新作ラグ
村上 博
村上 博

vanillaのオリジナルラグは超ロングセラーアイテム。オリジナルアイテムとしてはイームズシェルチェア用シートパッドに次ぐレジェンド的な存在。
僕がvanillaに入った時、すでに存在していました。

時代に合わせて改廃もあり、現状は6種類の展開となっています。廃盤となったデザインも多々。

なくても生活できるラグではありますが、インテリアの印象を大きく左右するのは確か。生活音が静かになるというメリットもあります。

そこで、5月にラグに関する企画を実施しました!
vanillaの新作ラグデザインアンケートです。社内でデザインを募集し、集まった22種類の中から欲しいと思うデザインを3つ選んでいただく内容でした。
インスタやFacebook、メルマガでお伝えし、300件を超える回答をいただきました!たくさんのご協力本当にありがとうございました。

2020vanilla 新作ラグ案
2020vanilla 新作ラグ案

僕らはデザイナー集団ではないので、なかなか思うようにデザインできないもどかしさもありました。そんな中でも一人一人の思いや個性が垣間見れるデザインが集まり、予想以上にドキドキ。
そのラグがあるリビングを思い浮かべながら創造する仕事はとても楽しく、貴重な体験になりました。

人気上位3つのデザインを商品化決定!

さっそく試作品を発注するために糸の色合わせを行いました。

karesansui
karesansui
アフリカ
アフリカ
ゴブレット2
ゴブレット2

配色、面積などを緻密に計算してラグ単体を作品にするというより、どんな家具と合わせ、どんな空間になるかなどを考ええました。インテリアショップスタッフらしい視点のデザインになっていると思います。

進展がありましたらまたご紹介します。お楽しみに!


また、karesansuiに関しては、色数が少ないこともあり、ナイロンラグも作ってみようと思っています!ずっと作りたいと思っていました。
「え?ナイロン?なんか安っぽい響き」と思われるかもしれませんね。笑

karesansuiナイロン
karesansuiナイロン

アクリルラグとナイロンラグの違い

現在vanillaで販売中のオリジナルラグは全てアクリル製の糸を使っています。
また、市場でもアクリル糸が一番多いと思います。それくらいポピュラーな素材と言えます。

アクリルのメリットは、比較的安価で発色の良い色の糸を作れるということ。カラーバリエーションが豊富で、どんなデザインでもほぼ再現できます。
ウールに似た質感なので、ニットにもよく使われています。耐久性もそこそこ高く、コスパの良い素材と言えるでしょう。

デメリットは遊び毛が出ること。(変換ミスで「遊び気」になりそうでした笑)
アクリルラグの糸は、髪の毛よりも細く短い糸を撚り(より)、毛糸のような糸を作っています。そのため、使っていると繊維が抜け、わた埃のようなかたまりが出てきます。これが遊び毛です。

遊び毛の原因となるアクリル繊維とそれを撚ってできた糸

遊び毛は高級ラグとされるウールでも起きます。繊維が短いため、どうしても起きてしまう現象となります。


遊び毛問題を解消できるのが、ナイロン糸です。遊び毛はほぼゼロに近いです。
ナイロンの繊維はとても長いため、しっかり他の繊維と撚られ合い、抜けることがほとんどありません。
また、耐久性も高くヘタりにくいため、ラグに使われる化繊(化学繊維)の中では高級素材に位置付けられています。

ホテルのロビーなど、靴で歩き回ることが多い場所では、へたりにくいナイロン製のカーペットを採用しているのがほとんどです。

ナイロンのデメリットは、色数が少ないこと。着色が難しいようで、発色の良い色は無いに等しいくらい。
また、少しキラキラしていますが、これは少しずつ馴染んできます。
アクリルよりも高価で、3〜4割ほど高くなると思います。

ちなみに、ラグの王様と言えばウールです。
ウールもピンキリですが、素足で踏んでもチクチクしない標準的なウールラグの場合、ナイロンの2倍くらいの価格になるのが一般的。実際は使っているウールの目方(量や重さ)によって価格は大きく変わってきます。


新作はセミシャギーラグ

今回の新作ラグは全てセミシャギーラグとなります。

シャギーラグとセミシャギーラグ
シャギーラグ(モザイクウッド)セミシャギーラグ(ゴブレット)

写真の左側、毛足が長く密度がちょっと低いタイプがシャギーラグ。右の毛足が短く、密度が高いタイプがセミシャギーラグ です。

一年中敷きっぱなしなら、セミシャギーラグの方が過ごしやすくなります。
季節によってラグを交換するなら、冬場はシャギーラグの方が見た目も暖かく、どことなくかわいい雰囲気が人気です。

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