日本の灯り展:「谷口・青谷和紙」とは
vanilla郡山店のクロサワです。
今回のブログは引き続きの現在開催中の「日本の灯り展」に際しまして、「谷口・青谷和紙」についてご紹介したいと思います。また延長営業のお知らせがありますので是非最後まで読んでみてください!
谷口・青谷和紙の歴史
谷口・青谷和紙は「現代に活きる和紙」をテーマに、伝統を受け継ぎながら現代の生活で用いられる和紙・和紙製品をご提案する会社です。穏やかに造られ、自然・環境と共生しスローでサスティナブルな和紙は、寛ぎや温かさををもたらし生活を豊かにしてくれます。というコンセプトをもとにしているメーカーとなります。
2013年に現在のメーカー名で設立しましたが、実は遡ると1924年から和紙に携わっていました。現代表の祖父が手漉き和紙の製造を始めたことがキッカケです。その後会社名を変えながら、和紙の製造をメインに会社を発展させていくのですが、1989年に立体漉き和紙製造の研究開発へ本格着手。翌年、半球形和紙を照明用シェードとしてOEM発売。そして1995年についに、世界初の球形和紙抄造の一連の生産システムを完成させ、立体漉き(球形)和紙を製作しました。
2007年には「第二回ものづくり日本大賞 経済産業大臣 優秀賞」を受賞もしています!同年には「新日本様式100選」へ選定、Jマーク認定もされています。
ここまで読んでいただくと、立体漉和紙がいかに凄いかをご理解いただけるかと思います。
立体漉和紙の特徴
一般的に和紙を使用した照明と聞くと、竹ひごに和紙を張り付けてあるものを創造するかと思います。当店で有名なところでいうとオゼキ(イサムノグチ)のakariなどがその構造ですね!「谷口・青谷和紙」の立体漉和紙はその構造とは全く異なるものとなります。青谷和紙は竹ヒゴなどのフレームは一切なく、和紙自体がその形に成型されています。これはすごい技術で和紙だけで強度が取れていることになります。和紙が3次元になっているのですから!
表情豊かな和紙
和紙を使用しているので、1つ1つに豊かな表情がでています。模様が激しかったり、落ち着いていたりと見ていて楽しいです。この模様は立体漉和紙しかない現れないのかもしれません!
柔らかい素直な光
ヒゴがないと何が良いかと言いますと、照明の光が素直に広がります。とても柔らかい光です。360度やんわり広がる光を見ているとお月様のようにも見えてきます。また表面が和紙そのままのため、和紙の表情がより強調されています。成型した時の和紙の模様、ケバケバした感じなど楽しめるポイントがいっぱいです!
可愛らしいデザインのラインナップ
立体漉和紙を前面に使用したデザインがとても可愛らしいです。順番に見て頂きましょう!
1枚目はモクモクです。いびつなデザインが特徴的で、名前の通りモクモクとした曇が飛んでいるようなペンダントランプとなります。アクセントにするのにオススメのタイプです!
2枚目はムーというものです。お月様の名前がついているこのランプは、実は真ん丸ではなく上下を少々つぶした楕円の形状となります。自然な丸みを表現するのにあえて楕円にしているのかもしれません!
お次はタマ。こちらは真ん丸の形状となります。360度見回しても和紙を成型しているとは思えない綺麗な形となっています!
最後はマユ。こちらも名前の通り繭をイメージしたデザインとなっています。くびれたデザインがとても可愛らしいです!
延長営業のお知らせ
最後に延長営業のお知らせをさせて頂きます!通常は13時~18時の営業となっておりますが、照明の本来の良さを知ってもらうために、3/26(土)は13時~20時まで延長営業させて頂きます。夜の照明を見たい方、いつもは時間が合わず来店できない方など、是非お越しいただければと思います!
いかがでしたでしょうか?和紙照明を現代のインテリアシーンに取り込むにはとてもオススメの照明となっています!是非店頭で実物を見てみてくださいね!