vanilla郡山店のクロサワです。
先日の椅子の回は皆様読んで頂けたでしょうか?かなり歴史的な部分のブログとなってしまったので、歴史の勉強が苦手だったという方には少々読みづらいものだったかなと思います。興味があるけど、まだ読んでいないという方は下記のリンクから是非読んでみてくださいね!
本日は、あの大人気照明のルイスポールセンPH5クラシックホワイトを題材にしたのお話となります!それに加えてなぜPH5がこんなに人気なのかも合わせて追求していきたいと思います。では早速行ってみましょう!
ルイスポールセンとポール・ヘニングセンの関係
1894-1967 ポールへニングセンは、デンマークの女優アグネス・へニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。影と光、グレア、光による色の再現、光の特性を人間の福利に結びつくように利用することは、いまもルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています。
電球メーカーへの挑戦から開発された!?
ポール・ヘニングセンは1958年にPH5を開発しました。それは絶えず白熱電球の形状やサイズを変える電球メーカーへの挑戦でもあったそうです。ヘニングセンは発売当時に下記のような言葉を残していたそうです。
「わたしは運命を受け入れ、ルイスポールセンの承諾のもと、クリスマスライトであろうが金属フィラメントの100W電球であろうが、どんな光源も使用できる PH ランプをデザインした。ただし蛍光管だけは、今の形では長すぎて入らない!」
驚きです!どんどん仕様変えてくる電球に対して、対応できるデザインをもって対抗したということです。蛍光灯に関しては今でも難しいかもしれませんね(笑)でも現在日本で主流となっている電球と言えばLEDですが、きちんと対応できていますよね。これって冷静になって考えてみると、とても凄いことです!
赤と青に隠された秘密
当時の電球(光源)は今のように性能が良いものではありませんでした。人の目は、黄色や緑色の光は明るく感じ、赤色や青色の光は暗く感じます。ヘニングセンは、この暗く感じる赤色と青色をシェードに使うことで、光の感度を抑えることにしました。 そのためPH5を見たときに、眩しくなく、柔らかく感じるというイメージはここからきているのではないかと思います。現在は、光源も進化を遂げ、へニングセンの時代のように赤と青の小さなシェードによる光色の調整が必要はなくなっています。ですので、モノクロームシリーズ(単色シリーズ)などがラインナップに追加されているわけです。ただ個人的には、ルイスポールセンの歴史やヘニングセンの思いを感じるといった意味ではPH5クラシックホワイトを超えるものはないと思っています(笑)
最後に問題です!! PH5の「PH」と「5」の意味は何でしょう??
皆様はこのPH5の「PH」と「5」の意味を知っていますでしょうか?答えは最後に書いておきますので是非挑戦してみてください!
①「PH」の意味は?
②「5」の意味は?
ということで皆様いかがでしたでしょうか?今回はPH5のクラシックホワイトについて書いてみました。これを読めばあなたも照明好きの仲間入りです!1月14日からルイスポールセンフェアも開催となりますので、気になる方は是非ご来店をお待ちしております頂ければと思います。皆様のご来店をお待ちしております!
①Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)の頭文字をとって「PH」です!
②PH5メインシェード(一番大きいシェード)の直径50cmから、十の位の数字「5」の意味です!
皆様正解しましたか?(笑)
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