Kチェアブーツの運命
村上 博

vanillaのムラカミです。
当店にはKチェアブーツという小さな名品があります。とても地味なアイテムですが、発売以来とてもたくさんのご注文いただいています。そんな人気商品なのにとんでもない運命が。

Kチェアブーツは、カリモク60のKチェアを床に直接置くとキズがつくと心配される方が多いことから作られた脚カバーです。
Kチェアは割と軽いので簡単に動きます。

賃貸の方は尚更心配ですよね。

市販の粘着タイプのフェルトを脚の裏に貼っても、使っているうちにズレてしまうんですよね。
さらに、粘着ノリがベタ〜っとなります。。。

Kチェアブーツは特殊な生地で、厚みがあり丈夫でありながらも伸縮性も持っているという優れた素材です。

Kチェアブーツ

Kチェアブーツ

これを付けるとフローリングをキズつけることなくスムーズに動きます。引きずった時のあのビビり音もありません。

ですが!

なんと生地が廃盤になったと工場から連絡がありました!
200件近いレビューをいただいている人気商品だけに大問題です。

商品の廃盤には主に2つ理由があり、1つは売れないから。
そしてもう1つは素材が調達できなから。
(他にも安全性や権利的な問題もありますが、ほぼこの2つでしょう)

後者はどうしようもありません。
たとえ商品が売れていても、素材を作るメーカーが廃盤となれば、それに代わるものを探さなくてはなりません。
そして、特殊な素材ほど見つからないケースがほとんど。

もちろん、僕も即、新しい生地を探してもらいましたが見つからず。。。
まだ生地の在庫があるようなので、すぐに終了とはなりませんが、見つかることを祈って待つわけにはいかず、次の準備を早急に考えています。

で、すぐに思いついたのはイームズ用のグライズキャップ
このvanillamagでも何度か書いたコレ↓です。

イームズチェア用のグライズキャップ

イームズチェア用のグライズキャップ

いずれはKチェア用も作る日が来るかもと思っていましたが、こんな感じで突然来るとは。
世の中いつ何が起こるかわかりませんねぇ(^^;;

このグライズキャップは、ゴムとプラスチックを混ぜ合わせたような素材で、なかなか苦労して開発したものです。
そして金型が非常に高額でビビりました(汗)
グライズキャップの過去の記事はこちら

苦労の甲斐あって、これもほぼ毎日売れる人気商品となりました。柔らかさと付け外しの容易さがわかります↓

同じような素材で市販のイス用の脚キャップも売っています。
もちろんKチェアにピッタリではありません。
むりやり履かせることもできるタイプもあるようですが、形も色もイマイチで、せっかくこだわって手に入れたKチェアがちょっと。。。

Kチェアブーツ2の検討

Kチェアブーツ2の検討

グライズキャップは底にフェルトが付いているので床をキズつけませんが、本体はゴムのように滑りにくく、現行のKチェアブーツのように長い形にすると履かせることが困難です。

かといって、グライズキャップみたいに小さくすると簡単に脱げてしまうので、ある意味、市販のキャップのサイズはベストかもしれません。

でも、上の写真にあるように、ボコボコっとした形がちょっと。。。
「機能さえ果たせば見た目はどうでもいい」なんて言ったらチャールズイームズ氏に怒られてしまいます。

色もブラウンで、一見Kチェアのアームに馴染むように感じますが、履かせてみるとやっぱりぜんぜん違う色です。
だったら、足元のパーツなのでブラックの方が締まるだろうと思っています。

そんなこんなで、超特急でKチェアブーツ2(仮称)の開発を進行中です!
すでに金型の見積をもらっていますが、グライズキャップ以上の額にビビりました(笑汗)

でも絶対必要ですよねコレ!
カリモク60ファンのみなさん、ウンと言ってください!!

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、同素材のダイニングチェアブーツも同時進行中です。

かなりドキドキしています。

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