今回はアーロンチェアの「遊び(あそび)」についてご紹介したいと思います。アーロンチェアのレバーや、可動部で少しカタカタと動くアレのことです。
そもそも遊びとはなんぞや?という話ですが、レポート提出前の学生さんがよくお世話になる(かくいう私もそうでした 笑)Wikipediaにはこのように書かれています。
遊び (工学)
工学における遊び(あそび)とは、機械や装置の操作を行う機構(ユーザーインターフェイス/マンマシンインタフェース)に設けられる、操作が実際の動作に影響しない範囲のこと。あるいは、接合部(→接合法)などに設けられた隙間や緩み。
出展:遊び – Wikipedia
車を運転される方はご存知かと思いますが、ブレーキやアクセルペダルを踏んだ際に何も反応しない少しの範囲があると思います。あれが上述で言うところの「操作が実際の動作に影響しない範囲」の遊びと呼ばれるもの。
「接合部などに設けられた隙間や緩み」に関しては、鉄道のレールがあえて隙間を設けているのと同じで、安全上のために設けられた余裕と考えてください。
その遊びですが、可動箇所の多いアーロンチェアにも各所に設けられています。
試座をされたことがなく、購入後初めてアーロンチェアにおかけになる方から「座面がぐらつく」「レバーがカタカタする」といったお問い合わせをいただくことがありますが、多くはこの遊びであることがほとんどです。
今回主だった遊びのある箇所を動画にまとめてみましたので、これからアーロンチェアを検討される方も、今アーロンチェアをお持ちの方もぜひご覧ください。
まずは座面。
横から見た際に、ほぼ真ん中のあたりが固定され、前後で天秤のように動いていますが、お問い合わせいただく内容としてはここが一番多いように思います。
次はレバー類。
今回は分かりやすいアーロンチェア クラシックの座面昇降レバーをご覧いただきます。
カチカチと音がしている範囲では昇降動作は働きません。この範囲を超えてレバーを引っ張ると上下昇降が作動します。
最後に座面と座面下のチルトボックスをつなぐ箇所。
こちらはアーロンチェア リマスタードとクラシックで形状がかなり異なります。
具体的な場所としては下の画像で赤線で囲まれた部分です。
アーロンチェア クラシックは曲線がつけられたパーツ、リマスタードは座面フレーム下部とチルトボックスをつなぐボルトに遊びが設けられています。どのような動きをするかは動画をご覧ください。
今回の撮影のため当店に展示していた全てのアーロンチェアを確認したところ遊びが設けられていました。遊びはアーロンチェアを安全に動作させるための、通常の仕様となるためご安心してお使いいただければと思います。
とはいえアーロンチェアは高額なもの。個体差がある上に、遊びの範囲は数値としてハッキリと設定されているわけではありませんので、ほんの少しの疑問でも不安に思われることと思います。
もしお手持ちのアーロンチェアの遊びが仕様かどうか迷われた際は、お気軽に当店までお問い合わせください。
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