マスターウォール ワイルドウッドダイニングテーブル オイル仕上げの木サンプルを使って実際のメンテナンスと同じようにメンテナンスをしてみました。
マスターウォール ワイルドウッドダイニングテーブルのオイル仕上げは木の質感、あたたかみをそのままに感じることが出来ると言った魅力がある反面、傷や汚れが付きやすいと言った特徴もあります。
ですがマスターウォール ワイルドウッドダイニングテーブルはウォールナット無垢のオイル仕上げなのでメンテナンスを施すことで新品同様にまで戻すことが出来ます。
では実際に木のサンプルにひっかき傷を付けてみます。
左がウレタン塗装仕上げ、右がオイル仕上げになります。
若干ではありますがオイル仕上げの方は傷が浮き上がって見えます。
ではいよいよメンテナンスを開始。
まずは傷のあった所にサンディングを行います。
マスターウォールの専用メンテナンスキットにあるサンドペーパー(#240)を使い、傷の周りを含めて木目に沿ってサンディングをしました。
全体的に白くなりました。
サンディングしたことで出た木屑を取り除きオイルを塗布して行きます。
専用のウェスにオイル(カルデット)を含ませオイルをまんべんなく塗り込んで行きます。
この際、木目に沿って刷り込むようにすると馴染みやすくなります。
この時点で既にオイル仕上げは馴染んできています。
余分なオイルはオイルを塗り込むために使ったウェスとは別に乾いた布で拭き取ってください。
オイルを刷り込んだら3時間ほど放置して乾燥させます。
3時間経ち表面が乾燥したらサンドペーパー(#320)でザラつきを優しく取り除きます。
この際、ヤスリはこすりつけると言うよりは撫でるようにするのがコツです。
サンディングを終えたら、新しいウェスにオイル(ビボス)を含ませて木目に沿って刷り込むように拭きあげます。
3時間ほど放置すれば完了です。
ここまでの行程でオイル仕上げと同じようにメンテナンスを施したウレタン塗装ですが、メンテナンスをしてもさらに傷が悪化してしまい全体的に白くなってしまいました。
表面のウレタンがサンディングによって傷ついてしまったことにより白くなってしまっています。
こうなってしまったウレタン塗装はたとえオイルを塗り込んだとしても傷が目立たなくなることはありません。
ウレタン塗装は素人の手では修復することが出来ず、職人の手によって修復をするしかありません。
今回は意図的に引っ掻き傷を付けてオイル仕上げとウレタン塗装のメンテナンスの比較をしてみましたが、オイル仕上げはデリケートな分メンテナンスが必要など手間がかかるのも事実です。
ですがメンテナンスをすればご家庭でもこのように新品同様に復活させることが出来ます。
ダイニングテーブルでは食事だけでなく子供が勉強したり、来客をもてなしたりなど使う機会が非常に多いものです。
使う機会が多い分傷などが付くリスクも非常に高くなります。
またコップや食器などをウレタン塗装のテーブルに直接置いて使っているとうっすらと引っ掻き傷が付きます。
ウレタン塗装の家具は長年使用して行くとどうしても表面に細かな傷がつき、うっすらと白く変色することがあるようです。
ウレタン塗装の傷はメンテナンスを重ねたオイル仕上げの傷とは異なり少し汚らしくなってしまう場合もあるほどです。
普段のお手入れの手軽さはウレタン塗装が勝りますが、長く・キレイに使い続けられ・将来的に味が出てくる「オイル仕上げ」はやはり魅力を感じます。
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