vanilla別注「ストライプモケット」のフレームチェアを展示しています
インテリアコーディネーターのコヤナギです。
マルニ60のvanilla別注モデル「ストライプモケット」は、おかげさまで店頭でも多くの問い合わせをいただいております。前回のブログでも書いていますが、 ストライプモケットは新時代のレトロモダンを作るべく制作した、当店にて特別注文した限定モデルです。
今回のブログ記事では、店頭でストライプモケットのフレームチェアを接客する中で問い合わせのあったことについて、補足説明させていただきます。
また新たにイメージ写真もご用意しましたので、合わせてご紹介させていただきますね。
オークとウォールナット、どっちがおすすめ?
フレームチェアにはオーク材とウォールナット材の2種類のフレームがありますが、ストライプモケットはどちらのフレームでもご注文を承ることが出来ます。(クッションだけでも注文OKです)
迷う方も多いですが、フレームは現状のお部屋に合わせた色味で合わせれば失敗がないです。北欧系のナチュラル部屋であればオーク、ミッドセンチュリーなど、ミディアムカラー~ダークカラーの木材が多いのであればウォールナットがハマります。
お部屋にまだ家具が少なく、色味を自由に選べるのであればどちらを選んでもいいですが、将来的なお部屋の構成を考えると、木部の色味はできるだけ同じにしたほうがいいので、これから先どんなインテリアにしたいかイメージを膨らませて検討するのがおすすめです。
お手入れは難しい?
ストライプモケットは、その名の通りモケット生地で製作されています。モケットとは、よく電車やバスで利用されるパイル織りの張地。丈夫でお手入れも楽な張地です。一言で言えば、パイル織りの布は毛足が長いため、「素早く拭き取れば、ほとんどの汚れは落ちる」と思っていただいて大丈夫です。
マルニ60に採用されている張地で言えば、新張地のアクアクリーンとゼラコートに次いで、お手入れのしやすい張地です。また、強度で言うと「かなり強い」です。電車やバスで使われるだけあり、耐久性は布地の中でもダントツです。
また、モケットはファブリックの中でも珍しい、経年変化する張地です。使ううちに毛が少しずつ寝てきて、徐々に光沢が生まれてきます。革のように少しずつアジが出てくるので、布地を育てているようでとても愛着が湧くことと思います。
多色の色使いで部屋に合わせるのは難しい?
ストライプモケットは6色のカラーが使われていますので、一見派手に見えます。そのため、「合わせるのは難しくないんですか?」という質問をいただくことがあります。
これ、ズバリ回答を申し上げると「イメージしてるほど難しくない」です。張地に寄った写真を見ると、コントラストが激しく見えますが、実はほぼ同じトーン(色調)で構成されており、落ち着いた色合いなので、お部屋に合わせるのは難しくないのです。
年々、家具を選ぶ基準として「長く使うことが出来るかどうか」というのが重要視されています。家具は高価なものなので当然の要望だと思いますが、長く使う=無難なモノという選択になりがちです。私たちは何よりもインテリアを楽しんでほしいと考えていますので、イームズのチェアのように発色の良い家具や、デザインとしても変わったものを取り入れても良いと考えます。
もちろん、現在のお住まいにちょうどよくフィットさせるための微調整は必要ですが、ちょっとした工夫で充分マッチさせることができますので、迷ったらお気軽にご相談くださいね。
限定品はあとから追加購入できる?
ストライプモケットは今回の限定張地になります。そのため、約1ヶ月程度の期間を持ちまして、販売を終了させていただきます。
マルニ60のフレームチェアは、後から追加したり組合わせを変えたりして使うことのできる、セパレート式構造をしています。まずは1シーター分だけ購入して、お引越ししたら2シーターへと買い足すことも可能です。
今回の張地の場合、それができないのでは?と思われるかもしれませんが、回答としては「ご購入されたお客様は、張地が廃盤にならない限り追加での制作が可能」です。ただしその都度お見積りになりますので、張地の供給メーカーやマルニ木工の状況によっては、現時点での販売価格とは金額が異なる可能性がありますので、その点のみご了承いただけますと幸いです。
販売は5月7日(日)まで
ストライプモケットは、2023年5月7日(日)までの販売となります。今回の限定品は1ヶ月ほどの販売期間しか設けておらず、次回生産の予定もありませんのでどうかお早めにご検討ください。
また、vanilla宇都宮・vanilla郡山の実店舗のどちらにも展示がありますので、どうぞお近くの店舗まで実物を見にお越しください。