vanillaのニイツマです。
先月11月12・13日に那須のoffesso(オフェッソ)で開催しました、特別企画「イームズのかたち展」。早いもので開催から1ヶ月が経ちましたが、このブログでもアーカイブとしてその風景をご紹介させていただきます。
このイームズのかたち展ですが、9月から11月まで開催された日本デザインコミッティー様が主催のもと、松屋銀座様で開催された「第780回デザインギャラリー1953企画展/イームズの正体 Powers of Detail」がきっかけになっています。すでに会期終了となっていますが、こちらのブログでもご紹介していますので、ご興味がある方はぜひ。
早速イームズのかたち展について触れていきたいところですが、実はイームズのかたち展の前に、別な企画を開催しておりました。11月10日に開催された、IIDA(国際インテリアデザイン協会)様主催による那須高原ツアーです。“イームズ”と“宮脇檀”と“アートビオトープ那須”をめぐる旅と題して、offessoもそのツアーに含まれていました。さらにはイームズを読み解くの著者寺原芳彦氏によるセミナーも開かれた、とても贅沢なツアーとなりました。詳細はIIDA様ホームページをご覧ください。
そして、11日にはニイツマ含めたvanillaスタッフも勉強会に参加。インターネットでは出回っていない貴重なお話をお伺いすることができ、改めてイームズが好きになりました。その夜はそのままoffessoからインスタライブを配信。vanillaとハーマンミラーの初のコラボ配信で、寺原先生をゲストにお迎えし屋外で焚き火を囲みながらの貴重な配信となりました。スタッフはそのままテント泊したのはいい思い出です。(先生はホテル泊です)
このようにすでに盛りだくさんな時間があったわけですが、その時間を経て「イームズのかたち展」がスタート。冒頭でお伝えした、松屋銀座様で展示された原寸大の図面パネルがなんとoffessoにも巡回することが決まり、新たに「イームズのかたち展」と題して、皆様にお披露目できる場をご用意した次第です。
事前の申し込み制で開催したイームズのかたち展ですが、おかげさまで数十組の多数のお客様にご来場いただくことができました。那須の山中という、決してアクセスがいいという場所ではない中、遠方からご来場いただけたことは本当に嬉しく思います。
開催は11月12・13日の2日間。12日は終日ずっと恵まれた秋晴れの気持ちの良い日に、13日は薪ストーブが嬉しいような雨まじりの冷えた中での開催でしたが、どちらも那須の季節の変化や自然を感じることができ、offessoならではのゆっくりとした時間となりました。
当日は弊社NONVERSUSの代表のタナカとイワサが皆様をお迎えして、原寸大の図面パネルの展示だけでなく、弊社が所有するイームズのヴィンテージコレクションや、同敷地内にあります宮脇檀が設計した初期のボックスシリーズの内覧会も同時開催。
offesso内では、寺原芳彦氏が所有するイームズの原寸大の図面が並び、その図面を前にして当時のヴィンテージ品も並ぶことで、図面と実際のプロダクトの見比べができる内容となっていました。図面という2D(平面)で見るイームズと、実際のプロダクトとして3Dで見るイームズ。それぞれを見比べることで、イームズが思い描いた「かたち」を感じていただけることができたのではないかと思います。普段は非公開の宮脇檀のボックスシリーズの内覧も、建築好きには堪らない時間になったはずです。
今回はイームズをテーマにした企画となっていましたが、単にイームズ好きだけでなく、「インテリアや建築業界の方」、「那須やアートに興味のある方」、「建築学部の大学生、大学院生」など幅広い方にご来場いただくことができました。皆様それぞれに別荘や家具をゆったり鑑賞されたりと、思い思いの時間の取り方をされてイームズだけにとどまらず、インテリアと建築という大きなテーマで楽しんでいただけたのではないでしょうか。
短い時間ではありましたが、お帰りの際には皆様からここには書ききれない程のありがたいお言葉もいただくことができました。中には代表のタナカに会いに来ましたという方もいらっしゃり、今回の企画を通してインテリアの人と人を繋ぐ役割を改めて感じることができました。また、早くも次回の開催を熱望されるお声もあり、期待にお応えできるかどうかの不安はありますが、私たちも次回どんな企画ができるだろう…と楽しみの気持ちでいっぱいです。
今後も細々とでも企画は開催していこうと思っていますが、那須という自然と宮脇檀建築、そしてNONVERSUSが提案するインテリアが堪能できる他にはない唯一の場所がoffessoです。そんなoffessoでの企画が人と人が繋がるきっかけになっていければ嬉しいです。次回企画を開催する際はこのブログや、オンラインショップ、各SNSでお知らせをさせていただきますので、楽しみにお待ちください。
最後にはなりますが、今回の企画でご来場いただいた方、ご協力いただいた関係者の皆様本当にありがとうございました。この場をお借りして重ねてお礼を申し上げます。