イームズチェアは今さら?
もういいや感は日本だけ
いろんなところで見かけるようになったイームズチェア。ウェブでも数え切れないほど落ちていますよね。
ちょっと古いかも、もう飽きた、今さら…
そんな風に思われるのも必然かもしれませんね。でも、これほど長く露出され続けている椅子って、実は超レアです。海外でイームズは今どんな評価なのか、新築でダイニングチェアを迷っている方にお伝えしたいと思います。
日本ではハーマンミラーが販売する権利を持っていますが、ヨーロッパではイームズといえばvitra(ヴィトラ)。ヨーロッパ全域でもイームズは長い間露出され続けています。まさに今、この瞬間にも。
イタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典、MDW2019(Milan Design Week 2019)でもこんな展示がありました。
ヨーロッパでは、vitraの売上の約半分がイームズチェアのようです。
そりゃこんな展示ができちゃいますよね。多分イームズの孫、デミトリオス氏も現地でこれを見ているはず。さぞ、感動していることでしょう。
飽きられるどころか、ますます注目が高まっていることがわかりますね。古くもなければダサくもない、僕はそう思っています。
さらに、今活躍中のデザイナーやスタイリストという、いわゆるプロの方々もイームズチェアを今もなおリスペクトしていることがわかります。
ただ、vanillaの商品ページはちょっと古さを出しているかもしれませんね…。反省してます。
ホワイト・ブラックもいいけれど
僕らは長年イームズチェアを販売していますが、最近は定番のホワイト・ブラックの他に人気上昇中のカラーがあります。
スパローです。落ち着いたベージュと言いますか、クラフト紙っぽい色合いですね。
靴でもTシャツでもホワイトやブラックは持っておくべき定番と言えますね。
今でも言うのかなぁ、白物家電。洗濯機とか冷蔵庫とか。ほぼ白ですよね。
実は家具の業界でも白黒が一番選ばれやすいという実態があります。それは、それを選んでおけば間違いなから。逆に、それ以外の色の合わせ方を教えてくれる人がいないからかもしれません。
絶対ホワイトじゃなきゃいけない場合は別ですが、とりあえずホワイトでいいやと思っている方、スパローもおすすめです。
色の明るさで言うと最も明るいのは白、最も暗いのは黒。0か100かの両端だけで選択するより、中間色も選択肢に入れることは一味も二味も違う結果を生み出すことになります。
例えば、スニーカーの真っ白な靴紐を淡いアイボリーに替えてみると全く違う印象になります。
特にスパローは日本の住環境には馴染みが良く、木のフローリングや木製家具との相性が抜群です。もちろん、カリモク60のアイテムとの相性も文句の付け所がないくらいです。センスの良さを感じさせるカラーと言えるでしょう。
だから、vanillaではイームズチェアのスパローを少しだけ在庫を持っています。
また、vanillaでは床の傷防止と、静かでスムーズな移動を目的としたグライズキャップをオススメしています。これはvanillaのオリジナル商品。
市販の貼り付けるフェルトは必ずズレてしまってベタベタになりますよね。
これはイームズチェアのグライズと呼ばれる、足の先端パーツに被せるだけのオプションアイテムです。スニーカーソックスのようなもの!笑 発売以来たくさんのイームズファンに大好評です。