新しいオリジナル商品はタペストリー
2021年明けから動いている新企画があります。ようやくお伝えできるようになりました!
新しい企画はvanillaオリジナル商品です。
新商品はタペストリー。
厳密に言うとファブリック製ポスターとなります。
以前からご要望をいただいているポスターなどの壁を飾るインテリア。 カベテリア?笑
実は部屋で一番広いのは床でも天井でもなく、壁です。
壁に何もないとちょっと物足りない空間になってしまいます。じゃあ、どんなアートを飾ればいいのでしょう。
OFF ART(オフアート)
人はなぜ部屋にアートを飾るのでしょうか?
その絵が綺麗だから、その絵に込められたメッセージが好きだから。
本当に、それだけでしょうか?
私たちの日常生活で一番触れている物、スマートフォン。
ふと気がつけば、ついついスマホを手にSNS を見ながら友人の投稿にいいね!を送ったり、ネットニュースを読む。
現代では、これを “休憩” と呼んでいます。
私たちは、「何もしないでいること」ができない身体になってきているのです。
人はなぜ部屋にアートを飾るのか?
今回、この問いの新しい答えを提案したいと思っています。
それは、「何も考えないで、ぼーっと眺めるため」です。
実は私たちの普段の生活の中には、元々ぼーっとしている時間はたくさんありました。
朝目が覚めた時、歯を磨きながら、トイレで、通勤電車の中、ランチ後のコーヒーの時間、夕飯を待つ数分、湯船で、寝る前のベッド。
ほんの数分でも、そういう時間があったはずです。
でも今はどうでしょう?
アートは小難しい
一方、アートは小難しいとされ、センスがないと飾れない、ハードルの高い物と思われがちです。
メッセージ性のある物だけがアートではなく、何も知らなくても簡単に部屋に取り入れることのできるウォールデコレーション。家具のようにアートに機能を持たせたいと思います。
コーヒーを飲むとホッとするように、感情のきっかけを作る。
「まぁまぁ、細かいことはいいから、ぼーっとしようよ。」
そんな「OFF ART(オフ・アート)」を今回作りたいと思うのです。
なので、絵を見て理解や解釈をしようとせず、ただなんとなく眺めていただければと思います。
商品名は「botto」
botto (ボットー)と読みます。ぼーっとする、という意味から来ています。
ぼーっとしている状態というのは実は何か一点の物に集中している=没頭(ぼっとう)しているという意味も持ち合わせています。
また近年、ぼーっとする事は脳にとって良い事だと話題になっています。デフォルト・モード・ネットワークとも言われたりしますね!
https://wired.jp/2014/08/22/brain-neutral/
https://studyhacker.net/brain-slumber
アーティストとコラボ
現在アーティストの方にこのコンセプトに合ったアートを描いてもらっています。
今まで見たことがないアートを。
具体的でも抽象的でもなく、フラットな気持ちでぼんやり眺められるような絵を創造してもらっています。
そして、サイズやアーティストを変更しながら続けていく予定です。きっとみなさんが無意識に求めてたウォールデコレーションになると思います!
前述したとおり、ぼーっとするためのアートなので「vanillaだからコテコテのミッドセンチュリー」とはならないでしょう!
ミッドセンチュリーファンにも北欧ファンにも、スタイルに捉われないミッスクインテリア好きな方にも、bottoは良い意味でヌケ感を演出してくれるはずです。
実はインテリアは、キメすぎるよりもこのヌケがあることで1ランクも2ランクもアップします。
ファブリックにシルクスクリーン印刷(捺染)
最終的に、ファブリックに仕上げます。綿100%、テクスチャーの効いた雰囲気のある布です。
シルクスクリーンで1色ずつ、手作業で丁寧にプリント。日本では捺染(なっせん)という技術で、古くからある伝統技法となります。vanillaの近くにある百数十年続く老舗の捺染工場にご協力いただく予定です。
上下にはbottoのためにデザインした木製のハンガーを製作。826STANDARD UNITのディテールを埋め込んでいます。ネジなどは一切使わず簡単に取り付けてぶら下げるだけのシンプルなタペストリーとなります。
サイズは、幅が90cm・60cm・45cmの3サイズ。高さは描く絵によるのでアーティストの方にお任せ!
初回は幅90cmのタイプとなります。
もちろん、紐の色や長さや太さにもこだわりますよ! 肝入りのオリジナルですからね。
なぜファブリックなのか。
一般的にポスターはアルミのフレームに入れて飾るのが多いと思います。高級感があってモダンでかっこいいですよね。
でも、大きくなればなるほど高価になり重くなり、飾る場所も限定されてきます。また、表面のアクリル版が光を反射し、角度によっては主役のアートが見えなくなったり。
賃貸だと引っ掛けるためのフックを刺すのも気を遣いますよね。bottoはフレームが桐なので非常に軽く、全体で1kg以下。抜いた跡が目だたない虫ピンで十分です。
また、vanillaは家具を販売するインテリアショップなので、家具のように経年変化も楽しめるようにしたいと思っています。将来ヴィンテージのような風合いになってくれるだろうと。
逆にいつまでも綺麗に保ちたい場合はフレームから外して丸洗もできると思います。
そんなこんなでファブリックを選びました。
プライスですが、幅90cmで2万円台になると思います!
デビューまでもう少々お待ちください。