長く続いている北欧ブーム。これだけ長いと一時のブームとは言えませんね。
ちなみに僕は北欧デザイナーの巨匠、ハンス・J・ウェグナーさんと意外な関係があります。なんと、誕生日が一緒なんです!
なんかすみません…。
それを知ったのはウェグナーさんがお亡くなりになった時でした。嬉しいというよりも、愛しさと切なさと心強さを感じました。
さて、vanillaが北欧を語るなんて。
そう思う方もいらっしゃると思いますが、ぜんぜん知らないわけじゃないですよ。嫌いでもないし。
僕自身、ずっとCH25というウェグナーさんデザインのイスが欲しいと思っていますしね。
ウェグナーさんはMoMAが主催した「ローコスト家具デザインコンペ」に成型合板の家具で出品し、佳作に選ばれています。成型合板ってスゴく意外ですよね!
そしてその時に2位に入賞したのがイームズ!
その後ウェグナーさんは尊敬するイスのデザイナーとしてイームズの名前を度々出していたようです。この繋がりはかなり興味深いことですよね!
本題ですが、カリモク60は普遍性がコンセプトです。
普遍性とは、簡単に言えば「どんな雰囲気にも馴染む」ということです。
じゃあ、北欧インテリアにも合うのか?
ショップ内の商品で北欧チックにするために、数少ないそれらしいアイテムをかき集めてみました。写真はカリモク60Kチェアのタープグリーンを使っています。
北欧系のインテリアは白やベージュ、アイボリーなどのナチュラルなカラーをベースに、ちょっと彩度を抑えたグリーンやイエローなどで飾っていけばそれっぽくなります。パキパキしない程度に。
自然界にあるようなカラーを使うことが多いようです。
エッジもあまり立たせずに、丸みのある優しい感じで。
あまり偉そうには語れませんが、上の写真、どうでしょう。
タープグリーンのKチェアが見事にハマってると思いませんか?
もともとアームのブラウンとタープグリーンの組合せがとてもいい雰囲気なんです。これだけで北欧チックに感じるくらいです。
ヴィンテージのチークのチェスト1つあればもっと北欧系に寄ります。
タープグリーンは隠れた名品です!
張り地はアクリルとウールを使っています。ウールが21%も入っています。
なので蒸れにくくヒンヤリ感もない素材です。
また、縦糸がブラック、横糸がグリーンという2色使いの平織りなので、質感があっていい雰囲気の色合いを見せてくれます。大人っぽいです。
何年も使ってグリーンが色褪せてきて、アームも凹みやキズができたら、それはもう北欧ヴィンテージの顔になるんじゃないか!?
それは言い過ぎかもしれませんが、定番のKチェアの中では最も北欧スタイルに合わせられるというのは間違いないと思います。
高級な北欧家具がなくても、こんな色合いのイスをセレクトするだけでも北欧スタイルは作れますよ!
むしろ、その方がセンスがいいと僕は思います!