
油性ペンの文字も消せる「フェニックスラミネート」とは
vanillaのサガワです。
今回は当店おすすめのダイニングテーブル、カール・ハンセン&サン BA103やフリッツ・ハンセン スーパー楕円テーブル B612などに用いられる「フェニックスラミネート」についてご紹介したいと思います。
そもラミネートとは複数の素材を接着剤などで貼り合わせた加工のことを指し、これをインテリア、主にテーブルを指す際には「天板に”ラミネート加工”を施したもの」をこう呼びます。
ラミネート加工で貼り付けられる素材は主にプラスチックなどの樹脂が用いられるのですが、似たものではプラスチック樹脂でなくメラミン樹脂を用いたものがあり、こちらはプリント化粧板の一種となります。

ラミネート:artek テーブル 90A、USMハラー テーブルなど
メラミン:イームズ コントラクトベース テーブル、カリモク60+ Dテーブルなど
他にも天板の素材・仕上げは無垢、突板、リノリウムなど色々ありますが、今回はラミネートに焦点を当てるため割愛させていただきましょう。
さて、それでは本題の「フェニックスラミネート」についてです。
フェニックスラミネートとは、イタリアのArpa社が2013年に開発したナノテクノロジーを使ったラミネート素材のことで、水・傷・汚れ・アルコールにも耐性があり、独自のマットな質感、高い耐久性、そして自己修復機能が特徴で、インテリアデザインの分野で広く注目されています。
凹凸があまり大きくなくサラサラとした質感で、光が直接当たってもギラギラと反射しない・と言えば、少しイメージしやすいでしょうか。
そして冒頭でも触れた通り、当店で扱う商品ではCARL HANSEN & SON (カール・ハンセン&サン)のBA103や、B612をはじめとするFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)のSUPERCIRCULAR(スーパー円テーブル)やSUPERELLIPSE(スーパー楕円テーブル)に用いられています。
防汚性
撥水性があるので、飲み物をこぼしてもさっとひと拭きで完了。
コーヒーのように色のある液体の場合は仕上げに水拭きをしてください。

耐アルコール性
ここ数年の生活の変化から消毒が重視されるようになった昨今。食事を摂るダイニングテーブルでは、より気にするところでありますが、フェニックスラミネートにはアルコール耐性もあるので、気兼ねなくアルコール消毒液を吹きかけても問題ありません。

修復性
どんなに気をつけて扱っていても、テーブルトップに傷がつくことは避けられないもの。もちろんテーブルマットやランチョンマットなどを敷いても良いですが、せっかくなら綺麗なテーブルをそのまま使いたいところ。
そんな心配を解決できるのがフェニックスラミネートが持つ最大の特徴、熱修復。
メラミンスポンジなどの摩擦熱や、アイロンなどの熱によってキズや汚れを修復することができるのです。
こんな油性汚れだけでなく、食器でついてしまったような擦り傷も熱修復で綺麗にすることができます。
方法としては軽く湿らせたペーパータオルを直接置き、8〜10秒ほど円を描くようにアイロンをかけていただくか、
もしくはメラミンスポンジで摩擦熱が出るくらいの速さ、強さで擦ることで傷があっという間に目立たなくなります。
ダイニングテーブルの上というのはダイニング学習やテレワークなど、食事だけでない目的で使って長く目に入る場所です。
1人よりも2人、2人よりも3人、使う人が多ければ多いほど、さらに小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、より傷や汚れがつく確率も上がるというもの。
フェニックスラミネートを用いたダイニングテーブル各種。
そんな諸々の心配することなくダイニングでの時間を楽しみたい方はぜひご検討ください。
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