わたしのコレ第33回「スタンダードチェア 」
第33回目のわたしのコレは、郡山のメンズライクスタッフ五十嵐のスタンダードチェアです。
野暮ったいカッコ良さから名前を知った
大人ですね〜。いつから好きでした?
実はスタンダードチェアを知ったのがここ数年のこと。
友達の家に食事に招待されて行った時、初めて出会いました。名前も知らない椅子に一目惚れ。笑 座面の先端が下に曲がっていてすごく座りやすかったこともあり、ずっと頭の隅に残っていました。何の椅子か聞けば良かったなぁと。
数年後、私がvanillaで働くことになった時、その友達からvanillaで買ったスタンダードチェアだよと聞かされ超ビックリ。
なんて運命的な話!毎日見るようになってどうでしたか?
私がvanillaのスタッフになった時は展示はなく、数ヶ月後に運良く展示スタート。知識も加わり、ますます好きになりましたよ。プライウッドにスチールという異素材の組み合わせ、オークにブラックというコントラスト。カッコつけてないんですよね。寧ろ、ちょっと野暮ったいと思うことも。(あくまでも私の主観)
でもそれが逆に凄くカッコ良くて。カッコつけていないカッコ良さ。
悶々と2年くらい悩み、先にプルーヴェの雑誌を買って気持ちを盛り上げてから決心しました!2回払いで。笑
そのままが好き、使っている自分が好き
確かに、シブさが魅力かも。どこで使っていますか?
実家の自分の部屋にあります。部屋が狭くテーブルがないので、ベッドサイドでakariを乗せてナイトテーブル代わりに。部屋が広くなったら、ちゃんとダイニングチェアとして使います!
私の場合、ほとんどのデザイナーズチェアは座面高が高いです。でも、自分の体に合った椅子はちょっとカッコ悪いと感じてしまって…。座っていない時間の方が圧倒的に長いから、デザイン優先と考えています。ちなみに、斜め後ろから見た姿が一番のお気に入り!
ユーザーだから言えるリアルな感想を教えてください
私のスタンダードチェアは、オークの木目がちょっと荒々しく個性的。でも逆にそれがお気に入りでもあります。
フラットに見える座板は、実はお尻の部分がほんのわずかに凹んでいて体にフィットします。粋!
強いて言うなら、重いこと。
Yチェアのように片手でひょいっと持ち上がりません。でも引きずりたくないから掃除の時は両手で移動します。フェルトを貼るとズレてベタベタになるから嫌。というか、私は基本、何も手を加えたくないです!笑
何より、これを持っている自分、これに座っている自分が好き。笑
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わたしのコレとは…
自分が実際に使っていて、いいなとおもうもの。壊れたり、なくなったら同じものを買い直してしまうもの。廃番になったら買い置きしそうなもの。
インテリアショップの垣根を越えて、お客様に素直に「これいいですよ!」 と教えたくなるものを毎週連載する企画です。題して、わたしのコレクション→略して「わたしのコレ」
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