vanilla郡山店のクロサワです。
本日は前回のブログの最後に記載しました、カリモク60別注ロビーチェア「オールドグリーン」に隠されたコンセプトをお話ししていきたいと思います。
緑色のソファって…
僕が個人的にイメージしている緑のソファって、なぜか応接間のイメージがあるんですよね。黒ではなく緑なんです。多分ですが、僕のイメージする応接間って「大正ロマン」から来ているんだと思います。大正のインテリアは要所要所に緑が使用されていたりするので。昭和になってくると黒皮のソファの応接間って感じがします。大正って僕生まれてないのに懐かしいと感じてしまうのは何故なのでしょうね?(笑)
応接間という部屋
先ほど「応接間」というワードが出てきましたが、ここ数十年で全然聞かなくなりましたよね。と言いますか、応接間がある住宅がないですね。昔の人は「応接間」という来客専用の部屋を用意して、来客があるたびにそこで対応していたそうですが、現代ではもう応接間という概念すらありませんね。それも年々住宅が狭くなっていき、お部屋の確保というのが難しくなってきているのが一番の理由だと思いますが…
リビングを応接間に
では現代において「応接間」とはどこのエリアを指すのでしょう。多分ですが普通の一般住宅でいうとダイニングルームが多いのではないでしょうか?お客様が来た時にお茶を出す、友人が来た時にお話しする場所って大体ダイニングでしていませんか? でも僕はあえてリビングルームを応接間兼用にすることをお勧めします!それはなぜか!
①家族が好きな家具であること(こだわりの家具を選ぶ=リビングが適している)
②お客様も長い時間ゆったり出来る
この2点を理由にリビングルームでの応接をお勧めしたいのです!自分が好きなソファに座ったお客様に「このソファ良いですね」なんて言われたら嬉しくないですか?僕だったら…にやけます!(笑)
カリモクロビーチェアの当時
カリモクのロビーチェアはその昔、日本住宅がまだ和室がメインで洋式が少しずつ浸透しつつあった時代に応接間の家具として重宝されていました。今ではカリモク60としてブランド化されてリビングの主役といった感じですが、当時は本当に一般家庭の応接間や役所などの家具としてがメインだったのです。「リビングソファ」として「応接間」という考え方に原点回帰する。これが2つ合わされば、僕の提案したいものになると思いました。
いかがでしたでしょうか?今回はオールドグリーンの隠れたコンセプトをお話ししました。今度は実際に実物をご紹介できればと思っておりますので、最後までお付き合いお願いいたします!