セイルチェアで赤富士
サガワ
サガワ

あけましておめでとうございます!いよいよ2018年がスタートしましたね!
今回はお正月に合わせてセイルチェアを赤富士に見立てみました。
ちなみにこのセイルチェア、同社のアーロンチェアと比べられることの多いハーマンミラー社製のワークチェアですが、今回は具体的にどんな所がアーロンチェアと違うのかをご説明したいと思います!

ハーマンミラー社 セイルチェア

●そもそもセイルチェアとは?ハーマンミラー社 セイルチェア

セイルチェアとはイームズアイテムやアーロンチェアで知られるハーマンミラー社のエルゴノミクス(人間工学)に基づいて作られた同社内最もローコストなチェアの名前です。徹底したコストダウンを目標に製品化し、アーロンチェアの下位モデルでありながらも同等の機能を装備しています。

セイルチェアのデザイナー:Yves Behar(イヴ・べアール)氏
セイルチェアのデザイナー:Yves Behar(イヴ・べアール)氏

デザイナーはスイス生まれ、サンフランシスコ在住のYves Behar(イヴ・べアール)氏。 ハーマンミラーは彼に、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。
そこでベアールは、まず「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインすることからスタート。サンフランシスコを自分のホームタウンと呼ぶ彼が、市内で最も有名な建造物であるゴールデンゲート・ブリッジを眺めた時、吊り橋の原理をチェアに応用できないだろうか」とひらめいたのです。

特徴的なYタワー
特徴的なYタワー

セイルチェアはコンピューター上で設計されたのではなく、何度もスケッチを繰り返し、数多くの試作品が作られた末に、ようやく理想のデザインにたどり着きました。 そして「セイル」という名前の由来ですが、チェアを横から見ると、帆船の帆に見えてきませんか。この独創的なデザインへのインスピレーションの元となった橋の下を通過する帆船を連想させること、さらに、このチェアの革新的なYタワー構造の「Y」にちなんで、「sail」の「i」を「y」に代えて「SAYL」と表記するようにしたことが名前の由来となっています。

●アーロンチェアとはどう違う?価格差は?

アーロンチェアリマスタードとセイルチェア
アーロンチェアリマスタードとセイルチェア

冒頭でも触れた通り、同じハーマンミラー社製のワークチェアであることから、アーロンチェアとセイルチェアは比較されることが多々あります。 基本的には同等の機能を備えた2つのチェアですが、まず価格が大きく異なります。

アーロンチェア リマスタード・・・¥186,840(税込)
セイルチェア・・・・・・・・・・¥75,600(税込)
※2018年1月時点の最安値モデルの価格です。

価格に関してはセイルチェアが「手頃な価格帯のチェア」という前提でデザインがされていることもあり大きく差があります。

リクライニング範囲、前傾チルトの操作レバー(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)

●アーロンチェアと機能面でどう違う?リクライニング範囲、前傾チルトの操作レバー(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)

今回比較したアーロンチェアは2016年にリリースされたアーロンチェア リマスタード。このアーロンチェアはセイルチェアよりも後発のモデルとなっており、セイルチェアに用いられた機能が搭載されており、ほぼ共通の構造をしている部分もあります。
そのひとつがリクライニング範囲と前傾チルトの操作レバー。つまみかダイヤルかの違いはありますが、基本的に つまみ/ダイヤルの角度と背もたれの角度が連動する直感的に操作が可能な仕様になっています。

上下昇降レバー・リクライニングの硬さ調整ダイヤル(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)
上下昇降レバー・リクライニングの硬さ調整ダイヤル(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)

着座時の右手側に配置されている上下昇降レバーとリクライニングの硬さ調整ダイヤル。上下昇降はレバーの上下、リクライニングの硬さはダイヤルの回転・という点で操作性に大きな差はありませんが、アーロンチェアリマスタードでは上下昇降レバーが座面真横に配置されているため、独立した機能であることがより明確にわかります。

腰のサポートには大きく違いが(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)
腰のサポートには大きく違いが(左:セイルチェア/右:アーロンチェア)

仙骨をサポートするポスチャーフィット、さらに腰椎をサポートするランバーサポートがアーロンチェア リマスタードではポスチャーフィットSLとしてどちらもサポートできる構造になりました。 セイルチェアはその特徴的なフォルムの背もたれがポスチャーフィットに近い働きをするようなアーチを描くように設計されているため、ポスチャーフィットという部位名は存在しません。※ランバーサポートはオプションで追加が可能です。

セイルチェアは多くの体型をサポートさせるために座面がスライドします

●アーロンチェアは3サイズ展開、セイルチェアは1サイズセイルチェアは多くの体型をサポートさせるために座面がスライドします

アーロンチェアとセイルチェア、この2つのチェアで大きく異なるのはサイズ展開の有無。
アーロンチェアではAサイズからCサイズの3サイズ展開、セイルチェアは1サイズ展開となっています。 流石に3サイズ展開ともなるとアーロンチェアのフォローする体型は身長140cm前後から200cm、体重は40kg台から159kgまでと別格の幅広さとなっています。
とはいえセイルチェアも対荷重は158kgと見た目からは想像できないタフさと、さらに座面の奥行き調整の機能を備えており、こちらも多くの体型をカバーします。

三次元曲線を描くセイルチェアの背もたれはフレームを持たないエラストマー材(硬いゴム)の単体パーツ

●動ける椅子か、サポートする椅子か三次元曲線を描くセイルチェアの背もたれはフレームを持たないエラストマー材(硬いゴム)の単体パーツ

基本的に座っている間も人は動いています。
椅子に座った状態でも自由に動けるのであれば、動くことによって血流が良くなり、体内に多くの酸素が取り入れられ、脳が活性化される、人間の身体と動きに完璧にフィットするチェアを目指して生まれたのが2008年にハーマンミラー社が発売したエンボディチェアです。

エンボディチェアはアーロンチェアのデザイナー ビル・スタンフがアーロンチェアの上位モデルとして設計したワークチェアで、アーロンチェアがいわば姿勢を動かないようにするチェアだとすると、それとは逆に椅子に座りながら体を自由に動かせるという画期的なものでした。

セイルチェアはそのエンボディチェアの考えに近いデザインで、フレームレスの背もたれは微細な体の動きにも柔軟にフィットするフレックスさを備えています。ここはアーロンチェアと大きく異なる点のひとつですね。

●コストパフォーマンスはハーマンミラーアイテム随一

上位モデルのアーロンチェアに比べると高級感は劣りますが機能はほぼ同等、アーロンチェアよりも安価。そして12年保証付き。
コストパフォーマンスはハーマンミラーアイテムの中でも随一と言えるかもしれません。

これは私の見解ですが、アーロンチェアとセイルチェア、それぞれこんな方にオススメをします。

セイルチェア=複数台購入したい/個性的な椅子を置きたい/機能性は欲しいけど予算を抑えたいといった方
アーロンチェア=象徴的な椅子を置きたい/No.1の椅子に座りたいといった方

ワークチェアは使う頻度の高い椅子ですから、自分の中で満足・納得のいく物を選びたいですよね。

もしアーロンチェアセイルチェア、はたまたエンボディチェアミラ2チェアなど、ハーマンミラー社製ワークチェアでお悩みになられた際は、当店までぜひお問い合わせください。

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