マルニ60でお馴染み!ミナペルホネンの隠れた魅力
こんにちは。サトウです。
マルニ60でお馴染みの生地「ミナペルホネン -dop-tambourine-」。
vanillaではたくさんのソファを取り扱っていますが、特にマルニ60は選べる張地が豊富で、中でも「ミナペルホネン -dop-tambourine-」はブランドの象徴的な生地です。決して安いとは言えませんが、その価値は世代を超えてたくさんの方々に愛されてきました。
タッチの心地良さ、独自の模様が織りなすデザイン、職人が細部まで心を込めて製作した生地「ミナペルホネン」の魅力について語っていきたいと思います。
皆川明が想う100年後
ミナペルホネンは、デザイナーであり創設者でもある皆川 明(ミナガワ アキラ)が誕生させた日本の服飾ブランドです。ブランドを始めた時、皆川さんが紙に書いた言葉は「せめて100年続くブランド」でした。
1995年に「ミナ」として誕生したこのブランドは、2003年に「ミナペルホネン」に改名。
ブランド名の「ミナ」はフィンランド語で「私」、「ペルホネン」は「蝶々」を意味します。ミナペルホネンの衣服を身に纏う人々には「私」を解放し、自分らしく過ごすことができるようにとの願いが込められています。
ミナペルホネンのスタートはファッションブランドでした。その後インテリアなどの生活全般にわたる幅広い分野での活動を始め、ブランド名にもある通り、まるで美しい蝶が羽ばたくように瞬く間にブランドの範囲が拡大していきました。
デザインを通じブランドの未来のためにできることを常に想像して活動しているのが、ミナペルホネン。ものをつくる過程において個性を大切にして生まれてくるアイデアやひらめき、手仕事の技術を心から重んじ、つくることも使うことにも喜びをもたらしていきたいとミナペルホネンは考えています。
ミナペルホネンの”dop-tambourine”
ミナペルホネンといえば、マルニ60のフレームチェアで定評のある生地”dop-tambourine”。
両面モールスキンのダブルフェイスで織り上げられている生地”dop”は、使い続けるうちに表面の糸が摩擦されていき裏面の色が現れる特性を持ちます。これは劣化ではなく時間をかけて変化したものを長く愛用できるようにデザインされています。
“dop” はイタリア語の“doppio” =「ダブル」に由来。
ダブルフェイスの生地は裏表で異なる表情を見せるため、どちらも表として捉えられるところが特徴です。
”tambourine(タンバリン)”は2001年秋冬に初めて披露されて以来、ミナペルホネンの代表的な柄のひとつとなっています。細かいドットの刺繍が集まり輪を描いていますが、円は完璧な形ではなくフリーハンドで描かれたもので、ドットの配置は均等ではありません。遠くから見れば同じように見えますが、よく見るとそれぞれドットの刺繍や形状に微妙な違いがあります。これは人の体が左右対称ではないように、私たちにとって不均一な形が自然であるという考えに基づいています。目は無意識にその自然な特徴を受け入れ、それが心地よく感じられます。タンバリンのドットもこの感覚の中にあります。
生地に採用されたモールスキンは、表面が薄く起毛された厚めのコットン生地です。
耐久性にも優れ、なめらかで柔らかい肌触りが魅力ですが、その美しい状態を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
生地を長持ちさせる裏技
毎日座るソファーの座面は長年使用していくうちにどうしてもへたりが出てきてしまうもので、やはり気になるのは持続性、メンテナンス方法。
これはミナペルホネンの張地の話に限らないですが、マルニ60の背座クッション(フェザークッション)は定期的なお手入れとして、ポンポンと軽く叩くようにとお伝えしています。叩くことで中のウレタンが反発を起こし、多少のへたりは改善されて元の弾力に戻ります。
また、月に1~2回は通気性の良いところで陰干しをしてください。
羽毛が空気を含み、フェザークッションの柔らかな機能が持続します。
悩みに悩んで選んだお気に入りのソファなら、長く愛用していきたいですよね。
その為には正しく定期的なお手入れは必要不可欠です。
イメージ広がるインテリアシーン
最後に、ミナペルホネン dop-tambourine の張地を施したフレームチェアのインテリアシーンをご覧ください。
ソファーの間にサイドテーブルを設置することで空間を効果的に活用できます。
リモコンや箱ティッシュ、読書用の書籍などを置いて、機能的なエリアを作り出すことができますね。
飲み物やお菓子を片手にリラックスした時間をより快適に過ごせます。
オットマンも置いたら足を伸ばして優雅なおうち時間を満喫できますね。
イエローに観葉植物などのグリーンが合わさるとかなり映えて見えます。
なんだか落ち着く色の組み合わせですね。
更にタンバリンの丸が並んだデザインが可愛らしさを際立たせているように感じます。
フレームのウォルナットはダークカラーで一気に引き締まったイメージを感じます。
インディゴの落ち着いたカラートーンはウォルナットととても相性が良いですね。
グレーで揃えて2シーターのフレームチェアとスツールを。
スツールは使う場所を問わないので急な来客も安心して迎えられますね。
上記でご紹介したものと少し似ていますが、こちらは間にサイドテーブルではなくシェルフを挟んでみました。シェルフだと収納の幅が広がりますね。センターテーブルが無くても快適に生活できそうです◎
ミナペルホネンはdop-tambourineに限らず何十種類も超える張地を製作しています。
そのひとつひとつはこだわりを持ち作られており、すべて唯一無二のような存在です。
あなたもきっとお気に入りが見つかるかもしれません。
ぜひ調べてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。