イームズアイテムを取り扱う上で絶対に外せない、イームズ ラウンジチェア&オットマン。永遠の憧れですよね。
今、おうち時間を応援するキャンペーン中のため、かなりお得にゲットできる期間でもあります。
vanillaではイームズシェルチェアと床を守るためのオプションアイテムとして、グライズキャップを販売しております。vanillaオリジナルアイテムです。
グライズとは、床と接する足先のパーツのことですが、底面にフェルトを貼る方がとても多いことがわかっています。僕も以前は貼っていました。笑
フェルトに粘着テープが付いているあれです。
でもこれ、使っているとだんだん横にズレてきちゃいます。貼り直すには黒く汚れた粘着剤を除去しなければなりません。僕は1年で4、5回貼り直しました。
そこで、貼らずに取り付けるキャップを作成。フェルト付きの。これはフェルトがズレません。
イームズシェルチェア用の他に、カリモク60用も。
そしてついに、ラウンジチェア&オットマン用も作っちゃいました!
ラウンジチェア用5個とオットマン用4個をセットにしたグライズキャップ。サイズが違うので2種類、計9個入りです。
これがあれば、ラグがなくてどこでもラウンジチェア&オットマンに包み込まれることができます!
特にオットマンはグライズの直径がイームズシェルチェアよりも小さいため、柔らかい床で使っていると凹んでしまいます。硬いフローリンなら凹みはしないかもしれませんが、グライズと接していた部分だけテカテカになってくるはずです。
ずっと作りたいとは思っていたのですが、そもそもラウンジチェア&オットマンのご注文は年間で両手両足で数えられるくらい。最小ロットが何年ぶんの在庫になることやら。これについてはイームズシェルチェアウッドベース用のダウェルグライズキャップの記事と同じ思いです。
しかもラウンジチェア&オットマンのグライズは、黒い芯をメタルで覆うという仕様。イームズシェルチェアやカリモク60には見られない2色使い。だからカッコイイのかも。
となると、できるだけ存在感を出さないグライズキャップが必要。
黒で作ると重たく、乳白色で作ったサンプルはチープな印象に。当然透明というアイデアにたどり着きます。
ところが、この素材は透明はちょっと曲者で、柔らかければ透明度が高く、硬くなるほど白濁してしまいます。また、柔らかいほどベタベタした質感に。
ようやく透明度と硬さの最適なバランスにたどりつき、ようやく最終サンプルができました。が、気になる点が1つ。
装着した時の綺麗さにこだわり、変な段差や隙間を作らないようにしました。その影響で、製造工程にちょっとした問題が。
整形後、型から剥がし取りにくいそうです。そのため、冷めないうちに剥がす必要があり、まだ形状が安定しきっていないため、口がちょっと変形してしまうという。
改善するには口を大きくするか、口元だけ厚みを変える必要があるそうで。
でもそれをすると、取り付けた時に不要な段差や隙間ができてしまう。
ラウンジチェア&オットマンの美観を損ねるのだけは絶対に避けたい!
試しに歪んだ状態の物を取り付けてみたところ、幸いにもグライズ本体からテンションを受けることで歪みはほぼ無くなりました。
最初から作り直せば価格がハネ上がる。修正すれば美観を損なう。現状、取り付けてしまえば理想的。
生産効率を考えずにこだわり過ぎたため、素の状態はちょっと歪かしれませんが、取り付けた時の一体感を見ていただければと思います。
ちなみに、これからvanillaでラウンジチェア&オットマンをご注文される方には、グライズキャップをもれなくプレゼントします!
床とラウンジチェア&オットマンを守り、静かに使えるという大きなメリット。マンション住まいの方に絶対おすすめです!