vanillaのニイツマです。
今回はデンマークの照明メーカー「louispoulsen(ルイスポールセン)」から、2021年に限定販売された「PH 2/2 The Question Mark(クエスチョンマーク)」が200台限定で再生産されることが決定しましたのでご紹介します。
ルイスポールセンというブランドについては、オンラインショップをご覧ください。
PH2/2クエスチョンテーブルランプとは?
前回の2021年の販売時はvanillaオンラインショップはルイスポールセンの取り扱いがなく、vanilla郡山店のみの取り扱いでした。当時はかなりの人気があったようで、販売終了後も店舗には問い合わせをいただいておりました。ルイスポールセンは年に1度くらいのスパンで限定品が登場しますが、ソファや椅子などと違い買い足しもしやすくルイスポールセンというブランドのファンも多いので、限定品が出る度に話題にあがります。
今回再生産になったPH2/2クエスチョンテーブルランプですが、そもそもこれって何?という方も多いと思います。PH2/2クエスチョンテーブルランプは、2021年の販売の際も”復刻品”として登場しました。なので、現在のラインナップにはないという点も人気が出た理由の一つかもしれません。
PH2/2クエスチョンテーブルランプは1931年にそのデザインが誕生。デザイナーはPHなのでもちろんポール・ヘニングセン。1926年に自身が開発をした3枚シェードシステムに基づき、”グレアフリー”で嫌な眩しさがない心地よい光を放ちます。ルイスポールセンのラインナップを見ると真っ直ぐな支柱が多い中、このPH2/2クエスチョンテーブルランプはその名前の由来にもなった特徴的な曲線を描く支柱(ステム)が目を惹きます。どこか女性らしさを感じさせる優雅なフォルムは、むしろ光を灯さずにオブジェとしても置きたくなるデザインですよね。
ステムのデザインに溶け込んだハンドルを回すことでシェードの角度を左右に変えることができますが(左右に最大45度)、このアナログな操作性も魅力的です。クラシックなフォルムながらもその機能性で必要な方向へ光を届けることができるので、読書灯などの作業灯やベッドサイドでも活躍してくれます。スイッチはよくあるコード中央付近のロータリースイッチではなく、ベース根元にあるゴースルースイッチでON/OFF。よりアナログな雰囲気がありますね。
当時は様々なバリエーションで1950年代半ばまで生産されていましたがその後生産終了に。そして2021年にルイスポールセンがオリジナルデザインを元に、真鍮仕上げのベースと乳白ガラスシェードを組み合せた「PH2/2クエスチョンマークテーブルランプ」を復刻。さらに今年2023年、多数のお声をいただき200台限定で再生産が決定したというわけです。
時を刻む真鍮の美しさ
PH2/2クエスチョンマークテーブルランプではオリジナルに忠実に、無塗装の真鍮を採用しています。つまり真鍮のメッキや色が真鍮色というわけではない素材としての真鍮です。仕上げはより素材感を楽しめるツヤなしの仕上げ。無塗装なので、時間と共に味わい深く経年変化していきます。
実はニイツマもルイスポールセンの限定品を愛用中です。2020年に期間限定で販売されたPH2/1テーブルランプ琥珀です。PH2/1テーブルランプ自体は通常のラインナップでも購入できますが、限定品は琥珀色のシェードと無塗装の真鍮のボディの組み合わせです。購入して2〜3年、普通に使用しているので真鍮部分はそれなりに経年変化しています。
購入の決め手は正直一目惚れでした。そもそも真鍮が好きということもあり、時間という目に見えないものが真鍮という素材を通して感じれることに魅力を感じています。それでいて乳白ガラスでは味わえない琥珀色の温かみある光が個人的にハマりました。
今回のPH2/2クエスチョンテーブルランプも無塗装の真鍮は触れたところからより顕著に経年変化をしていきますが、何もしなくとも時間の経過で少しずつくすんでいきます。なので、新品で開梱したばかりでも場合によっては変色や斑点などが見られます。それらは不良というわけではなく、真鍮という素材の特性で無垢素材ならではと思っていただければと思います。
ニイツマは普段は普通に素手で触ってしまいますが、少しでも変化を抑えたい方は綿手袋などをオススメします。ただ、手袋をしたからと言って全く変化しないというわけではないのでご注意ください。
PH2/2クエスチョンは200台限定品
今回のPH2/2クエスチョンテーブルランプは繰り返しにはなりますが、200台限定の再生産品です。限定品自体、再生産されることが珍しいと思いますし、前回が2年前ということもありますので、買い逃しされた方や販売終了後にこのPH2/2クエスチョンテーブルランプの存在を知った方はお早めにご検討ください。形は違いますが愛用しているニイツマとしては自信を持っておすすめできる商品です。