カリモク60、マルニ60のソファ
佐川 奬

最近はテレワークの関係もありワークチェアの需要が高まっていますが、リビングシーンでも1シーターのソファが注目を集めているようです。
というのも2シーター以上のソファは置く場所を考えなくてはならないこと・気が向いたら場所を変えたいこと・家族が揃っていることが多くなったので自分用の席が欲しいこと・といった理由から。
そこで今回は当店で販売しているおすすめの1シーターソファ3品を改めてご紹介したいと思います。

カリモク60 Kチェア 1シーター スタンダードブラック
カリモク60 Kチェア 1シーター スタンダードブラック

まずは王道、カリモク60 Kチェア 1シーター
簡単に組み立てができてパーツが壊れたとしても交換が容易で長く使うことができることから、製造開始の1960年代に生まれてから今まで基本のデザインは変わらないまま作られ続けている、日本のミッドセンチュリーの生き字引といったソファです。
おしゃれなカフェ、映像作品でも使われることが多く、今もインテリア雑誌に紹介される常連アイテムでもあります。

Kチェアはバネの上にウレタンを貼った構造
Kチェアはバネの上にウレタンを貼った構造

座面にはSバネと言われるバネの上にウレタンを被せた座面をしており、座ると「ボヨン」といった具合にほどよい弾力性で身体を支えてくれます。
これはアーチ状に張られたSバネの反発力によるもので、類似品では再現されない座り心地です。
過去記事:「カリモク60風ソファとKチェアの違いを比較してみました


マルニ60 オークフレームチェア  1シーター ゼラコートブラック
マルニ60 オークフレームチェア 1シーター ゼラコートブラック

次はカリモク60と並ぶ60VISIONを代表するブランド、マルニ60のオークフレームチェア
こちらも1960年代にフレームチェアの原型となる「No.79 (みやじま)」が製造され、今はマルニ60ブランドとして製造が続けられているロングライフモデルのソファです。
※2020年秋にNo.79の生誕60周年記念モデルが販売となりました。詳しくは「マルニ60 ビーチフレーム」をご覧ください。

マルニ60のフレームチェアの座面下はベルトが張られています
マルニ60のフレームチェアの座面下はベルトが張られています

このオークフレームチェア、組み立て式という点はKチェアと同じですが、大きく異なるのは置きクッションという構造をとっているというところ。
これは名前の通りソファフレームにクッションを「置く」もので、そのため座った時に座面の木枠を感じることがありません。

クッションにはウレタン・綿だけでなくフェザーも使われていることから、腰を落とすと「バフッ」と沈む感覚で、さらにフレームの座面下部分にはウェービングベルトが使われているため、座った時のお尻の底付き感もない座り心地をしています。
ちなみにこの二つのソファを比較した記事もありますので、興味を持たれた方は是非ご覧ください。
過去記事:「カリモク60とマルニ60のソファ比較!

マルニ60には定番でブラウンカラーのビニールレザーが存在します
マルニ60には定番でブラウンカラーのビニールレザーが存在します

ちなみにマルニ60には定番でブラウンカラーのビニールレザーが存在します。カリモク60にもブラウンのレザーは存在しますが、この生地を使用した商品は限られており、Kチェアでは実店舗限定のパラーンオーダーでのみ選べる仕様となっています。
こういったところもカリモク60とマルニ60の違いの一つですね。
※実店舗限定の「カリモク60 パターンオーダー」の詳細はこちら


マルニ60 オークフレームハイバックチェア
マルニ60 オークフレームハイバックチェア

そして個人的にピックアップしたかった1脚が、このマルニ60のオークフレームハイバックチェア
ん?さっきのオークフレームチェアと何が違うの?と思われるかもしれませんが、名前の通り、こちらはハイバック仕様になっているんです。

オークフレームチェアとハイバックチェア
オークフレームチェア(左)とオークフレームハイバックチェア(右)
ハイバックの方は背もたれが7cmほど高くなっています
ハイバックの方は背もたれが7cmほど高くなっています

並べてみるとよく分かりますが、背もたれのボタンが4つになっているのが分かりますか?
このハイバックは、これまでのオークフレームチェアのシルエットを極力崩さず、より背もたれに体を預けやすくなった2019年に追加の比較的新しいモデルなんです。

男性が座っても十分にくつろげるクッションの高さ。

男性で肩と同じくらいの高さ、小柄な人は肩上までサポートされる高さまで延長された背もたれ。
ハイバックだけどヘッドレストまでは行かない、この「+9cm」のサイズ感がソファのシルエットを崩さないままで座り心地を格段にアップさせています。
背もたれはクッションの中身も通常のフレームチェアには無い芯材となるウレタンが入っており、形崩れを防ぐだけでなく、よりしっかりと体を支えてくれるというアップデートがなされています。

車やバイクもそうですが、昔ながらの見た目なのに中身は今の技術で作られているとかロマンだけでなく、信用もありますよね。


以上3つの1人用ソファをご紹介しました。
テイスト、座り心地、色味、最終的には選ぶ方の好みになりますが、どれを選んでも間違いのないソファです。

ただ、こだわった素材を使ったり、工程の一部に機械ではなく職人さんの手が関わることなどから値段はどうしても少し割高になってしまうのが痛い部分ではありますが、そこも耐久性やその後の保証なども手厚いことを考えると納得のいくところ。

どのメーカーさんも努力をされていますが、昨今の増税や原油高などを鑑みるに価格が下がるというのは正直可能性は低いと思います。
良い家具を育てる・という理由もありますが、それと同時に家具は常に「今が旬」ということも頭の片隅に置いておいていただきたいなと思う次第です。

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