カリモク60、ボビーワゴン、イームズシェルチェア、コンポニビリ
サガワ
サガワ

その4がだいぶ遅くなってしまいました。

今回はアメリカ以外のミッドセンチュリーデザイン、そしてカリモク60についてのお話です。

その1はコチラ
その2はコチラ

その3はコチラ

ここまでミッドセンチュリーについて語った中でイームズやネルソンを核としたアメリカのデザインが中心のように思えますが、やはり戦争が終わって技術や文 化が開放的になったのは世界各国同じであり、北欧や日本、世界が同時期に優れたデザイナー達がミッドセンチュリー家具を生み出しました。

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この時代に活躍したデザイナーですが、日本ではバタフライスツールやコトブキ サイドチェアをデザインした柳 宗理や、ヤクルトの容器のデザインや剣持スツールが有名な剣持 勇、リキクロックなどで知られる渡辺 力など、他国ではYチェアのハンス・J・ウェグナー、セブンチェアやアントチェアをデザインしたアルネ・ヤコブセンといった数々デザイナーの名前が挙げられます。

さらにこのミッドセンチュリー期から少し後の70年代には、アンナ・カステッリ・フェリエーリコンポニビリジョエ・コロンボボビーワゴンなどのプラスチック家具が登場、モダンデザインの文化はより広がって行く事になりました。

カリモク60Kチェア

カリモク60Kチェア

そして少し時間を戻して日本の1960年代。

この時代は東洋の奇跡と呼ばれる高度経済成長期の時代でもあり、この時期、ミシンのテーブル部分やテレビの木枠部分などの木製部分を生産していた刈谷木材が、洋風家具の生産を開始しました。

そう、現在のカリモク家具です。

Kチェアロビーチェアといった家具もこのミッドセンチュリー期に当てはまる1960年代に生まれ、現在もカリモク60のラインナップとして製造され続けています。ミッドセンチュリーというと海外のデザインばかりを思い浮かべてしまいがちですが、こんなにも昔から身近にミッドセンチュリーデザインは私たちの近くに存在していたんです。

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ミッドセンチュリーのことについて語ってきましたが、ミッドセンチュリーがどんな意味を持つか、伝わったでしょうか?

ちなみに2016年現在、ミッドセンチュリースタイルが流行し始めた1990年代から20年以上が経過しています。これ はもはや流行が続いているのではなく、ミッドセンチュリーというスタイルが定番になったのかもしれませんね。

ミッドセンチュリー家具に興味を持たれて、さらに好みの家具を見つけた際は、ぜひデザインされた背景を知ってみるのも楽しいと思いますよ!

以上、インテリアショップvanillaがお届けする、「ミッドセンチュリーとは」でした!

 

今回のコラムのまとめはコチラ↓

ミッドセンチュリー家具とは:インテリアショップvanilla

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