスペンダントから”VL45″ラジオハウスペンダントへと変更になっています。

VL45ラジオハウスシリーズはペンダントの他にもポータブル仕様も誕生していますが、今回のブログではペンダントのみフォーカスをあてていきます。


サイズ別のおすすめシーン

VL45ラジオハウスペンダントですが、選べるサイズは3サイズあります。Φ175・Φ250・Φ370から選べますが、Φ370は乳白ガラスのみとなるのでご注意を。

直径の数字だけで見るとそんなに大きくないかも?と思う方がいらっしゃるかもしれません。(PH5で直径が50cm)ですが、球体に近い形なのでその直径がほぼそのまま高さ方向の寸法になるので、吊るした時の存在感はしっかりと放ちます。

選べる3サイズと付属電球の仕様

■Φ175のおすすめシーン
小ぶりで可憐な雰囲気を持つΦ175。キッチンカウンターでの多灯吊りにぴったりです。省スペースでも取り入れやすいモデルで、ちょっと明るさが欲しい場所や、光の演出が欲しい時に重宝します。

カフェのカウンターでも大活躍(撮影協力:wakakicoffee様

■Φ250のおすすめシーン
3サイズの中でも一番人気のΦ250。一般的なダイニングテーブルのサイズ(幅150cm×奥行80cm)なら1灯でカバーできる扱いやすさで、北欧の一般家庭でもよく採用されるサイズです。

ラウンドテーブルとも形がリンクしてコーディネートがまとまります

また、Φ250は多灯吊りでも使いやすい点が人気が高い理由の一つ。シンプルなフォルムだからこそ、リズムよく並べることで嫌味にならずに空間を引き立ててくれます。横幅が大きい一般のご家庭のダイニングでも大きな圧迫感なく取り入れることができます。

参考:横幅170cmのダイニングテーブルと

ダイニングでの多灯吊りについては、ルイスポールセンの人気の小ぶりなペンダント4種にフォーカスをあてた特集ページをご用意しておりますので、ぜひあわせてご覧になってみてくださいね。VL45ラジオハウスのΦ250も登場します。

人気ペンダントの多灯吊り特集はこちら

■Φ370のおすすめシーン
一番大きくカラーも乳白ガラスだけのΦ370。「ペンダントランプ=ダイニング」という概念に囚われずに、その大きさとアンビエントライトとしての機能性を活かして、リビングで高く吊るすスタイルがおすすめです。ダイニングなら200cm前後の大きいサイズのテーブルに合わせてあげるとバランスがとりやすくなります。

リビングでも主役のような存在感

サイズ比較のまとめとして、同じシチュエーションでの見た目の比較紹介です。あわせているダイニングテーブルのサイズは横幅150cm×奥行75cmです。また、ペンダントの高さは全てテーブル天板から60cmの位置に揃えています。


暮らしに彩りを添える4色

VL45ラジオハウスは2025年11月現在で、4色からお選びいただけます。定番の乳白ガラス、ペール・イエロー、アンバー、ペール・ローズです。

定番は乳白ガラスにはなりますが、色付きのガラスシェードはどれも色味が美しいです。乳白ガラス以外の3色はガラスの層が四層構造なので、透明感と色味の奥行き感がとても上質な仕上がりです。(乳白ガラスは三層)日中の佇まいが美しいのはさすがルイスポールセンのペンダント。

昼間自然光に照らされる4色3サイズ

点灯した時は1つだけで見ると、アンバー以外は似たような色味に感じますが横に並べると、それぞれの色が持つ個性が点灯時でも表現されているのがわかります。

夜の点灯時した時の4色3サイズ

時間の流れを刻む真鍮の美しさ

VL45ラジオハウスペンダントのアクセントになっているのが、シェード上部の無塗装の真鍮パーツ。新品のときはゴールド色ですが、時間とともに少しずつ深みのあるアンティーク色へ。

美しき経年変化

この小さな変化が、シンプルという言葉だけで終わらないVL45ラジオハウスペンダントの魅力の一つです。木製の家具も使い込めば色味の経年変化が進みます。そうやって日々の”暮らしの時間の経過”が目で見えるととても愛着が湧いていきますよね。


いかがでしたでしょうか?ルイスポールセンのペンダントの中でも人気のVL45ラジオハウスシリーズ。見た目の美しさだけでなく、光のあり方や素材の考え方まで含めて北欧デザインの本質を体験できる照明です。「いつか本物の名作照明を迎えたい」と考えている人にも、一番最初の選択肢として心からおすすめできるペンダントです。

名作照明がある暮らし始めませんか

今回ご紹介した内容は、別の特集ページでより詳しくご紹介しておりますので、VL45ラジオハウスペンダントが気になるな…という方はぜひこちらもご覧になってみてくださいね。

VL45ラジオハウスペンダントの魅力を解説中です

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