アーロンチェアの新旧比較!
スタッフ
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アーロンチェアの新型「アーロンチェア リマスタード」が登場!当店にもつい先日展示品が入荷しました。早速、新旧を比較!ご検討中の方の参考になれば幸いです!

2017年1月24日、東京駅のすぐ近くにあるYellowKorner(イエローコーナー)にてアーロンチェア リマスタードのローンチイベント(お披露目会)が行われました。

丸の内で開催したローンチイベントのショーウィンドウ

丸の内で開催したローンチイベントのショーウィンドウ

丸ノ内で開催されてローンチイベント会場のショーウィンドウ

丸ノ内で開催されたローンチイベント会場のショーウィンドウ

同じ日に当店にも展示用のアーロンチェア リマスタードが入荷し、早速現行のアーロンチェアと比較してみました。

今後アーロンチェアは現行をクラシック(初代)として、新型をリマスタードとして併売することになります。いつまで併売するかは未定です。

まず価格(実売価格)です。
もっともベーシックな仕様、グラファイトフレームのグラファイトベースで比較します。

クラシック:153,000円(税込)
リマスタード:186,840円(税込)
※2017年1月25日現在の当店の販売価格です。

当店の販売価格では33,840円のアップです。
これは仕方ないといえば仕方ないことと言えます。
新しいものを開発するには莫大なコストがかかります。
クラシックが登場した1994年、実に20年以上前とは物価も大きく変わっていますので、予想通りといえば予想通り。

問題はそれに見合った進化があるかどうかです。
正直に書きますね。

アーロンチェアの新旧比較!

アーロンチェアの新旧比較!

正面から見た比較です。いずれもBサイズです。
どちらもシートハイ(座面高)を最も低くし、アームは最も高い位置に設定しています。
リマスタードの方が3センチほど高いみたいです。
おそらく、昇降をコントロールするガス圧シリンダが大きく変わったからだと思います。
ここで問題があればAサイズにすればいいだけなので大丈夫。

もちろん、リマスタードにも小さい方からA、B、Cの3サイズ展開です。

ポスチャーフィットSL

ポスチャーフィットSL

機能面で大きく変わったのはこのポスチャーフィット部分でしょう!
クラシックではポスチャーフィットという名で、主に仙骨(Sacrum)をサポートしていましたが、リマスタードでは仙骨と腰椎(Lumbar vertebrae)まで、より高い位置までサポート範囲が広がったことになります。縦長になりました。
このSacrum とLumbar vertebraeの頭文字を取って、ポスチャーフィットSLとなったようです。

座ってすぐに違いを感じるのは難しいですが、時間が経つにつれて「いい所にサポートがある」という感覚があります。

8Zペリクル

8Zペリクル

ペリクル(張り地)の進化、これは見た目ではわからない変化ですが素晴らしい変化です。もっとも体感できる変化だと思います。

見た目はクラシック同様に1枚の張り地ですが、実は場所(ゾーン)によって生地の硬さが分かれています。
横方向に4つのゾーンに分かれており、写真のように右拳のエリアは柔らかく、左拳は硬めになっています。
また、フレームに近い手前と奥はさらに一番硬いテンションになっています。

座る時に最初に座面に触れる坐骨付近がもっとも柔らかいため、お尻の収まりがいい感じがします。非常に快適なタッチです。
お尻はここじゃなきゃイヤといった感じです。

UVライトでゾーンの境界がわかる

UVライトでゾーンの境界がわかる

普通に見るとわかりませんが、UVライトを当てるとテンションの境目が線が浮かび上がるようです。これ面白いですね!

バナナクッションの廃止

バナナクッションの廃止 ピンクのラインが座面裏先端部のバナナクッション

また、クラシックではペリクルのテンションが一定だったため、座面先端、フレーム近辺の裏側に通称バナナクッションと呼ばれるバナナの形をしたクッション材が入っていましたが、リマスタードの8Zペリクル(エイトズィーペリクル)にしたことでバナナクッションが無くなりました。

これ、クラシックのアーロンチェアを使っている人はわかると思いますが、だんだんボロボロになってくるんです。
でも無いと太ももがフレームに当たってちょっと違和感がありますし。

実はこのペリクル、背もたれの方も肩違いで4つのゾーンがあります。座面と背もたれ合わせて8つのゾーンに分かれていることから8Zペリクル(エイトズィーペリクル)となります。
また、クラシックよりも通気性が良くなったような気がしますね。気のせいかな?

クラシックの側面

クラシックの側面

見慣れたクラシックアーロンチェアの側面。座って右側です。
レバーやノブやツマミがあり、メカメカしい雰囲気。嫌いじゃありません。

アーロンチェア リマスタードの右側面

アーロンチェア リマスタードの右側面

アーロンチェア リマスタードの同じ側面はかなりスッキリしました!パーツのラインもちょっと色気が出たというか、単純な形状ではなくなりましたね。メリハリが出た感じです。
これは結果軽量化にもなっているでしょうね!

