カリモク60ブラックとグリーン
スタッフ
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以前、カリモク60のKチェアを選ぶ際、ブラックとモケットに迷った場合の考え方について書きました。その続編です!

過去の記事は「カリモク60のブラックとモケットグリーンはどっちがいい?」です。

前回は主に、部屋に合うカラーかどうかを考えた消去法のような内容でした。
今回は、カラーはどっちでもいける場合について書いてみます。

とは言ったものの、実はここには正解も不正解も無いんです。ホントに好みで選べばいいわけなんですが、そんな答えは誰でも言えます。

ということで、過去に購入した方の意見や、毎日見ている者としてそれぞれの特徴を書いてみます。
良いことばかりじゃなく、悪いことも。

まずはスタンダードブラック
説明不要なカッコ良さがありますね。
色合い、ツヤ、サイズ感。他を寄せつけない完成されたデザインです。
革っぽい見た目ですが、本革ではありませんのでメンテナンスもとても簡単。乾いた布でサラサラと拭くだけです。

メンテナンスについては1つだけ注意点があります。
間違ってもウェットティッシュのようなアルコールやエタノールが入った物を使わないでくださいね!
手を拭いたらスースーするアレです。
これを使ってしまうと張り地が弱くなり、最悪の場合ステッチ部分から裂けてしまいます。
そんなに手間のかかる素材ではないので、たまに乾拭きだけで大丈夫です!

デメリットですが、冬場になると座った時にヒヤっとします。
逆に、夏場は座っていると蒸れを感じてきます。
革のように見えますが、実際はビニールレザーです。ビニール面に座っている感覚です。
季節によって感じる不快感をブランケットやスロウなどでカバーしているユーザーさんも多いようです。
やっぱりそんなオプションが欲しいですよね。見た目もよく、Kチェアのデザインにマッチする快適な何か。。。検討中です。

一応誤解のないように言っておきますが、基本服を着て座るでしょうから、それほど気にならない人も多いです。裸で座ればテキメンですが、そんなシーンはほとんどありませんよね?(笑)

次にモケットグリーン

実は、スタンダードブラックの欠点である冬のヒヤっとや夏のムレムレはモケットではほぼ感じません。

モケットは短い毛がたくさん生えているような生地で、坊主頭の高密度バージョンと思ってください(笑)

座った時、体と生地の間に空気の層があるため、ベッタリ密着するブラックに比べてかなり快適です。ヒヤっとも、ムレムレもしません。

ただ、モケットにもデメリットがあります。

坊主頭でも寝グセがつくように、モケットも寝グセがつきます。毛が寝てしまった部分は、毛の先端よりも多く光を反射するため、色が薄くなったように見えます。決して変色や色落ちではありませんので安心してください。

また、毛が寝ていない部分と寝てしまった所の境目に線が表れます。これはよく、生地にできたシワと間違われますが、毛の流れによるものです。

毛が寝てしまった時のメンテナンスですが、髪の毛なら濡らしてドライヤーで乾かせば元どおりですが、モケットは同じようになりません。正直、戻らないと思った方がいいと思います。
むしろ、熱にとても弱いのでドライヤーは使わないでください!
シートの上でアイロンがけなんてしたら大変です!絶対NGです。

僕も何度か使い込んで寝グセの出ているモケットを見ていますが、ジーンズの色落ちのようなもので、むしろ好きです!
愛用している感がとてもいい感じです。

また、毛は抜けますか?
と、心配される方も多いようですが、普通に使っていればほぼ抜けません。
毛抜きで思い切り引っぱらない限りは大丈夫です。そもそもモケットという生地は、数ある布地の中でも耐久性がピカイチな生地です!
毛が立っている(起毛している)ことによって、かかる力の逃げ場が多いため、とても丈夫な生地とされています!
だからブラックよりかなり高くなってしまいます。

 

こんな感じで、どちらの生地にも一長一短あります。

でもこういったデメリットは、カリモク60のKチェアに限らず、どんなソファにも言えることです。
購入する前に、購入後どうなるかを伝えるか伝えないかの問題です。

仮に、カリモク60の商品ならシートが破れたりひどく汚れてしまった場合、パーツだけ購入できるという大きなメリットがあります。これは業界でもなかなか珍しいことです!

これらを理解した上で、改めてお好きなカラーを優先されてはいかがでしょうか!

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