既存のゴブレットマグとの比較
村上 博

ゴブレットマグが登場して5年目。少しずつご注文が増え、今では入荷待ちの人気商品にまで成長しました。皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
ただ、あまりにも製造が難しく供給面が全く追いつかない状況となっております。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。現在もたくさんの方にお待ちいただいている状況です。

そんな中、実は1年くらい前から動いていることがあります。新しいゴブレットマグの企画です。
先日、ようやくその原型が手元に届きました。

陶磁器は窯に入れて焼くことで一回り小さくなります。それを見越して原型は10%ほど大きく作られます。既存のゴブレットマグ比較するとこの通り。実際の仕上がりはゴブレットマグより小さくなります。
隣り合わせた時の曲線はいい感じでフィットしています。

ゴブレットカップ
初回原型は手の馴染みは上々

手の馴染みもかなりいい感じ。一見するとイメージ通りなのですが。
ちなみに新しいタイプは「ゴブレットカップ」と命名。何ヶ月も「ゴブレットマグSE」として開発コードのよう使ってきましたが、既存のゴブレットマグのPart2のような位置付けにするのは嫌でした。ちゃんと単体で価値を持ったプロダクトを生み出したいと思っています。

既存のゴブレットマグとの比較
既存のゴブレットマグとの比較 石膏の原型は大きく作るもの

ぽってりとした分厚いマグに対し、ちょっと薄手で上品な印象を持たせたのでカップにしようと。

新作ゴブレットマグ(SE)の案
新作ゴブレットマグ(SE)の案
新作ゴブレットマグ(SE)と既存のゴブレットマグとの関係性

この原型を使って量産するための型を作るのですが、原型が思った通りの形にならないと前に進みません。
また、以前も記事にしましたが、品質を安定させるという大きな改善点も必須。

ということで、舐めるように原型を見回し、手垢が付くくらい触りまくり細かな修正点がいくつも出てきました。
原型を作ってくれた職人さんには本当に申し訳ないのですが、諸々修正をお願いしている最中。神は細部に宿ると言いますし、我が師チャールズ・イームズもこだわった細部の集まりそのものがデザインなんだと言ってましたし。

どうでもいいことですが、石膏のちょっと冷たくてサラサラした質感、少し力を入れたら壊れてしまいそうな儚さ、なんとも言えないくらい愛らしいです。できれば手元に残しておきたいですが、修正依頼をするため即返送しました。そんな詫びしい感じもなんかイイ。(大丈夫か自分)

初回原型のハンドル
初回原型のハンドル

ここでは詳細に触れませんが、今回の修正点が解消されるとかなり印象が変わると思います。

初回原型のハンドル上から
初回原型のハンドル上から

実はこのゴブレットカップのフォルム、既存のゴブレットマグを作った時に最後まで迷ったもう一つの候補でもありました。それを5年かけてブラッシュアップ!(すみません。本当は直近1、2年だけです汗)

作りたいのは安くて便利なものではなく、見るたびに使うたびにキュンとするもの。コーヒー好きがコーヒー好きのために作る、コーヒーをもっと好きになるカップ。誰かに贈りたくなるようなアイコニックなカップなのです。
そしてできるだけたくさんの方に使っていただきたいので、製造の安定も欠かせない目標となっています。

また進展があったら書こうと思います。

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