テレビ台の選び方
テレビの平均サイズが年々大きくなっているようです。
2014年のデータでは34.6インチだとか。
今のテレビは近くで見ても鮮明なので、同じ空間でも大きいタイプを選ぶ人が増えているようです。インチ数ってちょっとでも大きい方を選びたくなりますよね?男の見栄なんでしょうか(笑)
ちなみに最適な視聴距離は「画面の高さ×3」だそうです。
これ、僕も自宅で試してみましたが、とてもじゃないけど眩しくて疲れてしまいます。4倍以上離れて見てちょうどいいと感じています。
個人差でしょうね。
仮に40インチの一般的な液晶テレビは、画面の高さが約50cmのようなので、最適な視聴距離は150cmとなります。
40インチを小柄な大人一人分の距離で… う〜ん…。
僕はサングラスをかけたいくらいです。
さて、本題のテレビ台についてです。
テレビ台を選ぶ時の最初の基準は何でしょう。
やっぱり1番はサイズではないでしょうか。横幅ですね。
では、そのサイズ決める基準はとなると、最低限テレビ本体より大きいことが必要です。
テレビとピッタリ同じ幅でもちょっと違和感があるかもしれません。
電気屋さんで使っているテレビ台(AVラック?)、あちらは限られたスペースでできるだけたくさんのテレビを展示するために最小限の物を選んでいるので、そんな風に思ってください。
というのも、人間の目は末広がり(下に行くほど大きくなる)に安定感を感じるものです。
土台が大きい方がドッシリとした安定感を感じます。
色で言えば、重力に合わせて下の方が重い(濃い)カラーになる方が自然な印象を感じるはずです。
某価格の比較サイトではテレビの売れ筋No.1が40インチのようなので、それで考えてみたいと思います。
40インチ液晶テレビの外寸幅はだいたい90〜95cm前後のようです。
テレビ台を30cm大きいものにしても120cm〜125cmとなります。
もちろん、もっと大きくないとイヤと感じる方はお好きなだけ大きくしてください。大きい分には問題ありません。
ただ、テレビ台が大きくなるほど部屋は狭くなることを忘れずに。結果、その壁1面が占有されてしまうかもしれません。
テレビのサイズとソファまでの距離が近すぎないかをよく確認し、そこから最低限必要なテレビ台のサイズを考えた方がいいでしょう。
ちなみに、テレビとテレビ台のサイズのバランスについてはこちらで書いています。
実際の視聴距離を考えずに選んでしまうととても見づらくなってしまいます。また、見た目のバランスも「見栄張っちゃったのかな?」とう感じになってしまいます。
なので、もしテレビを買い替える際は、
空間サイズ → テレビサイズ → テレビ台サイズ
の順に決めていけば失敗しないと言えます。
テレビ台の両側にある程度余白をつくり、観葉植物で柔らかいラインを加えたり、飾り棚や本棚を置いてお気に入りのオブジェを飾ったり、フロアライトを置いたりすれば、AV機器だけの無機質なエリアではなく、ちゃんとしたインテリア空間となって馴染みます。
ちなみに僕の場合、テレビ台の両サイドに80cmずつ余白を残しているので、大きめのモンステラとイームズのヴィンテージシェルを1脚置いています。読みかけの雑誌や、テキトーに折り畳んだブランケットなどが無造作に置かれている状態です。
テレビ台は大容量の収納を備える物が多いですが、テレビの直近まで物を取りに行くというより、ソファの近くに別の収納がある方が快適じゃないかなと思います。
テレビ台はテレビやAV機器だけ置いて、収納を兼用しないと割り切って考える。
大きな箱物(収納家具全般をくくる業界用語)をドン!と1つ置くのではなく、必要な場所に必要なサイズの家具をいくつか置く方が、結果快適なインテリアになると思います。
そんな考え方から、オススメは826STANDARD UNITのTVボードです。
必要最小限の収納力のため、かなりスッキリしています。