vanillaの村上です。
つい先日、ハーマンミラーの新しいワークチェア、コズムチェア(Cosm Chair)のハイバックタイプが入荷しました!初期ロットなので、今後軽微な仕様変更が出るかもしれませんが、最速で使ってレビューしようと思っています。写真多めでいきますよ!
コズム。
なんか、響が聖闘士星矢みたいですね。
「君は、小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか!?」
宇宙、無重力といったワードとの関係を感じます。
まず見た目ですが、僕は好きです!
軽快な感じと複雑な曲線の連続がアートのように感じられます。
グレイシャーはくすんだ水色?
イームズのヴィンテージシェルにあるシーフォームグリーンに似たカラーです。
ナイトフォールは暗めのネイビー。リジットのデニムのような印象です。
コズムチェアの大きな特徴だと思っているのは、背もたれ先端の形。後ろに反り返っているので、フレームやフレーム際の張地の硬さを背中で感じることがありません。天を仰ぐと枕代わりになります笑
また、リーフアームもかなり特徴的ですね。斜めになっています!後ほど座った感想を書きます。
座面下のチルトボックスはかなりシンプル。新しい機能で、座った人の体重によって自動でチルト(リクライニング)の硬さが変わるそうです。ほんと?
ベースはかなり線が細い!攻めましたね。エッジがシャープに残っているので陰影も綺麗です。素材はアルミ製だと思います。
アーロンチェアをマニュアル車と例えるなら、コズムはオートマチック車。唯一できる手動の調整は座面の昇降のみ。座って右側にあるレバーで調整します。
さて、リーフアームについてです。
ご覧の通り背もたれに寄り掛かり、限界まで倒れるとアームトップが床と平行になりました。そしてこの体勢、雑誌や本を読むのがすごく楽です。とくにアームに張られた張地は非常に柔らかくていいですね!
アーロンチェアでは張地をペリクルと呼んでいますが、コズムチェアではインターセプトと呼ぶようです。なぜだろう。
バスケやサッカーでは相手からボールを奪う事をインターセプトって言いますよね。何を奪ってくれるのだろう。重力?
が!
ワークチェアですからPC作業がメインかと。実際にこの記事を書いている時もコズムに座っていますが、やっぱり肘がアームに届きません。欧米基準なんでしょうか。アームに肘を置こうとするとかなり不自然な姿勢に。僕の座り方が正しくないのでしょうか…
ただ、ハイバックはさすがに快適です!ローンチイベントでも座りましたが、あの時は1分も座り続けることができず、こうして1日中ハイバックにもたれているととても快適。
アームに肘は付かないものの、できるだけデスクに近づいて踏ん反り返ってデスクに肘を置いてしまえば快適。ディスプレイの位置を高くするスタンドかモニターアームがあればもっと快適だろうと思います。
ちなみに、僕は176cmの70kgですが、コズムの自動でチルトの硬さが調整されるハーモニックチルトはちょっと柔らかすぎるかも。普通に寄り掛かると限界まで倒れます…。
小柄な人にはちょっと硬いという声も。
背中から腰、太ももと、体と椅子の設置面積が非常に広いことがかなりいいですね!とくにお尻が心地良い笑
1日使って思ったことは、長時間のPC作業というより、iPadなどのタブレットを使った仕事に向いているのでは、ということ。
キーボードやマウスを使わず、手やペンで操作するときはリーフアームに肘を付いてできますね。でも視線が下になるので、長時間には向いていないかもしれません。
あとはミーティングとか。その場にいる人の顔を見ながらディスカッションする場合など。チルトが自動ということは、自分専用というより、共用向きかなと。自分のデスクが決まっていない、フリーアドレスなオフィスにいいかも。
やはり、長時間のPC操作をするなら、アーロンチェアに分があるなと感じました。
僕自身は「作業」という仕事がかなり減ったので、コズムでも問題ありません。仕事の内容によってワークチェアを、もしくは、座るデスクを選べる環境があれば最高ですね!