わたしのコレ第7回「知恵の輪 はずる」
第7回目のわたしのコレは、郡山スタッフ村上のゴツい知恵の輪「はずる」についてです。
解くは知恵の輪、戻すはパズル。aikoもハマった鉛の塊
知恵の輪のと聞くと、針金を曲げただけのようなもっと華奢なものを想像しますが、これは随分ゴツいですね!
子供の頃は華奢な知恵の輪もやってましたよ!でもちょっと力を入れると曲がって取れてしまうので、せっかく自力で解けてもちょっと怪しまれたり。
はずるというシリーズはそんな力技が通じず、だからこそやり甲斐があるってもんよ!と思っています。最初は息子が1個買ってきて、僕がハマってしまいました。
3年くらい前まではキャストパズルという名前でしたが、改名されて「はずる」に。覚えやすくてちょっとおもしろい響きになりましたね。
知恵の輪というより、鉛の塊立体パズルです。解いたらクリアじゃありません、戻すまでがはずる!解く時は知恵の輪、戻す時はパズルといった二度楽しめるところが魅力だと思います。
でも一度クリアしたら放置になりません?
想像力をフルに使うのは最初だけかもしれませんが、はずるにはその造形美にファンがいるくらいなので、フォトジェニックなオブジェになります。
僕もあちこちに置いたりしています。たまに撮ってインスタやTwitterにアップしたり。
イジっている時のちょっと重量感のあるカチャカチャ音も好き。今話題のASMR的なリラックスできる音です。以前ラジオで歌手のaikoさんも「ごっつい知恵の輪の、見た目と音が好きやねん」言ってました。わかってる〜 笑
ズッシリとした美しい塊なのに、遊べて音も良い。惹かれすぎます!
美しく不完全な造形がもたらす快感たるや
子供向けのおもちゃと思ってましたが、大人のファンも多いんですね?
むしろ大人の方が多いはず!作者のロマンを感じます。
閃いた時の興奮、それが当たって解けた時の達成感がとてつもない快感。
普通はいきなり解きに走りますが、僕はまず、じっくり隅々まで眺めて作者の意図を探ります。バラバラになるいうことは、ある意味不完全。つまり、どこかに必ず「なぜこうなっているんだろう?これは無い方が美しいのに」と感じるポイントがあります。そこにギミック(はずれる仕掛け)のヒントが潜んでいます。
それを探し出し、なぜそうする必要があったのかを解き明かすのがめちゃくちゃ楽しい!作者と対決しているような感覚です。
何も考えず偶然に解けることもありますが、それは全く嬉しくない!そんな時は例外なく戻しに苦労します。笑
ネットで探せばきっと答えもありますよね?見たくなりません?
ありますね〜、回答動画。あれは本当に苦しい人のための救済措置であって、僕にとっては閲覧注意の動画。絶対に見ません。
だから、最長で3ヶ月くらいかかったものもあります。1日1時間ほど格闘し、ダメなら視界から隔離、違う切り口を妄想します。そのまま数日触らないことも、お風呂でいじることもあります。苦しいと思う時は焦りがある時で、なぜ焦る必要があるのかと思うと苦しさは消えますね。
とくに最高難易度の☆6のものは長期戦覚悟ですね。その分、クリアした時の快感たるや。
ただ、☆6は作るのも難しいようで、9種類しかありません。もちろん、全部持ってます。笑
気がつけば30個以上持ってますがそれでも全ラインナップの半分。基本デザイン重視(塊感のある見た目)で選んでいます。簡単なものでも造形が美しかったり、ギミックがおもしろそうなものは買ってしまいます。今の悩みは美しく収納するケースが無いこと。
美容室のウェイティングや飲食店の待ち時間にこれがあったらいいかもしれませんね!戻せなくなったら僕に言っていただければ、戻しに伺いますよ!笑
はずるのメーカー公認(?)のサンプル戻し隊の隊員をしていますから笑(半分本当)
いつか、自分のオリジナルのはずるをvanillaだけで販売したいと思っています!
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わたしのコレとは…
自分が実際に使っていて、いいなとおもうもの。壊れたり、なくなったら同じものを買い直してしまうもの。廃番になったら買い置きしそうなもの。
インテリアショップの垣根を越えて、お客様に素直に「これいいですよ!」 と教えたくなるものを毎週連載する企画です。題して、わたしのコレクション→略して「わたしのコレ」
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