アーロンチェア クラシック

アーロンチェア クラシック

アーロンチェア リマスタード

アーロンチェア リマスタード

斜め後ろから見ると一目瞭然。
クラシックは別角度で見ると露出したケーブルが4本くらいありますが、リマスタードは1本だけ。かなりスッキリしました。
カジュアルな3wayのバッグからシンプルでフォーマルなブリーフケースになったような印象です。

クラシックの左側面のレバー

クラシックの左側面のレバー

前傾チルトとリクライニング範囲の調整は2つのレバーを上げ下げしていました。どっちがオンでオフだか、慣れないとわからないですよね。

リマスタードの左側面

リマスタードの左側面

リマスタードではこの2つが1本のノブに合体。
これは覚えれば使いやすいでしょう。

リクライニング系の操作

リクライニング系の操作

かなりシンプルなアイコンになりましたね。
これ、アイコンを上に向けるのではなく、そのアイコンの方に回すことでオンになるのでお間違えなく。

アームパッドの質感

アームパッドの質感

僕は結構この変化が好きでした。
アームパッドの硬さですが、クラシックは表面が硬く中が柔らかい印象ですが、アーロンチェア リマスタードは中まで同じ硬さでモッチリ感があります!
肘でもこの違いはよくわかります。
フランスパンとお餅、、、 ん〜 例え方がいまいち。

アームの水平角度

アームの水平角度 最も内側を向けた状態

アームの水平角度

アームの水平角度 最も外側を向けた状態

アーロンチェア リマスタードのアームは水平方向の角度調整が広くなった感じです。また、8段階くらいに細かく調整できるようです。
クラシックは内、中、外の3段階で、遊びも大きな印象でした。

 

アームの前後方向のポジション

アームの前後方向のポジション

アームの前後のポジション調整。
これが最も長く(?)設定した状態

アームの前後方向のポジション

アームの前後方向のポジション

これが最も短く(?)設定した状態。6センチくらいスライドするようです。これは新しい機能ですね。

前傾チルトを使う場合はこの機能が活きますね!アームがデスクに近づくので、短くした方が姿勢を保てそうです。

 

ベースのデザイン

ベースのデザイン

グラファイトカラーのベースですが、クラシックはアルミ製ですが、リマスタードは樹脂系(詳しい素材は確認します)のようです。形状もシャープになり、大きな軽量化にもなっているはず。

ベースの先端部

ベースの先端部

アーロンチェア リマスタードにはカラーが3種類あり、さらにベースの仕上げも数種類あります。
今回紹介したグラファイトフレームのグラファイトベースが最も手頃な価格で、一番人気になるだろうと思うタイプです。

ミネラルフレームのポリッシュベース

ミネラルフレームのポリッシュベース

ちなみに、一番高額な仕様は上の写真。
ミネラルフレームというホワイトに近いタイプにポリッシュドアルミベースのタイプになります!もちろんアームは本革になります。
手元の資料では、税抜で250,000円
※2017年1月25日現在の価格です。
ただ、この最高級タイプ、めちゃくちゃカッコいいです!
僕はこれに座って仕事したい!笑

さて、ダラダラ書いてしまいましたが、総評です。
実はこの記事はアーロンチェア リマスタードに座って書きました!

一言、座り心地と操作性が良くなった!

こんな大きな変化を一言でまとめてしまうと怒られそうですね。
でも、良くなったと感じるのはたくさんの細かい変化にあると思います。イームズの言葉を思い出しますね!

“The details are not the details; they make the product,”

直訳すると「細部は単なる細部にとどまりません。それはプロダクトを構成する要素です」

この記事を書いているまさに今、当店のスタッフがハーマンミラーのアーロンチェア リマスタードの勉強会に参加しています。
後日もっと詳しい情報をお伝えできることでしょう!

また、ディテールが洗練され、高機能なままシンプルになったと思います。
これ、実はとても難しことだと思います。
アーロンチェアという強烈なブランドイメージを守りつつ美観が向上したことはとても評価できると思います。
(上からでスミマセン 笑汗)

もしマイナスな意見を言うとするならば、クラシックに見られるメカメカしさ、無骨さが薄れたくらいでしょうか。
90年代のマニュアル車が最近のオートマ車になったような、ごく自然で当たり前の進化ですが、物足りないと思うマニアックな方もいるかもしれませんね。

まだ登場したばかかりなので耐久性などはなんとも言えませんがおそらく問題ないでしょう。

この記事で登場した最もベーシックなタイプのアーロンチェア リマスタードの商品ページはこちらです。

 

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