アーロンチェア | 8Zペリクルとは
前回の「アーロンチェア | ポスチャーフィットSLとは」に次いでアーロンチェア リマスタードの機能紹介第2弾。
今回は8Zペリクルについてです。
まずはペリクルという張り地についてご説明。
アーロンチェアの素材(サスペンションマテリアル)には「ペリクル」と呼ばれるメッシュ生地が用いられています。これはデュポン社の協力によりアーロンチェアのためだけに設計、デザインされた体圧分散に優れた素材です。
通気性のある独自な構造で熱をこもらせず、アーロンチェアの名前の由来である「エアロ」を体現させています。
※エアロ (aero):「空気・空中・航空」などの意味を持つラテン語接頭辞アエロの英語読み。
ちなみに体圧分散に関してですが、実際どのようなところで作用しているかご存知ですか?少し体験してみましょう。
起立した状態でまず自分のお尻のやや下あたりに手を当てます。そしてそのまま手を挟んだ状態で椅子に腰掛けると左右一箇所ずつ硬い出っ張りが出て来ると思います。これが坐骨と呼ばれる骨盤の中で最も出っ張っている部分です。
ここが長時間硬い所に座っていると、お尻の肉を圧迫して痛くなったり血流が阻害されることになります。
ハーマンミラーの定義では「快適とは不快感を感じさせないこと」としており、アーロンチェアはそのハーマンミラーが描く快適性を強く意識した作りになっています。
さて、ペリクルに話を戻しましょう。今回のアーロンチェアリマスタードでは既存のペリクルをさらに改良、テンションを横方向に背中を4つ、座面を4つの計8つのゾーン(zone)に横割りし、負荷がかかる場所に合わせて張り地の強度を変えた8Zペリクルになりました。体圧を部位によって調整、座った際の安定性や姿勢の矯正力が向上し、快適さと人間工学的なサポートを最も必要とする場所へもたらします。
最も柔らかいゾーンは「ソフトゾーン」と呼ばれ、背もたれでは肩甲骨周りの動きを阻害しないように、座面では骨盤が沈み込むような張りに設定されています。
その次に柔らかいゾーンは上の写真で言う「安定」のゾーンで、ここは「スタビライズゾーン」と呼ばれます。ソフトゾーンより一段テンションが強く、背もたれでは腰を包み込んで安定させ、座面ではソフトゾーンで骨盤が沈み込むため座面奥に向かって傾斜が付き、スタビライズゾーンの方がやや高くなるようになるため座ったときに安定します。
最も硬い部分は、背もたれでは骨盤を押し出し仙骨をサポート、座面は先端の張りを硬くすることで、クラシックアーロンチェアで使用していたバナナ型のクッションを廃し、部材を減らしてよりスマートに。
そして見た目にも変化が。
クラシックアーロンチェアではクラシックカーボン/タキシードブルーブラック/ウェイブプラチナ /クラシックジンク/タキシードホワイトゴールドの5種類がメインラインナップですが、リマスタードでは編み込みのパターンを共通化、各フレームカラーに合わせた専用カラー、グラファイト/カーボン/ミネラルの3種に厳選されています。
様々な組み合わせを選べたクラシックアーロンチェアも魅力的でしたが、「このフレームカラーにはこのカラーのペリクルのみ!」と割り切っているリマスタードも、これはこれで選びやすくて良いですね。
アーロンチェアリマスタードになり、一目ではわからない変化が盛り込まれた「ペリクル」なのでした。
ちなみにここからは、スタッフの独り言と思って読んでいただければ幸いなのですが、アーロンチェアのグラファイトカラーですが、リマスタードとクラシックは基本的に同じ名前で同じ色合いのはずなのですが
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リマスタード、明るく見えないですか?
フレーム表面のザラザラがリマスタードになって若干小さく(実物を触った個人的感想です)なったせいなのか、それとも面積の大部分を占めるペリクルの色味に目がつられるのか、私にはどうしてもリマスタードのグラファイトが明るく見えるんですよね・・・
とはいえ、近くでフレームだけ並べてみるとほとんど差がないようにも見えます。実際のところどうなんでしょう・・・表面を削って調べるわけにもいかないし、これからは「気持ち明るく見えるような気がします。※あくまでも個人的意見・感想です。」と答えるようにしようか迷うところです。
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