bottoの丸めシワはワンウォッシュで解決
スタッフ
スタッフ

vanillaオリジナルプロダクト「タペストリーbotto」。福島県内の捺染工場で作っています。
捺染後は熱湯に通し、業務用アイロンで仕上げ。

それをクルクルと丸めて丸い筒に入れますが、綿100%だからどうしてもシワやヨレが生じてしまいます。せっかく綺麗に仕上がったのに。とは言っても広げたままお届けするのは現実的ではないし。

bottoはクルクル巻いてストック
bottoはクルクル巻いてストック

壁に掛けられたbottoも、光が当たる角度によってシワや、丸めたことによる規則正しいヨレが目につくことがあります。布だから仕方ないと言えば仕方ないシワ問題。真正面から光が当たれば別なんですが。

丸めた跡が規則正しいうねりを出す
丸めた跡が規則正しいうねりを出してしまう

アイロンを掛けてみる

先日、筒から出してスチームアイロンを使ってシワを伸ばしてみました。そしてびっくり。
まるで紙にプリントされたようなアートになっちゃいました。

アイロンを掛けてみる
アイロンを掛けてみる
めちゃくちゃきれいになった
めちゃくちゃきれいになったbotto
寄って見てもシワがない
寄って見てもシワがない

ただ、なんかちょっとチープな感じに見えちゃったんです。やってみないとわからないものですね。

たぶん、シワがランダムに細かい影を作り、ヨレが布の柔らかい質感を伝えていたのかも。
作為的に古さを表現しているわけではないですが、自然にヴィンテージ感というか、ずっと前からそこに掛けていたような雰囲気があったのかもしれない。

でも、丸めたことによる規則正しいうねりがあるのはちょっと…。
アイロンを掛けるとノッペリ感が…。
わざと手で揉み込んでシワくちゃにするのもちょっと…。 なんか違う。

さて、どうしよう。


ワンウォッシュ!

ようやく1つの答えを発見しました!捺染ならではの解決方法です。
Go to 洗濯機!ワンウォッシュです。

bottoをフレームから外してそのまま洗濯機で水洗いします!

フレームは平らな場所に置いて横にスライドして外します
フレームは平らな場所に置いて横にスライドして外します

洗剤は不要です。基本的に色落ちや色移りはしませんが、念の為単品で洗います。

洗濯機で水洗い
洗濯機で水洗い
シワを伸ばすように広げて物干し竿へ
シワを伸ばすように広げて物干し竿へ

脱水が終わったらタオルを干す時と同じようにパンパンとシワを伸ばすように引っ張り、物干し竿に掛けて乾かします。洗濯バサミも使わず、パラッと掛けるだけがベターです。
すぐ乾きます。

bottoのシワはワンウォッシュで
bottoの丸めシワはワンウォッシュで

これで自然なシワが復活!
これこれ。洗いざらしの自然な仕上がりがとてもいい感じ!

乾いたbottoは洗いざらしの自然な雰囲気
乾いたbottoは洗いざらしの自然な雰囲気
アイロンを掛けたより自然な雰囲気
アイロンを掛けたより自然な雰囲気
寄って見ると細かいシワが無数に
寄って見ると細かいシワが無数に

できるだけ丸めたシワやヨレが生じないよう、当初は梱包材にコストと手間をかけてパッケージングを工夫しようと思いました。でもそれってゴミを増やすことにもなるんですよね。

Tシャツやシャツだって一度洗ってから着るように、bottoもワンウォッシュすることで梱包状態をリセットするのが一番良い状態になります。
一手間お掛けしてしまいますが、そんな行為が愛着に変わるでのはないかと。

せっかくアートを飾るなら、一番良い状態で飾ってほしいなと思います。

「ぼーっとしよう」がコンセプトのbottoだから、丸めシワや作為的な表情はない方が良いですね!

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