マルニ60に新作カラーが追加となりました!
「60VISION(ロクマルヴィジョン)」を代表するブランドのひとつ「マルニ60」。
そのマルニ60のメインアイテム「オークフレームチェア」が60周年という節目を迎える今年、新たな張り地、新たなフレームが加わることになりましたので、今回はそのご紹介をしたいと思います。
冒頭で触れたオークフレームチェア60周年ですが、正確にはマルニ60オークフレームチェアの原型である「No.79 (みやじま)」の発売から60周年ということになっています。
要所要所が時代に合わせてアップグレードされているものの、ほぼ当時のままのフォルムでオークフレームチェアと名前を変えて今も製造され続けているのですから、これは本当にすごいことです。
その記念すべき年が今年というわけですが、誕生から60年を迎えこれからの新しい時代にもマルニ60のアイテムを愛していただけるような新しい仕様が加わりました。
まずは張り地。
これまで販売されているマルニ60アイテムほぼ全品が対象で4種類の張り地が追加となりました。
■ヒッコリーヘリンボン
広島県で良質なデニム生地を生産されるカイハラデニムの協力のもと、採用されたストライプのデニム生地。かつての主流であった茶色の綿花を原料にし、ヴィンテージ品のような風合いを持っています。V字が連続した織目模様の「ヘリンボン」に「ヒッコリーストライプ」を描いた味わい深い張り布で、織った生地に洗い(ウォッシュ加工)をかけてインディゴの色を少し抜いています。ストライプのコントラストをおさえ、おだやかな色合いと優しい手触りに仕上げられ、さらに洗いをかけたことで色褪せも抑えられた、安心してお使いいただける生地となっています。
■ガルボ
茶、黒、ベージュの同系色の糸を折り重ねて格子模様を描いたチェック柄。コントラストが穏やかで控えめなチャック模様はダークブラウンの色の重なりが調和したコーディネートがしやすい張り布です。縦糸にはモール糸が使われており、クッションシートを上から下になでるとふんわりとしたやわらかい触り心地です。起毛したモール糸で織られた生地は見る角度によってわずかに色合いや艶が変わり、ダーク色のカジュアルな雰囲気を持つチェック模様でも重たくなりすぎない上品な印象を与えます。
■リボン
ステッチのような細い線でグリッド(方眼)を描いたチェック柄です。ウィンドウペンと分類されるこの柄は、清潔感のある上品な雰囲気が魅力です。
布表面は毛羽をわずかにからませ、ふんわりとした肌触りに仕上げられています。その下地をよく見ると、V字が連続したヘリンボンの織目がつけられているのが分かり、ブルーやレッドにあしらわれた織模様は、控え目ながらも気品のあるトラディショナルな印象を与えます。
■オイルレザー
マルニ木工90周年に限定で発売されたオイルレザーがグレードアップして定番商品として採用されました。ピット製法と呼ばれる手法で約1ヵ月間ゆっくりと鞣した革はオイルや染料が深部までしみ込みやすいため、使うほどにやわらかく、色艶は増し、より美しい経年変化が感じられるようになっています。
(ダイニングチェア系・スツールには非対応)
以上が追加となる張り地です。
■ハイバックチェアにウォールナットフレームが追加
ここにさらに今まではオークしかなかったハイバックチェアにウォールナットカラーが追加となりました。
通常のフレームチェアよりも9cm背もたれを高くしたこのモデル、より空間が締まる深いブラウンのウォールナットが加わることで選択の幅が広がりました。
今回、個人的に推せるのはオイルレザーのブルーとウォールナットの組み合わせ。
値段はどうしても上がってしまうのが痛いところですが、それだけ憧れるに足る最高のモノになると感じています。
長年使っていって変化を楽しめるのが木と革の良いところ。
ついた傷さえも思い出として(最初は絶対に凹みますが…苦笑)一緒に成長できるのが魅力の一つだと思います。
これからマルニ60を検討される方はもちろん、すでにフレームチェアをお持ちの方でもクッションのみのお取り寄せも可能ですので、ぜひこれからのマルニ60のある生活の選択肢を広げて考えてみてください!