当店でも非常に人気の高いカリモク60のソファKチェア。
購入された方はもちろんご存知かと思いますが、Kチェアは組立式となります。
ソファの組立と言うと少し面倒に感じられてしまうかもしれませんが、組立式だからこそ搬入も簡単ですし引越しなどの時にも重宝します。
私自身の実体験ですが、引越しをする際にソファをバラす必要があったり引越し先の間口が狭くて搬入が大変だった経験があります。
また、カリモク60のソファKチェアはパーツでの販売も行っているので古くなったパーツをパーツ単位で買い換えることが可能です。
組立式のメリットは家具を長く使うことを考えると非常にメリットが多いのです。
カリモク60のソファKチェアの組み立てにはプラスドライバーが1本必要となりますので、事前にご準備ください。
今回の組立方法は私ヨシタが個人的に考えたKチェアの簡単な組立方法になります。
メーカーの取扱説明書の内容とは異なる部分が多いのであらかじめご了承ください。
では早速組立方をご紹介していきたいと思います。
今回はKチェア2シーターを使って、一人でも簡単に組立ができる方法をご紹介していきたいと思います。
まずは梱包状態から。
サイズは幅1360 奥行345 高さ585mm(重量:約18.5kg)になります。
開梱するとこのようになっています。
パーツを一つ一つ取り出していきます。
ここでチェックポイントです!
アームトップには保護用の発泡スチロールが取付けられています。
そこには組立に使用するボルトなどが入っていますので、忘れずに取り出してください。
取り出してみたパーツはこちらになります。
パーツの数を必ずご確認ください。
ではいよいよ組立を開始します。
まずは背もたれのコーチボルトの保護カバー3箇所を外します。
床に置いた背もたれに座面シートを差し込みます。
背もたれ側のコーチボルトと座面シートの穴の位置を確認しながらゆっくりと差し込んでください。
ここでチェックポイントです!
床に置いた背もたれの下に膝を入れ込んでボルトが床に対して垂直になるようにすると、座面をボルトに差し込みやすくなりますよ。
背もたれと座面の組付けができたら、ワッシャーとナットを取付て仮留めしてください。
ここでチェックポイントです!
仮留めってどのくらいがいいのかわからないと言う問い合わせを受けることがあります。
仮留めはパーツが取れないようにすればいいので、目安としては閉めたナットからボルトの頭が飛び出ていなければ問題ありません。
3箇所ともナットで仮留めが完了したら、次に左右のアームを取付ていきます。
まずは仮の組付けが完了したKチェアの座面と背もたれを縦に起こします。
今回はソファに座って右側に来るアームを取付ていきます。
座った状態で右手側に来るアームにはブランドプレートがついていますので、見分けがつきますね。
まずは座面側(裏面に金属のバーが見えている方)のアームを取付る前方にダボ穴があるのでそこにアームの木の突起部分を差し込みます。
次は背もたれ側にネジを差し込みます。
実はこの背もたれのネジ穴は最初はピッタリ合いません。
ここでチェックポイントです!
Kチェアはクッション性に優れているので背もたれと座面の構造からして組立の途中ではネジ穴が合わなくなっています。
ですが、ここで座面と背もたれを仮留めの状態にしておいたことで座面と背もたれを手で引き寄せながらネジ穴を合わせることができます。
この際、背もたれと座面は座面下のボルトが仮留めの状態なのでグラグラとした状態で動かすことができるはずです。
ここでもネジは仮留めにしてください。
ちなみにネジは手で入っていかない場合が多いですので、その場合はドライバーで締めるようにしてください。
座面側のダボと背もたれ側を仮留めしたら座面側のネジも仮留めしてください。
これで片側のアームの仮留めが完了したので、反対側も同様の手順で仮留めをします。
ここでチェックポイントです!
反対側のアームを取付るのに、取付たアームを下にした状態でKチェアを縦に起こしてしまってはアームに傷がついてしまう可能性もありますし、床も傷ついてしまうかもしれません。
毛布などを敷いてその上でやれば心配ないかもしれませんが、そんなものはいちいち準備してられません。
そして考えた結果理想の組立方法を発見しました。
一度片側のアームが付いた状態のKチェアを普通の状態に起こします。
そしてアームが付いていない方のKチェアの下に膝を入れ込んで、アームをダボ穴に差し込み座面のネジを仮留めしてしまいます。
両膝を曲げて入れるこのやり方ではネジ穴が見えづらいと言った場合は、片膝を立ててその上に乗せてもいいかと思います。
片側のアーム2本脚がしっかりと床に接地して入ればバランスも問題ないはずです。
体格が小さい方でこのやり方が難しいと言う方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は届いたばかりでKチェアの空き箱があるなら、箱を再度組み立てて箱の上にKチェアを乗せてあげるとやりやすいです。
アームの仮付けが完了するとKチェアを普通に起こした状態で組立が進められます。
座面、背もたれ側と忘れずにネジで仮留めしてください。
さて組立の最難関はこれでクリア。
次は座面前方の下に取付る前下桟を取付ます。
前下桟を取付るにはKチェアに座った時に前方に来るアームの前足の方にあるネジ穴で取付ます。
前下桟にも前と後ろの向きが存在します!
穴が空いている方が座面の奥に向かうように取付てください。
では前下桟を取付ます。
すでに左右のアームを仮留めしているので、前桟が取付られないのではないかと思われますがアームは仮留めの状態なので少しだけ動かすことができるはずです。
アームには前桟を取付る位置にくぼみがあるのでそこにはめ込むようにしてください。
ここでチェックポイントです!
Kチェア2シーターとなると、前下桟は約120cmになります。
これを片手で持った状態でネジ止めするのは至難の技です。
ならばひとまずアームのネジ穴と前桟のネジ穴の位置を合わせてネジを手でそのまま差し込みます。
そして反対側に回ります。
すると桟を支えながら組立を進めなくても良くなります。
前下桟の取付には2つのパーツを使います。
マイナスのネジ山がついた丸ナットを前桟の後ろ側に差し込みます。
この際、前桟とマイナスのネジ山の向きが平行になるように差し込んでください。
そしたらアーム側からネジを差し込んでください。
もしネジがなかなか入っていかないようであれば、前桟に差し込んでいる丸ナットの向きがずれている可能性があるので確認してみてください。
ネジの仮留めが完了したら、先ほどネジを直接差し込んだだけの方も同じく丸ナットを前桟に取付てネジで仮留めしてください。
これで仮留めの状態ではありますが、全体が組み上がりました。
あとは仮留めしていたネジを締め上げてください。
ネジを締めたら、最後に背もたれと座面シートの六角ナットを、付属のスパナで締めてください。
ボルトの占める加減については、およそボルトの先端がナットから5mm程度突き出たところで止めれば十分です。
締め過ぎてしまうと破損の恐れもあるのでご注意ください。
全体的に本締めが完了したら完成です!
文章にすると長く感じてしまいますが、実際の所要時間は10から15分程度で組立が完了します。
カリモク60の家具の配送については組立サービス便もご用意しておりますが、Kチェアを購入される8割以上のお客様が「玄関先お渡し便」でのご注文をいただいています。
お客様ご自身による組立にはなりますが、納期も早いですし何より自分で組立たほうが愛着が湧きますよね!
今回は私ヨシタが考えた組立のコツを含めてご紹介しているので、実際のKチェアの組立説明書の記載とは一部異なります。
ですが何かお客様が考えた組立が簡単にできる方法などあったら教えてください。