カリモク60のKチェアは2シーターでも重量は20kg未満です。
組立てる前の箱の状態なら、女性でも1人で運べる重さとなります。実際、当店では毎日女性スタッフが1人であっちへこっちへと運んでいます。多少の力も必要ですが、コツがあるようです!なんかカッコいい!
とは言っても、同じボリューム感のソファとしてはかなり軽い方ですので、使っていると結構動きます。
となると、床へのキズが気になる方も多いようです。
ツヤのあるフローリングは、細かいキズが増え続けるとその部分だけつや消しのようになることも。
逆にマットなフローリングの場合、その部分だけツヤが出てきます。
気にならない方も多いと思いますが、気になる人には気が気じゃないかもしれません!
特に賃貸の方は絶対にキズづけたくありませんよね。
そこで、vanillaではKチェアの脚に履かせる靴下のようなものを作りました。
名前は「Kチェアブーツ」。
カリモク60Kチェア専用です。
伸縮性のある厚手の生地でほんの少しだけ小さく作っています。絶妙なサイズです。
何度かパターンの修正をして理想のサイズに仕上げても、ご存知の通り生地の縫製は1ミリや2ミリの誤差は簡単に出てしまいます。
そこで、Kチェアの木部のアームを縫製工場に持って行き、熟練の職人さんに「ここにピタピタにハマるようにチェックお願いします!」と手間のかかるお願いをしてきました。
また、靴下と同じで、使っているうちにずり落ちてくるということもあったので、内側に滑り止めを縫付けることにしました。
ブーツとフローリングよりも、ブーツとKチェアの脚の摩擦を大きくすることでずり落ちにくくなっています。
カラーに関して、本当はカリモク60Kチェアに合ったブラウンが理想です。
しかし、似た色はあっても一致はしません。また、中間色の生地は廃盤になる可能性も高いというリスクがあります。さらに、Kチェアの塗装はひとつひとつ手作業で行っているため、ロットによって微妙に異なります。
結果、最も安定しているブラックにしました。
今のところとても嬉しいレビューをたくさんいただいています!
「ちょっと高い。」
なんてレビューもありますが…。
前述のとおり職人さんに精度を保つために努力をしてもらっています…。
Made in JAPANという点も加味していただければ嬉しいです。