納品事例:一枚板ローテーブル
vanilla郡山店のクロサワです。
今回は存在感のある一枚板をご紹介します。
無垢材で家具を選ぶ時に様々な木材がありますが、ウォールナット材も人気のある木のひとつでありますね。チーク・マホガニーと共に世界三大銘木のひとつにも数えられる材となり、その深く美しい木目は高級材として評価の高い木材として知られています。
今回納品させて頂いた天板はW2000×約D700~800の天板をローテーブル仕様でお使いになるとの事で、ステンレスで脚をオーダーしていただきました。天板の奥行きがあまりないので圧迫感がなくすっきりした印象です。
郡山店ではブラックの脚で展示していましたので対照的に軽やかな仕上がりとなり、グレーのラグが反射しまるで宙に浮いている浮遊感すら感じられます。
節や割れにはレジンや契り(ちぎり)が入る場合があり、それもまた同じものがなく木目同様に個性となります。季節によって湿度に差のある日本においては、多少の割れや反りとも上手に付き合って経年変化を楽しんでいきたいですね。
経年変化を楽しんでいただくには、あまり神経質になる必要はありませんが時々オイルやワックスなどでお手入れしていただく必要はあります。とは言え難しく考える事はなく、季節の変わりめ(乾燥する時期の前など)や日々の水拭きで表面が乾いていると感じる時にお手入れすればしっとり感が蘇ります。傷についてはサンドペーパーで木目に沿って削り、木くずをふき取った後にオイル・ワックスメンテナンスをすれば表面的な浅い傷と汚れは綺麗になくなります。グラスやお皿の底で付いてしまった輪ジミに関しては、深く浸透すると削り取る事が難しくなりますのでコースターやマットをお使いになる事をお勧めします。綺麗に気持ちよく使うのもいいですし、反対に傷やシミを良いアジとして気楽に使っていくのもいいものですので、お好みに合わせて長く付き合っていただければいいですね。
今回のお客様もそうでしたが、眼に入ってきた時に一目惚れされる方が多い印象があります。一枚として同じものはなく一生モノの出会いとなりますのでこれから特性理解していただきどんどん育て上げていただきたいです。